5月26日に東京・LIQUIDROOMにてライブイベント「TOKYO BLACK WHOLE vol.1」が開催された。
「TOKYO BLACK WHOLE」は
Talking Headsの「Born Under Punches (The Heat Goes On)」をBGMに、まずはハバナイと大森がステージに登場。2組はイベントの幕開けを宣言するように、「Fantastic Drag」をハイテンションなステージングで披露した。そのままハバナイ単独のライブに移ると、彼らは「ファウスト」「フォーエバーヤング」とメジャーデビュー前に発表した代表曲で一気にフロアの熱気を高めていく。一方で「ビューティフルライフ」「僕らの時代」では、退廃的でありながらもロマンチックな世界観を表現した。そんな中後半、浅見北斗(Vo, Key)は、2017年からおよそ5年間にわたってギタリストを務めた、中村むつおがこの日のライブをもって脱退することを発表した。中村はラストナンバー「Blood on the mosh pit」でステージ中を絶え間なく飛び回り、メロディアスにギターをかき鳴らして最後のパフォーマンスを彩った。
2番手を務めたトリプルファイヤーはシマダボーイ(Per)、
トリを務めた大森は、アコースティックギターのみの弾き語り形式でスタンバイし、イベントタイトルの元ネタになった「TOKYO BLACK HOLE」でライブをスタート。新曲「天獄ランキング」を挟み、「レディースクリニック」と「パーティドレス」は交互にマッシュアップするようなアレンジで演奏した。さらに「hayatochiri」演奏の途中では「音楽を捨てよ、そして音楽へ」の歌詞「音楽は魔法ではない」を一瞬歌ったと思いきや、そのままシームレスに「死神」へと移行。弾き語りならではの即興スタイルが積極的に展開された。「ハンドメイドホーム」の途中、大森は「時代に評価されながら私はやることをやる。それをただ見てくればいい、東京の地下に」と観客たちに語りかける。終盤に差し掛かるとさらに楽曲は複雑に組み合わせられていき、「アイドルを辞める日」では「音楽で会いましょう」という歌詞から「音楽を捨てよ、そして音楽へ」のワンフレーズ「音楽は魔法ではない」へとスムーズに移り変わる場面もあった。そして「stolen worID」の最後では「ミッドナイト清純異性交遊」の「街の匂いとか 全部教えて」という一節を「街の匂いとか ここで光らせて」に変えて引用。「TOKYO BLACK WHOLE」に込められた思いを示し、本イベントの第1回を締めくくった。
「TOKYO BLACK WHOLE vol.1」2022年5月26日 LIQUIDROOM セットリスト
Have a Nice Day!
01. Fantastic Drag(feat.
02. ファウスト
03. Are you ready?(suck my dick)
04. フォーエバーヤング
05. Fallin Down
06. わたしを離さないで
07. ビューティフルライフ
08. 僕らの時代
09. Blood on the mosh pit
トリプルファイヤー
01. 面白いパーティー
02. お酒を飲むと楽しいね
03. 本物のキーホルダー
04. Jimi Hendrix Experience
05. 人生を変える言葉
06. バー
07. 相席屋に行きたい
08. ギフテッド
大森靖子
01. TOKYO BLACK HOLE
02. 天獄ランキング(新曲)
03. レディースクリニック~パーティドレス
04. 夕方ミラージュ
05. ミッドナイト清純異性交遊
06. VOID
07. hayatochiri~音楽を捨てよ、そして音楽へ
08. 死神
09. Rude
10. ハンドメイドホーム
11. あまい~即興~アイドルを辞める日~音楽を捨てよ、そして音楽へ
12. stolen worID~ミッドナイト清純異性交遊
大森靖子🌏 @oomoriseiko
写真いっぱいとセトリあるよ!
はやくまたやりたいね💖
https://t.co/qbo75bBeEy