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本作は、アーサー・コナン・ドイルによる小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの1編「バスカヴィル家の犬」をモチーフとしたミステリーエンタテインメント作品。“人を襲う不気味な魔犬”の伝説がささやかれる島を舞台に、犯罪コンサルタントの誉獅子雄と元精神科医の若宮潤一が、ある誘拐未遂事件の犯人捜索に奔走する様子が描かれる。2019年放送のドラマ「シャーロック」に引き続き、フジオカが獅子雄を、岩田が若宮を演じた。
劇場版での獅子雄と若宮の関係性を尋ねられたフジオカは「リモートバディですね」と回答し、「遠隔でやり取りをしながら事件を解決していく、新しいアプローチが前面に出てきています」と説明。ひさびさの撮影であったことを受けて岩田は「ブランクがあったはずなんですけど、最初の段階からすんなりと若宮に戻ることができて。(フジオカとの)あうんの呼吸がまだ生きていたなと感じました」と振り返った。またフジオカは“相方”である岩田について「岩ちゃん(岩田)の母性本能をくすぐる技術も進化しました」「普段は思慮深い岩ちゃんですが、若宮としていろいろうまくいかない姿がかわいいんですよ。自分の中にも母性があるんだなあと思いましたね」と話し、会場を沸かせた。
物語の舞台となる蓮壁家のリフォームを担当する冨楽朗子を演じる広末は、撮影を振り返り「やっぱり犬(とのシーン)が大変でしたね。階段を上がる場面で犬が登ってこれず、何度もやり直しました。私と岩ちゃんさんは相当息が切れているシーンだったので、酸欠になって倒れるんじゃないかと思いました」と回想。岩田は「本当に大変でしたね。広末さんは優しくて、ずっとワンちゃんに声をかけてリラックスしたムードを作ってくれました」と語った。
最後にフジオカは「キャスト1人ひとりが持つ物語、文脈が緻密に重層的に組み込まれています。最低でも2回くらいはひっくり返されると思います。ぜひ劇場でご覧ください」と本作の魅力を紹介した。
「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」は6月17日より全国の映画館で公開される。
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「バスカヴィル家の犬」完成、ディーン・フジオカは相方・岩田剛典に母性本能をくすぐられる https://t.co/nB6RdtlNz2