渡邉は2015年8月、17歳のときに櫻坂46の前身である欅坂46に1期生として加入。4月6日にリリースされた櫻坂46の4thシングル「五月雨よ」の活動期間をもってグループを卒業する。5月21、22日には東京・国立代々木競技場第一体育館にて彼女の卒業コンサートが控えている。そんな渡邉の卒業メモリアルブックは北海道と沖縄で撮影された彼女の写真のほか、メンバーとの対談や写真、さまざまなゲストを迎えてのコラボ企画、私物紹介などを詰め込んだ盛りだくさんの内容となる。
彼女は本書について「私の意見を優先していただき、やり残したことがないと胸を張って言える作品になったと思います」と大満足の様子。「抱きしめたくなる瞬間」というタイトルは秋元康が複数挙げた候補の中から自ら選んだとのことで、「これまで活動してきた時間を愛おしく感じて、ほっこりと心が温まるような作品にしたいという思いを込めて選びました」と語った。
メンバーとの対談や撮影のテーマは渡邉自身がメンバーごとに考案。櫻坂46のキャプテンである菅井友香との撮影は、2人がずっと「行きたいね」と言いつつ実現できていなかったという温泉旅行をテーマに行われた。渡邉は菅井との撮影を振り返り「シャボン玉を吹いたり、トランプやおもちゃで遊んだり、本当に旅行みたいでした」と顔をほころばせる。またメンバーとの対談で印象に残っていることとして、お互いの第一印象や今の感情を伝え合った場面を挙げ「特に1期生とはお互いの印象を改めて話す機会もあんまりなかったので、『こんなふうに思ってくれてたんだ』と心にジーンと来くることもありました」と打ち明けた。
卒業メンバーを見送る側から、見送られる側になることの心境を尋ねると、渡邉は「センターをやらせていただいた4thシングルのカップリング曲『僕のジレンマ』で、整列したみんなの間を私が歩いて行く振り付けがあるんです。そういった振り付けから『私、卒業するんだな』と少しずつ実感してきています。残りの時間を楽しく過ごして、いざ卒業の日を迎えたときに心からやりきったと思えるようにしたいです」と思いを語る。卒業後の生活や活動のイメージについては「まだ想像できていなくて不安もあるんですけど、いろんなことに挑戦したいです。“ピカピカの1年生”状態になるし、何か知識を身に着けたり、勉強や読書に時間を使うのもいいなと思います」と意欲を見せた。
櫻坂46のメンバー卒業コンサートが行われるのは、欅坂46時代を含めても今回が初。コンサートへの思いを問うと、渡邉は「私たちもファンの皆さんも、櫻坂46の卒業コンサートというものが、どうなるのかわからない部分があると思います。内容は皆さんに楽しんでもらうことを大切にしながら模索しているところです。卒業後はライブをすることはないと思うし、歌って踊ることも限られてくると思うので、しっかりアイドルを満喫したいです」と意気込んだ。
卒業後の櫻坂46にどんなグループになってほしいかという質問に、渡邉は「欅坂46から櫻坂46になるタイミングでも卒業は考えたんですが、自分が責任を持って携わることによって、自分もグループも成長できたらいいなと思って続けたんです」と改名当時を回想。そのうえで「この1年でなんとなく土台と言うか、櫻坂46のイメージを少しずつ確立できたんじゃないかと思います。だからこれからも欅坂46の“強さ”を継承しつつ、少し開放された部分や、女性らしさ、大人になったような部分を、皆さんに知っていただけたら」と語り、続けて「卒業後はファンとしてみんなのことを応援していきたいと思っています」とメンバーにエールを送った。
彼女は最後にファンへ向けて「これまで7年間応援してくださってありがとうございます。この卒業メモリアルブックで、これまでの活動や思い出を振り返りながらも、私自身の未来を明るく感じてくださったらうれしいです。写真集要素がありつつ、読み物がありつつ、ファッション感覚で楽しんでいただける部分もあるので、じっくりじっくり見ていただいて、日々抱きしめながら生活していただければと思います」とメッセージを送った。
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tmi 📌 check pinned! @toomuchidea
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