KANA-BOONは3月30日にリリースしたニューアルバム「Honey & Darling」を携えて、4月15日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)、23日に大阪・NHK大阪ホールでライブを実施。4月1日に新メンバーの遠藤昌巳(B)が加入したKANA-BOONにとって、本公演は新体制初のライブとなった。
大きな拍手に迎えられてステージに登場した4人は、ニューアルバムの収録曲を次々とパフォーマンス。「Re:Pray」では希望をはらんだ4人の晴れやかなサウンドが場内いっぱいに広がり、「Torch of Liberty」では遠藤がステージ前方に出て心弾むような躍動感のある音を鳴らした。
メンバー紹介で遠藤の番になると、オーディエンスからひと際大きな拍手が彼に送られ、ステージ上では遠藤とメンバーが改めて握手を交わした。谷口鮪(Vo, G)は、KANA-BOONのライブでサポートべーシストとして約2年間活動してきた遠藤のことを「僕たちをサポートし続けてくれて、なおかつ俺たちが17歳のときからの付き合いで、KANA-BOONのことをよく知ってくれているんです」とファンに紹介。シャイだという遠藤はオーディエンスに向かって「どうもKANA-BOONの遠藤です。よろしくお願いします!」と言葉少なげながらも元気よく挨拶した。
谷口が「俺にはかけがえのない存在がたくさんいて、大事にしたいなって思うし、なくしたくないなって思うし、消えてしまえば寂しい。アルバム『Honey & Darling』はそういう気持ちがたくさん詰まったアルバムです。その中からひと際特別な歌」と前置きをして歌い始めたのは「alone」。大切な人に向けて「君はどこにいる」と問いかける感傷的な歌とアコースティックギターのサウンドが場内に切なく響きわたる。「スターマーカー」では跳ねるリズムに合わせてオーディエンスが一斉に左右に手を振った。アルバムのリードトラック「メリーゴーランド」では4人のピュアなサウンドに乗せて、日々を生きていくまっすぐなメッセージがオーディエンスの心に寄り添うように届けられる。4人は最後まで楽しげに演奏を繰り広げ、肩を組んでおじぎをして新体制後初のライブを終えた。
KANA-BOON presents「Honey & Darling」-Tokyo Honey, Osaka Darling-(※終了分は割愛)
2022年4月23日(土)大阪府 NHK大阪ホール
KANA-BOON Gt 古賀 隼斗 @kanaboontuna
最高だった。 https://t.co/R15UfUvW5K