「WACK合同オーディション2022」スタート！候補者＋WAgg総勢32名に待ち受ける過酷な試練

2022年3月20日 23:46 843 8 音楽ナタリー編集部

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音楽事務所WACKによる合宿型オーディション「WACK合同オーディション2022」が、本日3月20～26日に開催されている。この記事では3月20日の初日の模様をレポートする。

「WACK合同オーディション2022」参加者

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WACKにはBiSH、EMPiRE、BiS、豆柴の大群、GANG PARADE、ASP、WAggらが在籍。破天荒なプロモーションで話題となり、昨年にはBiSHが「NHK紅白歌合戦」への出場を果たすなど、世間からの注目度が高まっている。WACK加入を目指して候補者が奮闘する「WACK合同オーディション」ではこれまでにもさまざまなドラマが生まれたが、今年はどんな展開が候補者たちを待ち受けているのか。

「WACK合同オーディション2022」

候補者

シラ・ネイ / マイ・ガ・ドクソン / MUTEKi EMPiRE / キムラメミキ / ゴゴ・バーディン・ゴゴ / アユナC / イチャモリ / ギャ・フン / オキタユア / ハナコグミインク / サトー・ムセンシティ部 / ナ後 / ジギー / ドーウシロ・ユリ / デデデD / ノナ3 / タンタン / チャントキンモー / オブオブオブ / カナエデーモン / シミズ・カエデ / FUTURE EMPiRE / モチルダー・シングル / ヘドロ / PAST EMPiRE / ヒカナ・ナウカナ？ / 火星からきたネズミ

WAgg参加メンバー

サアヤイト / 愛 / YUiNA EMPiRE / アイナスター / ベル・ナルド

渡辺淳之介（WACK代表）［拡大］

「WACK合同オーディション2022」初日の歌唱審査の様子。［拡大］

今年の審査対象となるのは候補者27人と、WAggメンバー5名の合計32名。15時過ぎにニコニコ生放送での生配信がスタートし、WACK代表・渡辺淳之介は候補者一同に「これからみんなは18歳。WACKの一員として扱う」と伝えた。緊張した面持ちの候補者は早速、渡辺が視線を光らせる中で歌唱審査へ。昨年の「WACK合同オーディション2021」でWAgg入りを果たしたベル・ナルド（WAgg）が、歌唱審査のトップバッターを飾り、BiS「STUPiD」を歌唱した。その後、参加者はWACK所属グループの代表曲の中から1曲を選び、続々とワンコーラスずつ歌唱。ASP「拝啓ロックスター様」を歌う者が多い中、2年ぶりの合宿参加となるサアヤイト（WAgg）や候補者の数人がBiSH「プロミスザスター」を選び、候補者のモチルダー・シングルは歌唱審査で第1期BiSの楽曲「primal.」を歌唱。最後にステージに上がったYUiNA EMPiRE（WAgg）が「拝啓ロックスター様」を歌い、審査は終了した。渡辺は早速チーム分けを発表。19:00からのパフォーマンス審査ではEMPiRE「MAD LOVE」を課題曲に、WAggチーム、サトー・ムセンシティ部チーム、アユナCチーム、イチャモリチーム、デデデDチーム、オキタユアチームという6組に分かれて審査が行われる。

渡辺淳之介とアユナC。［拡大］

渡辺淳之介とイチャモリ。［拡大］

候補者たちが合宿中に自分の殻をいかに破れるかが、例年のオーディションにおけるポイントの1つになっている。そんな候補者たちの声に耳を傾けるため、パフォーマンス審査までの時間に渡辺による個人面談が行われた。渡辺は「なぜWACKのオーディションに応募したのか」「どのグループに入りたいのか」「将来どんな存在になりたいか」といった基本的な質問を候補者に投げかけた。この面談では昨年のWACKオーデに続いての参加となるPAST EMPiREと初参加のFUTURE EMPiREが姉妹であることが判明。またマイ・ガ・ドクソンは質問を受けていくうちに言葉に詰まり、何も言えないまま時間が過ぎてしまった。さらに昨年のWACKオーデに参加した経験を持つイチャモリは、昨日3月19日に行われた全員面接で合宿参加の権利をもぎ取る執念を見せるも、渡辺から「去年から変わってない」と指摘された。なお渡辺は面談を振り返って「グッとくる候補者がいない。いつもなら1人はいるんだけどな」と嘆きつつ、顔面のビジュアルについてはジギー、PAST EMPiRE、ノナ3が好みだと明かした。

「WACK合同オーディション2022」夜のパフォーマンス審査の様子。［拡大］

「MAD LOVE」を課題曲としたパフォーマンス審査がスタート。WAggチーム、サトー・ムセンシティ部チーム、アユナCチーム、イチャモリチーム、デデデDチーム、オキタユアチームが順番にパフォーマンスを披露した。WAggは昨年加入したベル・ナルドを含め、定期公演「WAggs」で身に着けた経験を生かし、終始笑顔でパフォーマンス。各チーム完成度にバラつきがある中、1位にはアユナCチームが選ばれ、WAggは5位という結果に終わった。渡辺は「WAgg以外は五十歩百歩」と言い放ってから、「皆さん、改めて何しに来たんですか？面談でもみんな『WACKには個性的な人がいる』と。今ほとんどの人たちが自分に嘘をついてるんですよ。それだと続けられない。今日『誰かが落ちる』って言いましたよね。このパフォーマンスで納得できてる人いますか」と厳しい意見を候補者にぶつけていく。「WACKなんてブランド力ないですよ。WACKに入ったら、合宿に来たら、何かが変わる。そんなことないですよ。ほとんどの人がダンス未経験で歌もやってない。でもじゃあなんでやりたいことなのにやってないのって思うわけ。君たちはここで変わればいいと思うから、この7日間くらい真剣にやりませんか？自分に素直になりませんか？音楽をやる、WACKでやるんだったら杓子定規な答えはいらないことを知ってるでしょう？今のところ誰も欲しいと思わない」と持論をぶつけていく。そして「俺も本気でぶつかりたい。本気でぶつかって、こいつと仕事したいと思うやつとしかしたくないから、できないなら帰って」と終止、辛辣な意見を口にした。

またWAggのアイナスターはパフォーマンスを振り返り、「普段支えてくださっているスタッフさんやお客さん、周りの観てくれているすべての方への感謝の気持ちとWACKが大好きな気持ちを込めました」とコメント。すると渡辺は「伝わりませんでした。WACKに入って活動してるなら、圧倒的なものを見せなきゃいけなかった。負けないでやろうみたいな気迫すら感じなかったですよ」とWAggメンバーに発破をかけ、全体に向けて「（アイドルに）なろうとしない人以外、なれないですよ。なってくださいよ！誰でもいいよ。ここのスタッフを魅了してくださいよ。それがアイドルになるってことでしょ。自分のことばっかり考えるなよ。人のことを考えてよ」と述べて、審査を終えた。

3月20日（日）19:30 パフォーマンス審査（課題曲「MAD LOVE」）

1位アユナCチーム

アユナCチーム［拡大］

アユナC / PAST EMPiRE / ギャ・フン / ジギー / オブオブオブ / モチルダー・シングル / カナエデーモン

2位デデデDチーム

デデデDチーム［拡大］

デデデD / ヘドロ / マイ・ガ・ドクソン / ドーウシロ・ユリ

3位イチャモリチーム

イチャモリチーム［拡大］

イチャモリ / チャントキンモー / タンタン / ゴゴ・バーディン・ゴゴ / シラ・ネイ / シミズ・カエデ

4位オキタユアチーム

オキタユアチーム［拡大］

オキタユア / 火星からきたネズミ / MUTEKi EMPiRE / ヒメカ・ナウカナ？

5位 WAggチーム

WAggチーム［拡大］

サアヤイト / 愛 / YUiNA EMPiRE / アイナスター / ベル・ナルド

6位サトー・ムセンシティ部チーム

サトー・ムセンシティ部チーム［拡大］

サトー・ムセンシティ部 / キムラメミキ / ノナ3 / FUTURE EMPiRE / ハナコグミインク / ナ後

「WACK合同オーディション2022」3月20日夕食の様子。［拡大］

審査終了後は夕飯の時間。今回の合宿で最初の食事は、先ほどの渡辺の意見を反映してか、全参加者のごはんにデスソースが入っていた。デスソースの有無に関わらず、30分以内に食べきらないと減点となるため、候補者は頬を紅潮させて涙を流しながらごはんをほおばった。そんな中、あまりのからさにギャ・フンら数人は時間内に完食できなかった。21:00を過ぎ、食堂でニコ生の視聴者投票、スタッフ投票、メンバー投票、パフォーマンス審査の結果を総合した、この日のランキングが発表された。ニコ生視聴者による投票は、渡辺が自身のTwitterアカウントに投票フォームを投稿してから5分間のみ受け付けられ、その合間にPAST EMPiRE、タンタンら数人がニコ生のカメラに近付いて自己PRをした。集計を待つ間、ニコ生ではWAggメンバーへの投票も行われ、サアヤイトが1位となった。さらにアユナCから渡辺に「最近、WACKの活動でこれ失敗だったなってことはありますか？」と質問。渡辺は「めっちゃある。しかも言えないことが多くてヤバい。最近だとある女の子と旅行に行って、写真を撮られてしまって謝りました。それは公になってるので言えました。これは本当に皆さんも肝に銘じてほしい。出たときに誰も守ってくれませんので自己責任でお願いします。年頃の女の子ですから、あると思うんですけどね。報道が出るとわかってから2、3日の間は生きた心地がしなかったのでおすすめしないっす」と週刊誌報道を振り返る。さらに「一緒に仕事をしたい人はどんな人？」という質問を受け、自らの仕事論について熱く語る場面もあった。

投票結果はアユナC、イチャモリ、PAST EMPiRE、デデデD、タンタンの5名に比較的多くの票が集まった。そして脱落者はハナコグミインク、火星からきたネズミ、チャントキンモー、ヘドロ、キムラメミキの5名。この5名の希望者は明日3月21日早朝6:25スタートにスタートするじゃんけん対決に参加し、勝てば救済され、オーディションに継続参加できる。2日目の昼の課題曲はBiS「primal.」。振り付けはオリジナルでもアレンジでもどちらでも構わないとのことだ。明日の候補者たちはチームおちんちん、チームおまんじゅう、チームおしり、チームうんち、WAggの5組に分かれて、パフォーマンス審査に臨む。

ニコニコ生放送視聴者投票結果

1位アユナC 1588票
2位イチャモリ1327票
3位タンタン997票
4位デデデD 928票
5位 PAST EMPiRE 842票
6位オブオブオブ 393票
7位ノナ3 282票
8位 MUTEKi EMPiRE 276票
9位ジギー 215票
10位ドーウシロ・ユリ 196票
11位ゴゴ・バーディン・ゴゴ 182票
12位マイ・ガ・ドクソン 167票
13位カナエデーモン 137票
14位モチルダー・シングル 114票
15位サトー・ムセンシティ部 113票
16位シミズ・カエデ 111票
17位ヘドロ 110票
18位オキタユア106票
19位チャントキンモー 104票
20位キムラメミキ 92票
21位 FUTURE EMPiRE 91票
22位ナ後 78票
23位ヒメカ・ナウカナ？ 58票
24位ハナコグミインク 55票
25位シラ・ネイ 49票
26位ギャ・フン 44票
26位火星からきたネズミ 44票

総合ポイント結果（確定版）

1位アユナC 37P
2位タンタン 32P
3位 PAST EMPiRE 31P
4位イチャモリ30P
5位デデデD 29P
6位オブオブオブ 28P
7位 MUTEKI EMPiRE 24P
8位ドーウシロ・ユリ 22P
8位ジギー 22P
8位ノナ3 22P
11位カナエデーモン 21P
11位ゴゴ・バーディン・ゴゴ 21P
13位モチルダー・シングル 20P
14位マイ・ガ・ドクソン 18P
15位シミズ・カエデ 16P
15位ヘドロ 16P
17位サトー・ムセンシティ部 14P
18位オキタユア 11P
19位チャントキンモー 10P
20位ヒメカ・ナウカナ？ 8P
20位キムラメミキ 8P
21位ギャ・フン 7P
21位シラ・ネイ 7P
22位キムラメミキ 6P
24位 FUTURE EMPiRE 5P
24位ナ後 5P
24位火星からきたネズミ 5P
27位ハナコグミインク 3P