ライブイベント「ライブナタリー “
「ライブナタリー “Creepy Nuts × WANIMA”」はライブナタリー企画によるもの。本公演ではCreepy NutsとWANIMAが熱量の高いツーマンライブを繰り広げて観客を楽しませた。
先攻のCreepy Nutsはオープニングナンバー「板の上の魔物」をパフォーマンスしてウォームアップ。客席の雰囲気が温まってきたところで、
1月にも千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールでWANIMAを迎えて自主企画ツーマンを行ったばかりのCreepy Nuts。DJ 松永は「今度はナタリーさんの企画で大阪でもWANIMAさんとツーマンをやらせていただいて。光栄ですよ。去年の12月に『WANIMAかっけえ!』と言いながらYouTubeでミュージックビデオを観ていた我々が、こんなに短いスパンでツーマンやらせてもらえるなんて」と喜ぶ。その後R-指定による「日本語ラップ界の顔役でございますから」という言葉をきっかけに、2021年9月リリースのアルバム「Case」の収録曲「顔役」でパフォーマンスは再開。2人はパンチの効いたリリックや歪んだトラックで観客を圧倒した。オリックス劇場のステージを踏むのは初めてだと言うCreepy Nuts。2人はオリックス劇場に飾られているサインにまつわるエピソードをユーモアたっぷりに話して笑いを誘う。一転して真摯な表情でR-指定がこれまでの人生について振り返ってから、「かつて天才だった俺たちへ」を歌唱。そしてCreepy Nutsは最後に「生業」を届けてWANIMAへバトンをつなげた。
バトンを受け取ったWANIMAはハイテンションに登場し、KENTA(Vo, B)が本公演のオリジナルグッズである2組のロゴ入りタオルを笑顔で掲げた。気合い十分の面持ちの3人は「いいから」でライブをスタートさせる。バンドはパワフルなパフォーマンスで一気にオーディエンスのテンションを引き上げ、さらにショートチューン「Hey Lady」でジャンプを促した。KENTAが「Creepy Nuts、愛しとるよ!」と叫んだあとに奏でられたのは「つづくもの」。彼は歌唱中に「Creepy Nuts!」と叫んで、Creepy Nutsへの愛を表現した。KENTAの「『よふかしのうた』を通り越して『オドルヨル』」になってしまうって!」という前振りから演奏されたのはもちろん「オドルヨル」。バンドは跳ねるようなリズムと陽気なメロディで場内をお祭りムードで満たした。そしてKENTAのオーディエンスへ向けた熱いMCを経て披露された「離れていても」では、3人による渾身の演奏を受けて感動的なムードが広がった。
この日のハイライトとなったのは「BIG UP」のパフォーマンス。KENTAが「ロックバンドの意地見せたる!」と息巻いてバンドが重低音を轟かせたかと思えば、ステージにR-指定が飛び込んでWANIMAの3人の名前を取り入れた愛のあるラップを披露する。ロックとヒップホップが激突したあと、4人は笑顔でジャンプをしてこの曲のパフォーマンスを終えた。場内がヒートアップしたところで、KENTAが観客に着席を促し、「ネガウコト」をゆったりと歌い上げてクールダウンさせる。そしてWANIMAはラストナンバーとして「ともに」をセレクト。みずみずしく青春感のあるサウンドにストレートな歌詞を重ね、場内に温かな余韻を残してステージをあとにした。
「ライブナタリー “Creepy Nuts × WANIMA”」2022年2月4日 オリックス劇場 セットリスト
Creepy Nuts
01. 板の上の魔物
02. よふかしのうた
03. 紙様
04. 合法的トビ方ノススメ
05. 顔役
06. Bad Orangez
07. サントラ
08. かつて天才だった俺たちへ
09. のびしろ
10. 生業
WANIMA
01. いいから
02. Hey Lady
03. Cheddar Flavor
04. つづくもの
05. オドルヨル
06. Mom
07. 離れていても
08. BIG UP
09. ネガウコト
10. ともに
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】Creepy Nuts×WANIMAジャンルの壁超えた熱い一夜、コラボでR-指定が愛のあるラップ披露(写真45枚)
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