「2022 Weverse Con[New Era]」は、HYBEが主催するイベント。会場は韓国・京畿道一山KINTEXで、オフライン公演に加え、全世界に向けて生中継も行われた。音楽ライブとトークが交互に行われるハイブリッド構成で実施された本公演には、SEVENTEEN、fromis_9、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、Dvwn、BUMZU、イ・ヒョンといった面々に加え、ジャスティン・ビーバーも登場。それぞれの「NEW ERA」(新時代)をテーマにしたステージを披露し、世界中のファンを魅了した。
オープニングを飾ったENHYPENは「Sequel:∞」をテーマにしたステージを展開。仮面を手にした7人は、シャンデリアが頭上に浮かぶダンサーが踊る舞踏会のような舞台でまず優雅なダンスを披露。そして「Drunk-Dazed」「FEVER」と2曲連続で披露した。「FEVER」が終わると同時にHEESEUNGのダンスが始まり、メンバーはソロやユニットでそれぞれパフォーマンスを繰り広げる。最後にJAKEが布に包まれて消えたところでダンスブレイクパートは終了。映像演出を挟み、TOMORROW X TOGETHERのYEONJUNとのコラボ曲「Blockbuster feat. YEONJUN of TOMORROW X TOGETHER」のパフォーマンスが始まった。JAYが魅惑的な表情を浮かべたあと、バンドとともに姿を現したYEONJUNはラップで会場を圧倒。ENHYPENも繊細で伸びやかな歌声を響かせ、初のコラボステージをやり遂げた。最後にスタジアムジャンパーを羽織ったENHYPENは「Tamed-Dashed」でステージを締めくくり、ステージを降りた。
fromis_9のステージは「Dear My Dreamin' Garden」がテーマ。まず彼女たちは、赤と白の衣装で赤いヒールを手に「Feel Good(SECRET CODE)」を披露し、圧倒的なビジュアルと可憐なダンスでオーディエンスを魅了した。花が咲き乱れる空間で9人がアフタヌーンティーを楽しむ映像が流れたあと、彼女たちはデニムの衣装に着替えて、ギミック満載のミュージックビデオが話題を集めた「WE GO」をパフォーマンス。笑顔あふれるステージで観客を盛り上げた。BUMZUは「@armac_NEW」をテーマにしたステージで、写真を現像する暗室でライブがスタート。ステージに現れると「JUST」をバンドの演奏の中で気持ちよさそうに歌い、ピアノサウンドが特徴の「28.5」なども届けて出番を終えた。
2022年、デビュー30周年を迎える韓国ヒップホップの第一人者であるソ・テジへのリスペクトを込めたトリビュートステージでは、ENHYPENが「Hayeoga」、BUMZUが「Internet War」、イ・ヒョンが「To you」、Dvwnが「Morning Snow」、fromis_9が「Sogyeokdong」、TOMORROW X TOGETHERが「Come Back Home」をカバー。最後はこのステージに参加した全組で「Last Festival」をにぎにぎしくパフォーマンスした。華やかなコラボが終わると、HYBE LABELS JAPANからデビューするK、NICHOLAS、EJ、TAKIの映像がサプライズ披露され、会場が色めき立つ。続くライブパートにはDvwnが登場し「Modern Fairy Tale」をテーマに「Fairy」や「Burn The Memory」といった楽曲でスイートな歌声を響かせた。「Art Nouveau」をテーマにしたイ・ヒョンのステージは、水中に沈んだ月をバックに「Moon in the Ocean」で始まる。「HOMME – I Was Able To Eat Well」でイが「心の声で歌ってください!」と観客に呼びかけると、ステージのビジョンには歌詞が浮かび上がった。
TOMORROW X TOGETHERのステージは「Rise Above」がテーマ。金網を使ったダンスパフォーマンスで華やかにオープニングを飾り、「0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori」「Anti-Romantic」と次々に楽曲を披露した。さまざまな表情演技と四肢を巧みに使ったダンスで魅せる「frost」までは、凍てつくステージでのパフォーマンスだったが、「No Rules」からは色鮮やかな映像と5人の笑顔で舞台上が温かな雰囲気に。全編英語詞の「Magic」では大勢のダンサーを交えたダンスブレイクで観客を盛り上げ、最後の「LO$ER=LO♡ER」では車のセットの上でお札をばらまきながら歌い、楽曲の世界観を再現してみせた。
ジャスティン・ビーバーは「STAY IN LOVE」をテーマにアッパーな「Somebody」でライブをスタート。バンドメンバーを従えた彼は「Hold On」や「Love You Different」など2021年3月にリリースしたアルバム「Justice」の収録曲を次々届けていく。ヒット曲「Peaches」でオーディエンスを魅了したジャスティンは最後に「Anyone」を披露。激しくレーザーが飛び交う中でエモーショナルな歌唱が炸裂し、強烈な余韻を残して出番を終えた。
出演者それぞれの「NEW ERA」について語ったあと、トリのSEVENTEENがステージへ。CARAT(SEVENTEENファンの呼称)への思いを込め「Power of Together」というテーマで行われたパフォーマンスは「CLAP」で幕を開けた。花火やレーザーなどド派手な演出の中で「HIT」を届けたあと、SEVENTEENはひさびさの有観客ライブに興奮した様子で「皆さんに会いたかった!」「本当に幸せ!」とそれぞれ語る。最近のTMI(どうでもいいこと)を明かす中でSEUNGKWANがWOOZIのミックステープを聴いたと話すと、WOOZIは1月3日にミックステープ「RUBY」を発表することを明かした。来場者とウェーブや拍手でコミュニケーションを取ったSEVENTEENは「Ready to love」でライブを再開。「To you」では得意のダンスを封印して美しい歌声でファンへの思いを歌い上げた。「2022年もCARAT一緒に!」と声を上げた彼らは「Together」をパフォーマンス。そしてヒット曲「Left & Right」をダンサーと生バンドとともに楽しげに届けたあと、「あけましておめでとうございます!」とひと足早く新年の挨拶をして、最後の楽曲「Rock with you」でステージを締めくくった。
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】SEVENTEENやTOMORROW X TOGETHERらグローバルアーティストが華やかに2021年締めくくり(写真18枚)
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