このツアーは堀込高樹のソロプロジェクトとなったKIRINJIが、12月にリリースした現体制初のアルバム「crepuscular」を携えて行ったもの。千ヶ崎学(B)、
堀込が選曲したプレイリストがBGMとして流れる開演前の場内。ステージには、ほのかに光るランプが飾られている。そこへ現れたメンバーは、アルバムを象徴するドリーミーな雰囲気の新曲「ただの風邪」でライブを開始。MELRAWが吹くサックスの音色が加わるなどライブアレンジが効いており、続けて披露されたキリンジ時代の人気曲「朝焼けは雨のきざし」ではシンリズムのギタープレイが冴えわたった。MCで堀込は「年末のこのタイミングにいろいろやりくりをして、ここまでお越しいただいて本当にありがとうございます」と来場者に感謝し、「恋の気配」で演奏を再開。旧体制の楽曲とサイケ感あふれるアルバム収録曲を交互に披露していく。
「雲呑ガール」で岸田が流麗なプレイを見せたあと、改めてバンドメンバーを紹介した堀込は、観客がここに来るまでの苦労に思いを馳せ「“俺、今日KIRINJIのライブだよ”みたいなこと言ったら、“え、KIRINJI? 去年解散したんでしょ?”みたいなさ(笑)。“いや違うんだよ、兄貴がまだ1人でやってんだよ”みたいな」とひとり芝居。そんな愉快な場面もありつつ、新曲「曖昧me」からひさびさのライブ披露となる「小さなおとなたち」につなげたKIRINJIは、インスト曲「ブロッコロロマネスコ」演奏後、橋本の激しいドラムから「爆ぜる心臓」に突入。スリリングなセッションにより熱狂的なムードが生まれる中、続く「千年紀末に降る雪は」では、オリジナルバージョンからは想像も付かないようなギターバトルが堀込とシンリズムの間で展開され、ライブ中盤の大きな山場を作り上げた。
その後、「『あの娘は誰?』とか言わせたい」に続けて演奏されたアルバムのリード曲「薄明」ではゲストボーカルの
ZAIKOでは12月24日21:00、Streaming+では12月31日21:00まで本公演の配信チケットが販売されており、購入者は各サイトの配信チケット販売終了日の23:59までアーカイブを視聴可能。また12月27日21:00からはライブ出演者が裏話や感想などを語る生配信イベント「KIRINJI TOUR 2021 ~ Online After talk Party」も開催される。視聴方法などの詳細はKIRINJIのオフィシャルサイトで確認しよう。
KIRINJI「KIRINJI TOUR 2021」2021年12月16日 Zepp DiverCity(TOKYO)セットリスト
01. ただの風邪
02. 朝焼けは雨のきざし
03. 恋の気配
04. 気化猫
05. 雲呑ガール
06. 曖昧me
07. 小さなおとなたち
08. ブロッコロロマネスコ
09. 爆ぜる心臓
10. 千年紀末に降る雪は
11. 「あの娘は誰?」とか言わせたい
12. 薄明 feat.
13. killer tune kills me feat. Maika Loubté
14. first call
15. Almond Eyes
16. 非ゼロ和ゲーム
17. 時間がない
18. 再会
19. 知らない人
<アンコール>
20. 愛のCoda
21. 氷の世界
22. 「共演NG」のテーマ
23. 素敵な夜
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マチ @machinohi
このときのライブ映像か音源発売してほしい。。もしくはもう一度配信してくれー。
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