新バンド・Superyouが始動。デビューシングル「1995」を本日12月3日にROSE RECORDSより配信リリースした。
先日活動を終了したバンド・Super Ganbari Goal Keepersのメンバーらが中心となって結成したSuperyou。ギターポップ / パワーポップ、グランジなどオルタナティブロックの影響を感じさせるバンドのデビューシングルは「1995」「Teenage Dræm」の2曲入りで、12月27日には7inchアナログも発売される。ミックスとマスタリングはROSE RECORDSを主宰する
また1月7日には東京・LIVE HAUSで曽我部をゲストに迎えたリリースライブも開催されることが決定。シングルリリースに際して、曽我部、篠原良彰(
篠原良彰(ラッキーオールドサン、COPIES)コメント
エレキギターを弾く。情けない気分や憂さを空に浮かべてみる。
少年サッカーを眺めているあの怠惰な永遠に立って、ギターをストロークしている。
決して満たされないが決して擦り切れない今日、Superyou、デビュー。
曽我部恵一 コメント
「動物園の檻から動物は出れない」という歌詞がずっと残っています。自分たちを閉じ込める檻を壊すことを、彼らは始めるのだと思う。
八野英史(b-flower)コメント
Superyouのデビュー7インチの音源2曲を聴いた。凄くイイ、大好きだわ。
ソングライターである松尾翔平くんが率いていたSuper Ganbari Goal Keepers(以下、SGGK)の楽曲との出会いは、Twitterのタイムラインに偶然流れてきた、彼らのとある楽曲のMV。
あまりにもあけすけリアルナードな歌詞や映像と、それと混じり合うとはとても思えない極上のギターポップセンス溢れた曲のミスマッチ具合に、思わず「アホや、こいつら!」と最大級の賛辞(関西弁→標準語に翻訳すると「最高だ、この人達!」という意味になります)をツイートしてしまったのを記憶しています。
不思議なもので、その最初に感じたちょっとした違和感のようなものがにゅるっと融け、松尾くんの作る楽曲とSGGKのバンドの魅力に取り憑かれてしまうのに、それほど多くの時間は要しませんでした。
そのSGGKがメンバー交代を機にSuperyouとしてスタートするという。そして送られてきたこの2曲、これが素晴らしい。
松尾くんの天性のメロディーメーカーとしての資質が今作でも遺憾無く発揮されて、バンドアレンジと演奏、ミックス&マスタリングの曽我部さんにいたるまでまさにバッチリ。
歌詞については、もはや我らお互いに同思考回路だと認めざるを得ないネガティブ・センテンスが随所にほとばしるものの、あけすけナード感が後退した分、リアルさがより際立っている。
1995年か・・・。松尾くんはまだ小学生だったという。
僕はというと “見たこともない色の音を鳴らすために” などと息巻いて奮闘しながらも、得体の知れない大きなものに飲み込まれて自分を失いつつあった頃。
そして時は経ち、Superyouで松尾くんは現在を描写してみせる。
“ 動物園の檻から 動物は出れない
朝起きて 帰る
それだけで すぐに眠くなってしまう ”「1995」
東京の街には、この3行が刺さりまくる食えない若手~中堅ミュージシャンや芸人、役者の卵などなど、たくさんいるんじゃないかな。
「仕事から帰ったら詩を書こうと思ってたのに、晩ご飯を食べたらもう眠くなったし、まあいいや今日のところは寝てしまおう。」という日々を送ってしまっている初老ミュージシャンの僕(地方在住だけど)も含めてね。
たくさんの絶望した “誰か” がレコード屋で “君” の7インチ盤を見つけて、持ち帰ってくれますように。
Superyou「1995」収録曲
01. 1995
02. Teenage Dræm
Superyou 7inch「1995」Release Live "Dawn to Sunrise"
2022年1月7日(金)東京都 LIVE HAUS
<出演者>
Superyou /
ugの人 @hiramee
SGGKメンバーの新バンドSuperyouが始動、曽我部恵一主宰のROSE RECORDSよりシングルリリース - 音楽ナタリー
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