「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」は、恒例の「山人音楽祭」の会場を群馬・ヤマダグリーンドーム前橋から高崎芸術劇場に移して行われたイベント。昨日4日は“上州事変”としてG-FREAK FACTORY、FOMARE、LACCO TOWER、ROGUEの群馬出身バンド4組が集結し、5日は “関東事変”と題してG-FREAK FACTORY、そして関東を拠点にしている
"関東事変"のトップバッターを務めたのは、バイオリンやコントラバスを含む編成のアコースティックバンド・OAU。彼らはホール会場にぴったりの美しい音色を奏でて高揚感を漂わせた。MONOEYESのステージを経て登場したHAWAIIAN6は、裏表のないトークやメロコアサウンドで客席に笑顔を広げる。そして会場に熱気が立ち込める中、2日間にわたる「山人音楽祭2021」のトリを飾るG-FREAK FACTORYが登場。鋭いギターリフや踊るようなベースラインが印象的な「SOMATO」でオーディエンスの体を揺らす。4人はそのまま「乞え-KOE-」につなげ、熱量の高いパフォーマンスを披露した。
茂木は2日間の出演者のパフォーマンスを振り返り「それぞれの色がすげえ発色豊かだった」とうれしそうな表情を浮かべる。そして彼が「今はこれが最大限の『山人音楽祭』です」と確固たる口調で言い切ると、観客は出演者を讃えるように大きな拍手を送った。茂木がステージを動き回り、アグレッシブなパフォーマンスを披露したのは「Too oLD To KNoW」。バンドはパワフルな歌唱や演奏で「山人音楽祭」への思いを雄弁に物語った。
多忙なスケジュールの中で「山人音楽祭」のために群馬に駆け付けた出演アーティストたち。そんな面々に感謝を述べた茂木は、そのうちの1人であるMARTIN(Vo, Violin, G / OAU)をステージに呼び込み、ともに「ダディ・ダーリン」を披露する。G-FREAK FACTORYによるエモーショナルなメロディとソウルフルな絶唱に、MARTINが艶のあるバイオリンの音色で華を添えた。本編最後には、茂木がマイクを使わずに「あきらめるな!!」と叫んでから「GOOD OLD SHINY DAYS」をプレイ。茂木は塞き止めていた思いを吐き出すように怒涛の勢いでアカペラ歌唱をしてステージをあとにした。
アンコールではG-FREAK FACTORYが温かなサウンドの「日はまだ高く」を届ける。ハートフルなムードの中、ステージに出演者が集い、最後に茂木が大きなだるまに目入れをして「山人音楽祭2021」の幕を閉じた。
「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」2021年12月5日 高崎芸術劇場 セットリスト
OAU
01. Old Road
02. Again
03. Peach Melba
04. Making Time
05. Thank You
06. 朝焼けの歌
07. 帰り道
MONOEYES
01. Fall Out
02. Run Run
03. Free Throw
04. Get Up
05. Roxette
06. Two Little Fishes
07. My Instant Song
08. リザードマン
HAWAIIAN6
01. THE LIGHTNING
02. HAZE
03. IN THE DEEP FOREST
04. I BELIEVE
05. BURN
06. BUTTERFLY BEATS
07. A PRAISE OF HUMAN
08. MAGIC
09. STAR FALLS OUR HANDS TONIGHT
10. BRAND NEW DAWN
G-FREAK FACTORY
01. jam
02. SOMATO
03. 乞え-KOE-
04. FLARE
05. Fire
06. Too oLD To KNoW
07. ダディ・ダーリン
08. GOOD OLD SHINY DAYS
<アンコール>
09. 日はまだ高く
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G-FREAK、HAWAIIAN6、MONOEYES、OAUが最大限の音を届けた「山人音楽祭」2日目 https://t.co/VPVqENhJ0f