この書籍は、佐藤伸治を間近で取材し続けていた雑誌「米国音楽」元編集長の川崎大助が、デビューからラストシングルまでの90年代のフィッシュマンズの軌跡をまとめたもの。小山田圭吾と佐藤伸治の邂逅など、川﨑が目撃した90年代の東京の音楽シーンのエピソードを織りまぜながら、フィッシュマンズの駆け抜けた時代を振り返る。
川﨑大助著「フィッシュマンズ 彼と魚のブルーズ」目次
はじめに
第1章 90年12月「きょうは、シンジは、いません」
「ラママ」での出会い / バンドブーム / 「ひこうき」
第2章 91年 らしくない大器、デビュー
第3章 92年 涙ぐむような音楽
「100ミリちょっとの」 / 佐藤伸治の作詞術 / 「キング・マスター・ジョージ」
第4章 92年 ラジオ・デイズ
「アザラシアワー にじますナイト」 / 「現音舎」の横田さん / 音楽漬けの日々
第5章 93年 新しいヤンキーたちの夜明け
「ネオ・ヤンキーズ・ホリデイ」 / 初の「ZOO」出演 / 「米国音楽」創刊 / 「いかれたBaby」 / 渋谷系のはじまり
第6章
「SLITS」 / 小山田圭吾と佐藤伸治の邂逅 / 2枚のマキシ・シングル / マリマリ・リズムキラー・マシンガン
第7章 94年6月~12月「夕焼けの色だよ」
小嶋謙介脱退 / 「ORANGE」 /
第8章 95年「まだ夏休みは終わってない」
「オー! マウンテン」 / 阪神・淡路大震災 / 地下鉄サリン事件 / ポリドール移籍 / 「ワイキキ・ビーチ・スタジオ」開設 / 「ナイトクルージング」
第9章 96年 空中のシーズン
「空中キャンプ」 / 「STUDIO VOICE」の表紙 / 旅の終わり / 「LONG SEASON」
第10章 97年~98年 残響の彼方へ
「宇宙 日本 世田谷」 / 「ワイキキ・ビーチ・スタジオ」閉鎖 / 「8月の現状」 / 最後のインタビュー / 「男達の別れ」
第11章 99年3月15日
それから
リンク
- fishmans
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音楽ナタリー @natalie_mu
フィッシュマンズ初の評伝で佐藤伸治が生きた90年代を追想 http://natalie.mu/music/news/44857