「TIF」チェアマン長濱ねる、アイドルとファンの気持ちが合致したフェスの熱気に感激

昨日10月2日から本日3日にかけて東京・お台場青海周辺エリアにてアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」が開催されている。これに合わせ、「TIF」のチェアマンを務める長濱ねるが音楽ナタリーの取材に応じた。

2010年にスタートして以降、毎年開催されている世界最大のアイドルフェス「TIF」。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により初のオンラインフェスとして行われたが、今年は感染対策を徹底したうえで有観客での開催が実現した。本来は3DAYS開催の予定で、台風16号の接近により初日の10月1日公演が中止となってしまったものの、計7つのライブステージでアイドルたちによる熱いパフォーマンスが繰り広げられている。

2017年から「TIF」のチェアマンを務めた指原莉乃より、今年その役職を引き継いだ長濱は10月2日の夜に取材に応じ、「最初はこの大役を担えるか不安だらけだったんですけど、アイドルさんとファンの皆さんが熱いエネルギーを持って作り上げる『TIF』というイベントに関わりたい思いがありました」とチェアマン就任の心境を改めてコメント。「有観客での開催がひさしぶりなので、アイドルの皆さんとお客さんの『待っていた』という思いが合致して、本当に素晴らしいステージばかりで。一生懸命歌って踊っている姿って人の心を動かすんだなと、改めて感動しながら観ています」と「TIF2021」1日目を終えた思いを口にした。

メインステージのHOT STAGEで行われた「ピンク祭り」冒頭で開会宣言をした長濱は、その後、各ステージでのパフォーマンスを観て回ったという。彼女は「『TIF』に向けていろんなアイドルさんをチェックして、こんなに才能にあふれた方がたくさんいるんだと感激して驚きました。今日ライブを観ていても、パフォーマンスやMC、煽りなど、グループさんによって全然違っていて、多様性の今の時代を表しているなと思いました」と現在のアイドルシーンの印象を述べたほか、「今日はアコースティックのステージがあって、いろんなグループさんから選抜された方々が歌っていたんですけど、本当に皆さん歌声が美しくて。うるっとしてしまう素敵なステージでした」と野外のSMILE GARDENで行われた「IDOL SMILE JAMBOREE ACOUSTIC」で受けた感動を言葉にした。

また長濱は印象に残ったアイドルの1つとして私立恵比寿中学の名前を挙げ、「エビ中さんが今日、キョンシーメイクで登場していて。事前番組（フジテレビ「ねる、取材行ってきます～TOKYOアイドルタイムズ～」」）で取り上げさせていただいたことを受けての演出だったんですけど、お客さんを楽しませよう、喜ばせようという思いがより伝わってきて、さらに好きになりました」と笑顔に。配信限定ステージ「バーチャルTIF」については、「バーチャルアイドルとリアルのアイドルさんがコラボしていたのがすごく面白くて。『TIF』ならではのステージで、とても贅沢で素敵だなと思いながら観ていました」と感想を語った。

最後に長濱は「『TIF』で新しくやってみたいことは？」という質問に対し、「事前番組で『緑ドラフト』という、担当カラーが緑色のアイドルさんがドラフト会議をして、自分の好きなメンバーでドリームグループを作る企画をやったんです。『TIF』限定のグループが明日パフォーマンスするのが楽しみなんですけど、今日の『ピンク祭り』もそうですし、同じ色同士で個性が似てくるんだなと思いました。今後、アイドルさんの担当カラーについてもっと深堀りしたいですね」と回答。今後のアイドルシーン、そして「TIF」に期待を膨らませた。