櫻井翔が嵐ライブフィルムをアピール「松本潤が精魂込めて作ったコンサートです」

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のライブフィルム「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM "Record of Memories"」のジャパンプレミアが本日9月15日に東京・丸の内ピカデリー ドルビーシネマで実施され、メンバーの櫻井翔、監督の堤幸彦が出席した。

櫻井翔(嵐)

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左から堤幸彦監督、櫻井翔(嵐)。

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本作は嵐が2018年11月から2019年12月にかけて計50公演を行ったデビュー20周年ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」より、ファイナルの東京・東京ドーム公演の模様を125台のカメラで記録したもの。今年6月に中国・上海で開催された「第24回上海国際映画祭」ではこの作品のワールドプレミア上映が行われたが、このたび嵐のデビュー記念日である11月3日にドルビーシネマ限定で先行公開され、大野智の41歳の誕生日である11月26日に全国公開されることが決定した。

MCの有働由美子からライブフィルムのタイトルの言い間違いを指摘される櫻井翔(嵐)。

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嵐の結成記念日である本日行われたジャパンプレミアでは、櫻井と堤監督が有働由美子による進行のもとトークセッションを展開。有働と日本テレビ系報道番組「news zero」で共演している櫻井は「夏休み中にありがとうございます」と彼女に礼を述べ、「ひさびさにこういうイベントに登壇して緊張しているんですけど、初の試みの多い作品をお届けできるということでワクワクしております」と胸を膨らませる。さらに2年前に撮影されたこのライブフィルムについて「当時の熱気、我々の思いを真空パックで閉じ込めたいなと思いました。その真空パックを開けると時の流れを感じずに楽しんでいただけるかなと思います」と語り、コロナ禍での上映について「今このタイミングで満員の会場をご覧いただいて、一体感のようなものを思い出して楽しんでほしいです。思い出してほしいです。多くのお客さんの前でライブができる日が1日も早くくることを願っております」と思いを明かした。そして櫻井の発言に同意するように堤監督も「2年前とはいえ、我々の日常だった風景がここにあります。当時は嵐のライブを撮るという使命感で心がいっぱいだったんですけど、最近ではこの作品を伝える意味みたいなものを考え、緊張感でいっぱいになります。また日常の風景に戻っていけるように僕も願っています」と述べた。

堤幸彦監督

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通常のコンサートの模様を収めた作品ではなく、撮影のためだけにスタッフや観客が集まって制作されたこのライブフィルム。MCや楽屋裏のシーンはほとんどなく、ステージに立つ嵐の姿が125台のカメラで撮影された。櫻井は「全員で1つの作品を作ろうという“チーム嵐”の熱気を感じてもらえたらなと思います。総力戦ですね」と力強くコメント。堤は多くのスタッフを総動員して作り上げたライブフィルムの制作秘話について「撮影当日は映画界の中心人物がたくさん集まってまして、これは映画業界からすればえらい迷惑なことです(笑)」と冗談めかしながらも、「ツアータイトルが『ARASHI Anniversary Tour 5×20』だったので、5×20=100台以上はカメラが必要だなと。一瞬足りとも撮り忘れている時間をなくす。125台でも足りないという気持ちでしたね。多くのカメラによって、そこに嵐がいるような雰囲気を作ることができました。ちょっとした肩の触れ合いとか、嵐っていいなと思えるカットが撮れました」と作品の魅力を余すことなく語った。

有働由美子

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さらに撮影秘話に関するトークは続き、櫻井が「普段、ライブ映像を撮影するときは、お客さんの視界を遮らないような場所にカメラを置くんだけど、今回はファンの皆さんの視界を遮るような場所にカメラをセッティングしてもらったんです。撮影中はいいものを作ろうっていうお客さんの熱気をすごく感じました」とコメントすると、堤は「お客さんとは“共犯”関係だね?」と嵐がスタッフや観客と一丸となってライブフィルムを作り上げた点を強調した。そして話題はステージでの櫻井の魅力について及び、実際にライブを観た有働は「普段『news zero』でご一緒しているときはクールビューティなんですけど、ラップをしている表情が野生的で」とギャップを明かす。すると櫻井本人は恐縮した様子を見せ、「最近はラップしてないですね……でもライブフィルムを観て思い出すかもしれないです」と懐かしんだ。堤もパフォーマンス中の櫻井について触れ「クールな面で言うと、ピアノの演奏ですよ!」と興奮気味。櫻井は照れ笑いを浮かべながらライブで披露したピアノの弾き語りに関して「足元から撮っていただいたんです」と語った。このあとも堤監督は櫻井や嵐を絶賛し、「嵐は日本史上一番のアーティスト。しかも自分の頭で考えながら動きますし、エンタテインメント業界に身を置く人ならではの余裕を感じる。僕は嵐初主演映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』を監督させてもらったんだけど、あの頃から比べて親戚の人がものすごく立派になったなと思います」と嵐を称えた。

堤幸彦監督

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ジャパンプレミアの締めくくりに堤監督は「嵐のライブ映画……ライブというジャンルでもないし映画というジャンルでもない。ある日の嵐を巡る空気みたいなものを切り取ることができた作品になっています」と本作をアピールし、櫻井は「たくさんの夢の詰まった作品を観てもらい、これからの夢を感じていただきたいです。松本潤が精魂込めて作ったコンサートなので、嵐のコンサートを観たことのない方にもぜひご覧いただきたいです」と語った。ここでイベントはお開きとなるかに思えたが、有働から「松本さんはライブフィルムについて何かおっしゃっていましたか?」と質問が。これに対し櫻井は「松本と2人でライブフィルムを観たんですけど、エンドロールで“Directed by Jun Matsumoto”と流れたときはものすごい恥ずかしがってましたね」と振り返り、「僕はメンバーとして誇らしいですけどね」とライブの演出を手がける松本に言葉を送った。

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