「imaginary」は“どれもこれも気に入らなかった人が最終的に手に取るしかないマガジン”をコンセプトに掲げる批評・カルチャー誌。毎号特集テーマを設け、既存のメディアで取り上げられていない“実力”のある人、カルチャーなどにスポットライトを当てていく。編集長は独自のイラストや文筆でお馴染みの水野しずと、
創刊を記念して、本日9月2日(木)20:00から「imaginary 編集会議 vol.0」と題した無料配信イベントが行われることも決定。このイベントには編集長の2人が出演し、上田智子が聞き手を務める。
※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。
編集長 水野しず ご挨拶
imaginary 創刊に寄せて
ダイヤモンドって、小さすぎると思いませんか?
私は根っからの田舎者だから、心底満足できないものには目をくれる事もできない。
田舎に住んでいる人。あるいは東京に生まれはしたけど、目に入る何もかもが気に入らなくてつまらなくて、毎日号泣しそうな人に、特別の宝石を探し続けている人に巨大な宝石を送りたい。
ちょうどいいそれなりの、ほどよく空虚でそれっぽくて何にも言ってなくて安心で、安全かどうかは謎であり、どこでも誰でも手に入る無難なジュエルのサイズに本当はもう我慢ならない。情熱を夏場に長く浸かっていられる程度のぬるま湯に調整して出たり入ったりしなくて、もうよい。
ベスト・テンション、ベスト・コンディション。ユー・アー・ザ・ベスト。
心底満足だけをやりたい。
編集長 ゆっきゅん ご挨拶
「imaginary」という雑誌を作ります。
なんでこんなに面白いのに軽視されてるんだろう、
なんでマジで最高なのに誰も言葉にしていないんだろう。
芸術の歴史を学ぶときはいつも、出会えない作品のことを思っていました。
自分が熱狂的に愛せるはずの作品や作家がきっと過去にもたくさん存在しただろうに、
ちゃんと評価されなかったから、2021 年には届かなかった。
かなしー。困る。ありえない。つまんなすぎ。
だから自分たちが今面白いって思っているポップカルチャーのことは、
ちゃんと自分たちの言葉で語らないといけない。
たとえまだ虚数みたいなものだとしても、
私たちは実際に感受しているわけだし、
君もきっと言い足りてないはずだよという気持ちでいます。
だから......がんばります!
「imaginary 編集会議 vol.0」
配信日時:2021年9月2日(木)20:00~
<出演者>
水野しず /
東京 野良桜™ 小野寺宏友 @nora_zakura
雑誌の詳細はこちらに。
2021年に紙の雑誌出すとか熱いぜ!
夢眠ねむの出版社が雑誌「imaginary」創刊、編集長は水野しず&ゆっきゅん(コメントあり)
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