「根も葉もRumor」は9月29日にリリースされるAKB48の58thシングルの表題曲。7月に放送されたTBSの音楽特番「音楽の日」で同曲が先行披露されると、これまでのAKBになかった激しいロックダンスが大きな話題を集めた。さらに8月13日にYouTubeにアップされたダンスプラクティスビデオ「根も葉もRumor -1half- へとへとver.」が公開後、ぐんぐんと再生回数を伸ばし、現時点で120万再生に迫る勢いを見せている。
「根も葉もRumor」のMV撮影は、静岡県伊東市の協力のもと、感染防止対策を徹底のうえ3日間にわたって行われた。高校ダンス部のドキュメンタリーをテーマにしたMVの舞台は伊東市立宇佐美中学校。メンバーはそれぞれ生徒、ダンス部OB、顧問の役を与えられた。またメンバー以外のエキストラとして、三重高校ダンス部「SERIOUS FLAVOR」の部員80名が生徒役、同ダンス部顧問の神田橋教諭も授業シーンの先生役で出演した。MV撮影にあたっては、実際に三重高校で行われているダンスレッスン前のウォームアップやトレーニング、大会前に行うフォーメーション決めオーディションが台本なしで実施された。AKB48の選抜メンバーは人前でのパフォーマンスには慣れているはずだが、ダンス部員からの熱い視線に緊張した様子で撮影に臨んだという。
センターを務める岡田奈々は51stシングル「ジャーバージャ」以来、2度目のセンター。「ジャーバージャ」のMVロケ地は今作と同じ伊東市で、本MVのドラマシーンの撮影は「ジャーバージャ」の舞台になった伊東市役所でも行われた。MVのラスト1分を迎えるあたりのシーンでは全力疾走する岡田と、それを待ち受けるメンバーおよび三重高校ダンス部生徒たちの姿が校庭に。大サビを総勢98人が真夏の校庭で激しく踊るというエネルギッシュな光景に注目だ。
なお岡田はMVの最中にも語っているが、もともとダンスが苦手だという。今回のセンター起用にあたって「なぜ(今作の)センターなのか?」と大いに悩んだが、初挑戦のロックダンスにメンバー一丸となってレッスンを重ねた結果、楽曲のパフォーマンスを完成させることができたとコメント。そして「まだまだ成長過程ですが、これからの私たちをどうか見守っていてほしいです。AKB48の快進撃はここからです。厳しい状況下でも絶対に負けずに前を見続けます。根も葉もないかもしれないけどAKB48はきっと過去の黄金期を超えます。無理だと言われても信じ続けます!」と述べている。
岡田奈々(AKB48「根も葉もRumor」センター)コメント
ダンスが苦手な私が「なぜ(今作の)センターなのか?」
とても悩みました。でも、初めて挑戦するロックダンスというものにメンバー全員が気持ちを一つにして毎日レッスンを積み重ね、「根も葉もRumor」という楽曲をなんとかここまで完成させることが出来ました。まだまだ成長過程ですが、これからの私たちをどうか見守っていてほしいです。AKB48の快進撃はここからです。厳しい状況下でも絶対に負けずに前を見続けます。根も葉もないかもしれないけどAKB48はきっと過去の黄金期を超えます。無理だと言われても信じ続けます!
友久陽志監督 コメント
この新曲のため、AKBの皆さんはほんとうに毎日毎日、ダンスの練習を重ねられていました。彼女たちがこれまでダンスにかけてきた時間と情熱が、映像を豊かなものにしてくれたと感じています。コロナ禍の中での制作は、困難も多々ありましたが、メンバーとスタッフみなの力で乗り越えられたということが、とても印象に残っています。世の中のダンスを愛する人たちに、ぜひ彼女たちの姿を観ていただきたいです。
神田橋教諭(三重高校ダンス部「SERIOUS FLAVOR」顧問)コメント
遠慮せず、ダンス部の生徒たちの大会作品を振り付けするようにお願いします」との要望に、初めは「いやアイドルには無理だろう」と思っていましたが、練習が始まり、裏でも一切手を抜かずひたむきに頑張る彼女たちの姿や、ダンス部の生徒とはまた違う「プロ意識」を目の当たりにし、「アイドルだから」と遠慮することなくガンガンに攻めた振り付けにしました。教員である私が1番力を入れたのは、一人一人の練習の様子やチームメンバーとの関係性などを考えて、「一人一人が輝けるように」できるだけ考慮した振付やフォーメーションを作成しました。この難易度のダンスをしっかり完成させてくる彼女達のプロ根性と、関わる人をファンにさせるひたむきな人間性がとても伝わるダンスになりました!
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