長月は2017年12月、テレビ朝日系「ラストアイドル」内のパフォーマンスバトルを経てラストアイドルの1期生に。以降、LaLuceとシュークリームロケッツの2つのユニットを兼任しながらラストアイドルの中心メンバーとして活動してきたが、21歳を迎えた今年、自分自身と向き合うために7月末をもってグループを卒業することを決断した。卒業ライブには長月のほか、阿部菜々実、安田愛里、鈴木遥夏、松本ももな、小澤愛実、大森莉緒、町田穂花、栗田麻央、岡村茉奈、米田みいなが出演し、長月の思いが込められたセットリストに沿ってパフォーマンス。その模様は、自由自在にアングルに切り替えながら映像を楽しむことができるソフトバンクのアプリ・FR SQUAREにて無料配信された。
まず長月はLaLuceの阿部、安田、鈴木とともにラストアイドルのデビュー曲「バンドワゴン」を披露。数え切れないほどの思い出が詰まった楽曲を歌ううち、メンバーは早くも目に涙を浮かべていた。観客に自己紹介したあとのブロックではカバー曲が続き、長月は自身の音楽人生に大きな影響を与えたという中森明菜「難破船」を1人で歌唱。大人びた表情でしっとりとした歌声を響かせ、さらにAKB48の楽曲である「愛しきナターシャ」「最終ベルが鳴る」の2曲をメンバーと一緒に力強くパフォーマンスした。
その後はラストアイドルの楽曲12曲が並ぶ怒涛のステージが展開される。長月をはじめとするラストアイドルメンバーは椅子を使ってパフォーマンスするSomeday Somewhere「Again & Again」、殺陣を取り入れた振り付けが印象的な「何人(なんびと)も」、シュークリームロケッツの代表曲の1つ「想像上のフルーツ」などを息つく暇もなく畳みかけ、会場の温度を上昇させた。さらにメンバーが長月との思い出を語るMCを挟みつつ、シュークリームロケッツ「君のAchoo!」、LaLuce「Everything will be all right」といった番組内のバトルを経てシングルの表題曲になったユニット曲も披露され、約3年半の軌跡をたどるようなエモーショナルなライブが繰り広げられた。
そして計19曲を披露し終えたところで、長月がファンに向けた最後の挨拶を述べようとすると、メンバーが「ちょっと待った!」とそれを突如制止。振付ユニットのCRE8BOY、「青春トレイン」などのダンスを手がけた大阪・登美丘高校ダンス部総監督のakane、定期ライブ「ラスアイのヨルライ」に出演しているお笑い芸人の
ライブの最後には未来への希望をつづった「明日の空を見上げるために」が歌われ、メンバーたちがそれぞれ長月に手紙を渡していく。1人ひとりの思いを受け取り、ハグしながらメンバーと言葉を交わした長月は、曲が終わると「我が人生に悔いはなし!」と力強く宣言。晴れやかな笑顔でラストアイドルとしての最後のステージを終えた。
FR SQUAREでは7月31日よりこのライブのアーカイブ映像を配信する。
ラストアイドル「5G LAB presents 長月翠卒業ライブ」2021年7月25日 KeyStudio セットリスト
01. バンドワゴン
02. 難破船(オリジナル:中森明菜)
03. 愛しきナターシャ(オリジナル:AKB48)
04. 最終ベルが鳴る(オリジナル:AKB48)
05. 最後の選択肢
06. Again & Again
07. あやふや
08. Stupidにもなれずに…
09. あんたは誰だ?
10. 潮騒よ
11. 眩しすぎる流れ星
12. 何人(なんびと)も
13. 鼓動の理由
14. 悪魔のディール
15. 夜中 動画ばかり見てる…
16. 想像上のフルーツ
17. 風よ吹け!
18. 君のAchoo!
19. Everything will be all right
20. 明日の空を見上げるために
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】ラストアイドル長月翠、卒業ライブで見せた涙と晴れやかな笑顔(写真19枚)
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