このツアーは、スサシが6月にイラストレーターの原田ちあきをゲストに迎えたニューシングル「HAPPY BIRTH DIE feat. 原田ちあき」をリリースしたことを記念して企画されたもの。チケットがソールドアウトとなった初日公演は、ゲストに
大きな拍手を浴びながらステージに現れた先行のロットンは、「PLAYBACK」でライブの口火を切ると、「相殺微量サイレンス」「零戦SOUND SYSTEM」といった激しい楽曲を次々とプレイして序盤から観客のボルテージを上昇させていった。昨年2月開催の全国ツアーのうち、コロナ禍の影響でLIQUIDROOM公演、TSUTAYA O-EAST公演が中止となったロットン。N∀OKI(Vo)は「俺たちはツアーがここ(LIQUIDROOM)で中止になって必ず自分たちの足で帰ってきたかったんだけど、ホンマに『HAPPY BIRTH DIE』、ライブ最高です。ありがとうスサシ!」とスサシへの感謝の気持ちを語った。ラストに披露された「金色グラフティー」では、ロットンのエモーショナルなステージングを受け、オーディエンスからは大きな拍手が沸き起こった。
続いてステージに現れたスサシはインスト曲「MAD AGE」でライブをスタートすると、そのまま「MAD HYMN」「DEATHTRUCTION」「STEAL!!」といった攻撃的なナンバーを立て続けに披露。タナカユーキ(Vo, G)が「いろいろとルールがあってダンスしかできないらしいっす。余裕っしょ?」と呼びかけて披露された「かいじゅうのうた」では、観客はその言葉に応えるように体を揺らしたり、飛び跳ねたり、手を掲げたりと思い思いに楽曲を楽しんだ。スサシはライブ中盤に「HAPPY BIRTH DIE」を初披露。さらに「ヘビーローテンション」では、ロットンのN∀OKIを迎えたパフォーマンスを届けてファンを楽しませた。
タナカは「改めてROTTENGRAFFTYありがとうございます。我々みたいなシャバ僧がツアーに誘っても、そんな簡単に出てくれるような人たちじゃない。そんな中でロットンが来てくれたのは、完全に俺らの音楽やライブが好きっていうそれだけだと思うんです」とロットンへの感謝を語り、「音楽の前で超素直に俺らと遊んでくれるし、音楽に対して素直に向き合える人のことを俺はめちゃくちゃ信用しちゃう。ROTTENGRAFFTY、200万円までなら貸します。困ったときは言ってください」と続けて会場の笑いを誘った。そしてライブ終盤は「good die」を皮切りに、「†黒天使†」「GODSPEED」といったヘビーなナンバーを続けて徐々に観客のボルテージを引き上げていく。スサシはラストにさわやかなキラーチューン「still dreamin'」で会場のテンションを最高潮に導き、場内に深い余韻を残してステージを去った。
ツアーは7月19日の大阪・BIGCAT公演、20日の愛知・THE BOTTOM LINE公演、22日の宮城・SENDAI CLUB JUNK BOX公演と続く。
SPARK!!SOUND!!SHOW!! 2021 TOUR "HAPPY BIRTH DIE" EXTRA -あくまこうりんのぎしき-
2021年7月19日(月)大阪府 BIGCAT
<出演者>
2021年7月20日(火)愛知県 THE BOTTOM LINE
<出演者>
SPARK!!SOUND!!SHOW!! / The BONEZ
2021年7月22日(木・祝)宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX
<出演者>
SPARK!!SOUND!!SHOW!! / FOMARE
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】SPARK!!SOUND!!SHOW!!のレコ発ツアー開幕、リキッドルームでROTTENGRAFFTYと激突
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