=LOVE全国ツアーが横浜アリーナで終幕!フワちゃん作詞参加「ウィークエンドシトロン」を初披露

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=LOVEの全国ツアー「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」のファイナル公演が昨日7月7日に神奈川・横浜アリーナで行われた。

「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:代々木アニメーション学院)

「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:代々木アニメーション学院)

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=LOVEは5月に待望の1stアルバム「全部、内緒。」をリリースしたのに合わせてこのツアーを開催。全国9カ所のメンバーの出身地を巡り、アルバムの新曲や凱旋メンバーのソロ曲などで各地のファンを楽しませてきた。ファイナルも新型コロナウイルスの感染拡大対策を徹底した中できらびやかなパフォーマンスが届けられ、この日限りの演出や発表で横浜アリーナが盛り上がった。

「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:代々木アニメーション学院)

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開演前にはオープニングアクトを務めた姉妹グループの≠MEが、7月14日にリリースするメジャー1stシングルの表題曲「君はこの夏、恋をする」などを披露し、観客の気持ちを高める。そしていよいよライブの開始時刻になると、オープニングムービーとともに「Overture」が響きわたり、それに合わせて=LOVEが登場。彼女たちは1stアルバムのリード曲「桜の咲く音がした」をさわやかに歌い、「好きが咲いたんだ」というフレーズに呼応するように衣装が淡い桜色に瞬時に早変わりし、大量の桜吹雪が舞う演出で冒頭から観客の心を強く惹き付けた。さらに髙松瞳の「来たぞ、横アリー! 最後まで一緒に楽しんでいきましょう!」という叫びを合図に、メンバーはポップなダンスナンバー「Want you ! Want you !」、音嶋莉沙のセンター曲「cinema」を元気いっぱいにパフォーマンス。「今、この船に乗れ!」ではうちわやペンライトを持って楽しむファンに“レス”を送りつつ、場内の外周通路を歩いて会場後方のステージへと移動し、会場全体に笑顔を振りまいた。

「いじわるチュー」を歌う瀧脇笙古。(写真提供:代々木アニメーション学院)

「いじわるチュー」を歌う瀧脇笙古。(写真提供:代々木アニメーション学院)[拡大]

リレー形式のメンバー紹介で1人ひとりにスポットライトが当たったあと、ライブはソロ曲のブロックへと移る。まずは横浜出身の瀧脇笙古がHKT48の矢吹奈子の楽曲「いじわるチュー」をカバー。ファンは衣装の色に合わせて黄色とオレンジのペンライトを左右に振り、彼女の凱旋を彩った。続いて登場した野口衣織は歌謡曲調のソロ曲「拝啓 貴方様」を妖艶に歌い上げ、神奈川出身の齊藤なぎさは王道アイドルソング「現役アイドルちゅ~」をキュートに歌唱。この「現役アイドルちゅ~」では≠MEメンバー4人が“なーたんず”としてバックダンサーを務め、チアリーディングのポンポンを使った踊りでミュージックビデオのかわいらしい世界観を再現した。

「24/7」を披露する山本杏奈、野口衣織、髙松瞳、諸橋沙夏、齋藤樹愛羅。

「24/7」を披露する山本杏奈、野口衣織、髙松瞳、諸橋沙夏、齋藤樹愛羅。[拡大]

このブロックではユニット曲も連続で披露され、真っ赤なジャケットとパンツを着こなした齋藤樹愛羅、髙松、野口、諸橋沙夏、山本杏奈がビートの利いたダンスナンバー「24/7」をクールかつパワフルにパフォーマンスしたかと思えば、カラフルでポップな衣装を着た大谷映美里、大場花菜、音嶋莉沙、なぎさ、佐々木舞香、瀧脇が大人の女性目線の楽曲「お姉さんじゃダメですか?」で会場を優しく包み込む。メンバーたちは対照的な世界観の楽曲を交互に披露し、幅広い表現力で観客を魅了した。

バースデーケーキを前に記念撮影する=LOVE。(写真提供:代々木アニメーション学院)

バースデーケーキを前に記念撮影する=LOVE。(写真提供:代々木アニメーション学院)[拡大]

ライブ中盤には「CAMEO」「ズルいよ ズルいね」「手遅れcaution」といった大人びた雰囲気のシングル曲が続いたあとに、佐々木の甘いセリフで始まる中毒性の高いナンバー「しゅきぴ」が披露され、メンバーは自分たちのうちわを持ってにぎやかに歌唱。アグレッシブなロックナンバー「いらない ツインテール」の曲中にはダブルセンターを務めるなぎさと樹愛羅が「横アリ、盛り上がれんのか!?」と力強く観客を煽り、曲の終盤にステージ上からスモークが勢いよく噴出した。またこの日最初のMCでは、7月6日に18歳の誕生日を迎えたなぎさが「=LOVEとして国民的アイドルになりたいし、みんなを引っ張っていけるようにこれからも努力していきたいです!」と抱負を述べ、7月9日に20歳になる瀧脇は「ペンライトが黄色とオレンジの2色になってすっごいうれしくて、途中『ヤバい! 泣きそう!』と思いましたが、なんとかこらえました」と「いじわるチュー」を歌ったときの感動を言葉に。サプライズでステージにバースデーケーキが運び込まれると、2人は感極まって目に涙を浮かべた。

「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:代々木アニメーション学院)

「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:代々木アニメーション学院)[拡大]

会場が祝福の拍手で満たされる中、ライブはとうとうラストスパートへと突入。「『部活中に目が合うなって思ってたんだ』」の間奏ではなぎさと瀧脇が踊る振りをほかのメンバーが真似するという和やかな光景が広がり、「『君と私の歌』」の曲中にはメンバーの先導により客席にウェーブが巻き起こる。さらに=LOVEはアッパーチューン「Oh!Darling」でタオルを振り回して会場を盛り上げ、笑顔でステージをあとにした。

アンコールでは8月25日にリリースされる9thシングルの情報がスクリーンに映し出され、表題曲のタイトルが「ウィークエンドシトロン」に決定し、プロデューサーの指原莉乃と親交の深いフワちゃんがFUWACHAN名義でラップパートの作詞を手がけたという発表に会場は驚きと期待感でいっぱいに。また「しゅきぴ」に続いて元AKB48の峯岸みなみがMVの監督を務めたこともアナウンスされ、さっそくその映像が上映された。メンバーがひまわり畑の中で踊る"YELLOW"をテーマにしたMVに観客は夢中になり、映像と同じ眩しい黄色の衣装を身に包んだ=LOVEがステージに登場すると、場内のテンションは一気に上昇。客席が黄色のペンライトの光で染まる中、11人は清涼感あふれる夏のナンバー「ウィークエンドシトロン」を初披露した。

短冊を持って歌う=LOVEメンバー。(写真提供:代々木アニメーション学院)

短冊を持って歌う=LOVEメンバー。(写真提供:代々木アニメーション学院)[拡大]

続いて=LOVEは外周通路を移動し、アイコンタクトなどでファンとコミュニケーションを取りながら「ようこそ!イコラブ沼」を歌唱。デビュー曲「=LOVE」では「愛され続けるグループに♡」「紅白に出場!!!」「めざせ、東京ドーム」など、それぞれ願いごとや目標を書いた短冊を手に持ち、会場後方のステージに置かれた笹に飾り付けた。そしてメンバーが最後の曲に移ろうとしたところで、スクリーンにゲームソフト「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!」とコラボレーションした映像が突如流れ始め、横浜でツアーを終えた“イコラブ社長”の次の目的地が千葉と山梨に決定したことが明らかに。9月20日に千葉・幕張イベントホールでデビュー4周年記念コンサート、10月9日に山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストで≠MEとの合同コンサート「イコノイフェス2021」が行われることをサプライズで知ったメンバーは、大きな声を上げて歓喜した。

短冊を持って歌う=LOVEメンバー。(写真提供:代々木アニメーション学院)

短冊を持って歌う=LOVEメンバー。(写真提供:代々木アニメーション学院)[拡大]

観客から大きな拍手を浴びた=LOVEは、その後ツアーを締めくくるラストナンバーとしてこの日2回目の「桜の咲く音がした」をパフォーマンス。曲が終わると、リーダー山本は感極まった様子を見せつつ、「ステージ裏からペンライトの光が見えたときに、みんなで抱きしめ合って『がんばろうね』って話したんだよね。このメンバーと一緒にこの景色を見れたことが本当にうれしいです。2021年はここまで本当にいろんなことがありましたが、ファンの皆さんの声援やそばにいてくれるメンバーのおかげで乗り越えることができました。まだまだ強くはないかもしれないけど、そんな=LOVEをこれからも支えてくださったらうれしいです。今日は七夕ということで、ここにいるメンバーのみんな、ツアーファイナルまで一緒に来てくださったスタッフの皆さん、=LOVEのすべてのファンの皆さんの願いが叶うことを祈っています!」と挨拶し、感謝の言葉で「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」を締めくくった。

=LOVEのYouTube公式チャンネルでは「ウィークエンドシトロン」のMVを公開中。

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FUWACHAN コメント

さっしーから、「フワちゃんRAP書いて~」となんのこっちゃ分からないLINEが来て、
ノリで「いいよ~ん」って返事をしたら、その後怒涛の勢いでSONYがゴリゴリに噛んでるラップビジネスが展開されていって、未だに夢みたいです。入り口がカラオケ行こ~のノリだっただけに本当に怖かったです。でも、本当にやって良かったです!!

初めてのことだったので、さっしーと一緒に散歩しながら歌詞を考えようと思ったんだけど、何故かシソンヌ長谷川さんも呼んじゃって、しかもすごい喋りかけてきてもう全然考えられなかったので、結局家に帰ってその晩に歌詞を全部書きあげました。
Rap歌詞は完全語感重視! リズムや韻の響き、聞き心地を重視して作ったからノリノリだよ!
歌詞の中にイコラブを意識したプチシークレットも仕込んでみたからファンのみんなもお楽しみに!
イコラブのみんなが歌ったRapは11人分の色があって、とっても可愛かった! 一生懸命練習して、愛情もって韻踏んでくれてありがとう! さっしーとフワちゃんの親友Rap曲、みんなも歌って踊って盛り上がってねー!

峯岸みなみ コメント

さっしーから新曲MVの監督オファーをもらった際は、卒業コンサートのことで頭がいっぱいで心配だったんですが、送られてきた新曲を聞いたら、アイドルど真ん中で今のイコラブにぴったりの夏らしい楽曲で、色々とイメージが湧いてきたので、是非やらせてもらいたいと思いました。フワちゃん作詞のRapは、歌詞で見たときは意味が分からなくて、、でも音で聴くとハマってて、すごくかっこよくて、リズム感がさすがだなと思いました。
MVでは、夏と黄色をコンセプトに、週末のドキドキやワクワク感を詰め込みながら、Rap部分ではガラッと雰囲気を変えて、かっこいい夜のシーンを撮影し、フワちゃんのYouTubeやインスタグラムを参考にしてカラフルでPOPな世界観を盛り込みました。
2コーラス目は、女優をイメージして映画っぽく撮影していて、メンバーとひまわり畑、空、太陽のシーンがふんだんに使われていますが、それぞれの個性とかわいい表情が詰まっているので、是非注目して見てみてください。
イコラブのMV監督は2作目ですが、「この曲がきっかけでイコラブが売れたよね」と言ってもらえるよう願いを込めて制作しましたので、みなさんこの曲を愛してたくさん広めてください!

=LOVE「=LOVE 全国ツアー2021『全部、内緒。』」2021年7月7日 横浜アリーナ セットリスト

SE. Overture
01. 桜の咲く音がした
02. Want you ! Want you !
03. cinema
04. 今、この船に乗れ!
05. 探せ ダイヤモンドリリー
06. いじわるチュー(オリジナル:矢吹奈子) / 瀧脇笙古
07. 拝啓 貴方様 / 野口衣織
08. 現役アイドルちゅ~ / 齊藤なぎさ
09. 24/7 / 齋藤樹愛羅、髙松瞳、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈
10. お姉さんじゃダメですか? / 大谷映美里、大場花菜、音嶋莉沙、齊藤なぎさ、佐々木舞香、瀧脇笙古
11. CAMEO
12. ズルいよ ズルいね
13. 手遅れcaution
14. しゅきぴ
15. いらない ツインテール
16. セノビーインラブ
17. 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
18. 「君と私の歌」
19. 青春"サブリミナル"
20. Oh!Darling
<アンコール>
21. ウィークエンドシトロン
22. ようこそ!イコラブ沼
23. =LOVE
24. 桜の咲く音がした

=LOVE 4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT

2021年9月20日(月・祝)千葉県 幕張イベントホール

イコノイフェス2021

2021年10月9日(土)山梨県 富士急ハイランドコニファーフォレスト

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※記事初出時、一部の写真のキャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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