KREVAが1年半ぶりにファンと再会、ノーディスタンスの精神で見せた全力のパフォーマンス

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KREVAが昨日7月1日に東京・Billboard Live TOKYOでライブツアー「KREVA in Billboard Live Tour 2021」ファイナル公演を行った。

KREVA

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KREVA「KREVA in Billboard Live Tour 2021」東京・Billboard Live TOKYO公演の模様。

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KREVAにとって約1年半ぶりの有観客ライブとして開催された今回のツアー。彼は6月17日、45歳の誕生日を迎える6月18日に神奈川・Billboard Live YOKOHAMA、23、24日に大阪・Billboard Live OSAKA、6月29、30日、7月1日にBillboard Live TOKYOで各日2部制のライブを行い、メッセージ性あふれる新曲や人気曲の数々をKREBandとともに披露した。この記事ではテレ朝チャンネル1とスカパー!オンデマンドで生中継も行われた7月1日夜公演の模様をレポートする。

登場時のKREVA。

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昨年6月に行われた配信ライブ「①」の会場でもあるBillboard Live TOKYO。無観客だった「①」とはまったく異なり、フロアはKREVAとの再会を待ち望むファンで埋め尽くされた。客席のすぐ近くのステージにバンドメンバーの白根佳尚(Dr)、大神田智彦(B)、田中義人(G)、熊井吾郎(MPC+DJ)、SONOMI(Cho)、柿崎洋一郎(Key)が現れ、エモーショナルなムードの曲が流れ出すとKREVAも登場。頭上でミラーボールが輝く中、サングラスを外し、ファンの顔を確かめるようにフロアを見渡したKREVAは、昨年から続くコロナ禍でいくつものライブが中止になった悔しさを語りつつ、「それでもまたここに立てた。ありがとう」と感謝する。

しかし「いざここに立つとなったたら、みんなに何を届けるか、ピッタリな曲が思い浮かばなかった」というKREVA。彼が1曲目に披露したのは、このライブのために作ったという新曲「Finally」だった。先ほどから流れていたループに乗せてKREVAは「やっと逢えたな」と歌い始め、「また舞台に立てる すべてを今この瞬間にかける!」という言葉を合図にバンドの演奏がスタートすると、その思いを込めたラップを怒涛の勢いで繰り出した。

「ひとりじゃないのよ feat. SONOMI」パフォーマンス時の様子。

「ひとりじゃないのよ feat. SONOMI」パフォーマンス時の様子。[拡大]

田中義人(G)のギターソロで一緒にパフォーマンスするKREVA(左)。

田中義人(G)のギターソロで一緒にパフォーマンスするKREVA(左)。[拡大]

ここからKREVAは畳みかけるようにライブを展開。過去を振り返りつつ、前へ進むことを歌った「人生」から、SONOMIがフィーチャーされた「One feat. SONOMI」につなげ、続く「ひとりじゃないのよ feat. SONOMI」ではSONOMIをメインボーカルとしてステージの中央に迎え入れる。さらに“コロナ禍を乗り越えて、また一緒に集まろう”という思いを込めて制作した三浦大知とのコラボ曲「Fall in Love Again」を1ヴァースだけラップしたKREVAは、「アグレッシ部 ~2019 Ver.~」「音色 ~2019 Ver.~」を連発し、情熱的なパフォーマンスを観客にぶつけた。

ボコーダーで歌うKREVA。

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「ひさしぶりのライブでみんなに何を届けたいかって言ったら、この距離で全力でやってる人間。毎日、飛沫が飛ばないかとかさ、ディスタンスだとか言ってる中、全力でやってる人間を見せたいなと思って」と語ったKREVAは、ここで初の試みに挑戦した。それはボコーダーによるデュエット。KREVAは鍵盤を弾きながら歌わないと音が出ないボコーダーの仕組みを解説しつつ、たとえ失敗しても聴かせたいと思ったという「Tonight」をSONOMIとのデュエットで披露し、観客は2人がボコーダーを通して届ける歌声に聴き入った。

KREVA「KREVA in Billboard Live Tour 2021」東京・Billboard Live TOKYO公演の模様。

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その後、バンドが悲しげな音楽を奏でる中、「この音楽の空気感、これが今の世の中の空気感だと思ってください」と語ったKREVAは、「こんな空気の中だって、いやこんな空気の中だからこそ、めちゃくちゃ楽しい曲を歌います」と宣言。「急には難しいかもしれないけど変えていけるんです。みんなの力で少しずつだけど明るい空気に変えていけると思うんですよ」と呼びかけ、「イッサイガッサイ ~2019 Ver.~」のパフォーマンスに突入する。そこからKREVAはZORNとのコラボ曲として発表した「タンポポ」、6月に配信した最新曲「変えられるのは未来だけ」とポジティブなメッセージが込められた楽曲を続けてラップし、ドラマチックで疾走感あふれるサウンドの「トランキライザー ~2019 Ver.~」でクライマックスに向けてラストスパートをかけていく。

KREVAとバンドメンバー。

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そしてトドメの「C'mon Let's go ~2019 Ver.~」では、アカペラのラップパフォーマンスでそのスキルを見せつけつつ、バンドメンバーを紹介したKREVA。さらにフォトセッションの時間を設けて観客のテンションを引き上げたあと、「記憶と記録を定着させるには、曲の中に一緒に入り込むことが大事だと思う」と呼びかけてパフォーマンスを再開し、手拍子による一体感を会場に生み出した。通常のライブであれば「Na Na Na」などで、さらなる盛り上がりを生み出すところだが、みんなで歌える日が来るまで取っておきたいというKREVAは、最後に「Revolution」「居場所 ~2019 Ver.~」の2曲を披露。会場にゆったりとした心地いいムードを作り出してライブの幕を下ろした。

なお各種音楽配信サービスでは、本公演のセットリストのプレイリストが公開されている。

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KREVA「KREVA in Billboard Live Tour 2021」

2021年7月1日 Billboard Live TOKYO 2ndステージ セットリスト

01. Finally
02. 人生
03. One feat. SONOMI
04. ひとりじゃないのよ feat. SONOMI
05. Fall in Love Again
06. アグレッシ部 ~2019 Ver.~
07. 音色 ~2019 Ver.~
08. Tonight
09. イッサイガッサイ ~2019 Ver.~
10. タンポポ
11. 変えられるのは未来だけ 
12. トランキライザー ~2019 Ver.~
13. C'mon Let's go ~2019 Ver.~
14. Revolution
15. 居場所 ~2019 Ver.~

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301🍀言葉書きアーティスト @kkr301

【ライブレポート】KREVAが1年半ぶりにファンと再会、ノーディスタンスの精神で見せた全力のパフォーマンス(写真23枚) https://t.co/SKTz8TFEpm

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