2011年に乃木坂46 1期生オーディションに合格し、約10年間グループの中心メンバーとして活動してきた松村。これまでにリリースされた全シングル27枚で選抜入りを果たしており、その明るくポジティブなキャラクターとおおらかな人柄でメンバーやファンから愛されてきた。今回の公演は、彼女が率いる“さゆりんご軍団”によるライブと松村の卒業コンサートという2部構成で行われ、23日にはライブの模様がStagecrowd、Rakuten TV、ABEMA、Hulu、LINE LIVE-VIEWINGで生配信された。この記事では同ライブ2日目にあたる23日公演の様子をレポートする。
第1部・さゆりんご軍団のライブは軍団員の紹介ムービーで幕開け。雨の中ビニール傘を差しながら鼻歌を歌う松村の映像が映し出されると、彼女のハミングを合図に鼻歌バージョンの「Overture」が流れ始める。会場が早くもさゆりんご軍団によるシュールな世界観に包まれる中、軍団員である松村、伊藤かりん、佐々木琴子、
その後5人は、「ハルジオンが咲く頃」「何度目の青空か」「ハウス!」の替え歌バージョンである「さゆりんごが咲く頃」「何度目の軍団か?」「ライス!」を意気揚々と披露。「2度目のキスから」のパロディ「りんごのパクリから」では、
しばしの休憩タイムをはさみ、公演は第2部・松村の卒業ライブ本編に突入。水玉模様とフリルが印象的な衣装に身を包んだ松村が登場し、6月9日にリリースされたばかりの自身のソロ曲「さ~ゆ~Ready?」を手を振りながら歌い上げた。続いて「乃木坂ー! 踊れー!」と叫びメンバーと合流した彼女は、「ガールズルール」を勢いよくパフォーマンス。「夏のFree&Easy」では、
ライブ終盤に差しかかる頃、松村が1人舞台に立ち歌唱したのは「急斜面」。この楽曲はファンから“御三家”と呼ばれていた1期生
アンコールに突入し、ベージュ色のドレスに身を包みステージに現れた松村は、グループのメンバーとして活動してきた10年間を振り返りつつ、両親、家族、スタッフ、メンバーへの感謝の思いを涙ながらに明かす。そしてぐるりと客席を見回した彼女は、「ファンの皆さん、私の10年間はどうでしたでしょうか? 乃木坂46として10年間生きてきてつらいこともあったけど、辞めないでがんばろうと思えたのはファンの皆さんのおかげだと思います」「卒業発表してからも実感がなかったけど、オンラインで皆さんと話したとき、いつもは笑っている皆さんが泣いているのを見て、初めて卒業を実感しました。これからは皆さんとそうやってお話できなくなると思うと本当にさみしい。私にとって、ファンの皆さんはかけがえのない存在でした。この10年間、どんなときも支えてくださってありがとうございました」と声を震わせ、「皆さんのおかげで素敵な10年になりました。乃木坂46に入って心からよかったと思います。えへへ」と涙を浮かべながら笑顔を見せた。
その後、全員で橋本の卒業シングル曲「サヨナラの意味」、ドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方~Documentary of 乃木坂46~」の主題歌「悲しみの忘れ方」を歌唱。そしてラストナンバーとして再び「さ~ゆ~Ready?」が流れ始めると、花道を歩く松村にメンバー1人ひとりからバラの花が渡されるというサプライズが。
乃木坂46「さ~ゆ~Ready? ~さゆりんご軍団ライブ / 松村沙友理 卒業コンサート~」2021年6月23日 横浜アリーナ セットリスト
<さゆりんご軍団ライブ>
00. Overture(鼻歌ver.)
01. ぐんぐん軍団
02. 白米様
03. さゆりんごが咲く頃
04. 何度目の軍団か?
05. ライス!
06. りんごのパクリから
07. 大嫌いなはずだった。
08. 働き方改革
09. さゆりんご募集中
<松村沙友理 卒業ライブ 本編>
00. Overture
01. さ~ゆ~Ready?
02. ガールズルール
03. 夏のFree&Easy
04. ロマンスのスタート
05. ごめんねFingers crossed
06. でこぴん
07. 今、話したい誰かがいる
08. 無表情
09. 1・2・3
10. やさしさとは
11. 急斜面
12. 泣いたっていいじゃないか?
13. ひと夏の長さより
14. シンクロニシティ
<アンコール>
15. サヨナラの意味
16. 悲しみの忘れ方
17. さ~ゆ~Ready?
かちゅゆか@田村ゆかりを愛する王国民 @watakatu
乃木坂46松村沙友理が10年の活動に幕、愛するファンとメンバーに「ありがとうございまっちゅん!」 - 音楽ナタリー
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