エビ中・小林歌穂、生誕ソロライブで中山莉子と手をつなぎ振り返った20歳の日々

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小林歌穂私立恵比寿中学)の生誕ソロライブ「ぽーランド6!!!!!!」が、昨日6月10日に東京・Zepp Tokyoで開催された。

左から中山莉子、小林歌穂。

左から中山莉子、小林歌穂。

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「ぽーランド6!!!!!!」オープニングスライドより。

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明日6月12日で21歳になる小林。誕生日の2日前に開催された今回のライブで、小林はおなじみの企画やゲストを招いてのパフォーマンスなど、多彩な演出で集まったエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)を楽しませた。オープニングでは小林が描いたキリンのイラストを用いたスライドが上映され、訪れたファミリーへの感謝を伝える。コロナ禍に見舞われつつも、初の個展を開くなど20歳の充実した1年を振り返るメッセージに続き、小林は残り少ない20歳の日々を噛み締め“20歳納め”をしたいという、今回のライブのコンセプトを伝えた。

小林歌穂

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そして青を基調にした衣装で現れた小林は、1曲目「ぐらりぐら想い」をクールにパフォーマンス。その後は穏やかなイントロから、松任谷由実の「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」をかわいらしい声で歌う。フロアでファミリーが揺らす黄色のサイリウムが、曲の世界を優しく彩った。「『ぽーランド6!!!!!!』へ入国ありがとうございます!」と挨拶した小林は、声援を送ることができないファミリーのために「私が勝手に皆さんの声を出しますので!」とステージに用意されたサンプラーで声援やホーン、チャイムなどの音を鳴らす。そして「みんなストレス溜まってるじゃん? だから今日はのほほんとしてもらえれば。寝てもらって大丈夫なんで(笑)、のんびりした時間を楽しんでもらえたらと思っています」と、彼女らしい言い回しでファミリーに呼びかけた。

合体生物「ぽビン」を描き上げた小林歌穂。

合体生物「ぽビン」を描き上げた小林歌穂。[拡大]

続いて小林はステージ上をゆったりと行き来しながら「お願いジーザス」を、ミラーボールがきらめく中で吉澤嘉代子の「movie」を歌う。涼やかな歌声でファミリーを魅了したあとは、イラストが得意な小林ならではの「お絵かきコーナー」へ。事前にInstagramでファミリーから募集した「好きな動物」というお題を小林が抽選箱から引き“合体生物”を描くという企画だが、小林が引いたお題は“ライオン”と“小林歌穂”。「動物と思われてるんだな(笑)」と苦笑いしつつホワイトボードに向かってイラストを描き始めた小林は途中でさらにもう1枚を引き、“蛇”も加えた3種の合体生物を完成させた。

「青い青い星の名前」を披露する中山莉子(左)と小林歌穂(右)。

「青い青い星の名前」を披露する中山莉子(左)と小林歌穂(右)。[拡大]

カオスなコーナーを終えた小林は「フユコイ」を歌い、さらにウクレレを手につじあやのの「風になる」を笑顔で披露。続くMCではメンバーの中山莉子が撮影したライブグッズの生写真を「すごくかわいく撮ってくれて! 20歳納めなので20歳の子に撮ってもらおうと」と笑顔で紹介し「もしまだゲットしていないという人は、中山莉子が撮ったレアな写真なので」とアピールした。チャットモンチーの「ハナノユメ」が力強い歌声で披露されたのち、「青い青い星の名前」の2番ではサプライズゲストとして中山が登場。小林と向かい合いながら高らかなボーカルを響かせた。

自転車にまたがる小林歌穂と、その背中を押す中山莉子。

自転車にまたがる小林歌穂と、その背中を押す中山莉子。[拡大]

「生写真を撮ってくれた中山莉子ちゃんです!」と小林が紹介すると、中山は「(MCでの)匂わせがすごかったね」と大笑い。小林は「ソロコンをやるとなって、一番最初に莉子ちゃんの登場の仕方を思いついた」とこのサプライズに懸けた気合いを明かし、中山が着ているワンピースも自ら着色したものであることを話した。そんな2人が続いて繰り広げたのは「20歳納めのコーナー」。これは竹馬やホッピング、フラフープなど「20歳になったらやらないだろう」という遊びに挑戦するという企画で、わざわざレッスン靴に履き替えた小林は中山が次々と出す指示に従い、息を切らして奮闘する。途中の小林の「次は莉子ちゃんね!」という言葉からは立場が逆転し、中山もステージ上を走り回る事態に。小林は「いやー、ちゃんと遊んだ! 楽しかったね」と満足そうな笑顔を浮かべていた。

加入当時の写真を振り返る中山莉子(左)と小林歌穂(右)。

加入当時の写真を振り返る中山莉子(左)と小林歌穂(右)。[拡大]

生写真の撮影時のエピソードを振り返ったあと、2人は「リフレインが、ずっと」をデュエット。2人の美しいハーモニーが場内に響いた。曲のエンディングでは手をつないだ2人のバックに、2014年の加入当時の幼さを残す写真が映る。歌い終えた小林は「『加入したときの写真』って言われて、2人とも(候補に)出したのがこの写真でした(笑)。この曲でこの写真って!」と、中山とのシンクロっぷりを告白。その後は「ゼッテーアナーキー」をファミリーと歌う「ぽーランド」恒例の“国歌斉唱”へ。ファミリーは小林と中山の煽りに応え、合唱の代わりに大きくサイリウムを振って思いを届けた。

小林歌穂

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「“歌穂ちゃん空間”が作られててすごいなと思いました。1曲目、(加入当時の)14歳から大人になったのがすごくわかって、袖から見てて『きれいになったなあ』って……」と中山がこの日の感想を明かすと、小林は「褒めても何も出ないわよ?」と照れた様子を見せる。ゲストの中山を送り出し1人ステージに残った小林は「私のゆるゆるっとしたライブで、日々のストレスをちょっとでも忘れてもらえたらなと思います」とファミリーに向けて語りかけ、ラストナンバー「ポップコーントーン」を熱唱した。アウトロで小林は「21歳の小林歌穂もよろしくお願いします!」と挨拶。フロアに向けて深々と頭を下げ、ステージをあとにした。

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小林歌穂生誕ソロライブ「ぽーランド6!!!!!!」2021年6月10日 Zepp Tokyo セットリスト

01. ぐらりぐら想い
02. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ(オリジナル:松任谷由実)
03. お願いジーザス
04. movie(オリジナル:吉澤嘉代子)
05. フユコイ
06. 風になる(オリジナル:つじあやの)
07. ハナノユメ(オリジナル:チャットモンチー)
08. 青い青い星の名前
09. リフレインが、ずっと
10. ポップコーントーン

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ぺろ太郎 @ken19770626

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