大阪「RADIO CRAZY」初日ラストで豪華デュエット実現
2010年12月30日 17:34
5 音楽ナタリー編集部
FM802が主催するライブイベント「RADIO CRAZY」の初日公演が、昨日12月29日に大阪・インテックス大阪で行われた。
「日本の音楽シーンをリードするツワモノたちが大阪に集って繰り広げるロック大忘年会」をコンセプトにした「RADIO CRAZY」。昨日は新鋭からベテランまで計17組が登場し、熱いパフォーマンスで会場を魅了した。
イベントはR-STAGEとL-STAGEの2ステージ制で進行。R-STAGEのトップバッターとして登場した世界の終わりは、美しいメロディが光るポップチューンを次々と披露し、会場を彩っていく。続いてL-STAGEでは、怒髪天が痛快なパフォーマンスとMCで会場を盛り上げ、年末のお祭り気分を演出した。
その後、昼から夕方にかけてのR-STAGEには若手アーティストが次々と登場。ねごとはパワフルでキュートな熱演を展開し、モーモールルギャバンはコミカルなステージで観客を楽しませる。昨年に続いての登場となったOKAMOTO'Sは堂々としたステージで会場を圧倒し、海外ツアーを終えたばかりのOGRE YOU ASSHOLEはエキセントリックなアンサンブルを響かせた。また毛皮のマリーズはアバンギャルドかつ艶やかなステージを展開。DOESはキラーチューンを屈強なアンサンブルで奏で、フロアを揺らした。
一方のL-STAGEでは、ストレイテナーやPONTIACS、布袋寅泰といった実力派たちがパフォーマンス。ザ・クロマニヨンズはエネルギッシュなロックチューンを連発し、奥田民生は最新シングル「最強のこれから」など豊かな音楽性を見せつけるステージを披露した。
イベントも終盤戦に突入した頃、R-STAGEにはEORが登場。序盤は4人だけでライブを行っていた彼らだが、後半には越智志帆(Superfly)と百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)がゲストで飛び入り。6人の競演にオーディエンスは大興奮。またL-STAGEでパフォーマンスを披露した斉藤和義は、最新アルバム「ARE YOU READY?」からの楽曲を中心としたセットリストを用意。R-STAGEのトリを務めたCoccoは、情感豊かな歌声で会場を圧倒した。
そして初日のラストアクトは、奥野真哉(Key / ソウル・フラワー・ユニオン)、山内総一郎(G / フジファブリック)、隅倉弘至(B / 初恋の嵐)、クハラカズユキ(Dr / The Birthday)からなるスペシャルバンド・CRAZYMAN CLUB BANDが担当。ゲストボーカルを招いての彼らのステージには、須藤寿(HiGE)、トータス松本、BONNIE PINK、斉藤和義、吉井和哉といった面々が登場。トータス松本とBONNIE PINKは「別れても好きな人」を、斉藤和義と吉井和哉は沢田研二の「ダーリング」をデュエットした。
そして最後は志磨遼平(毛皮のマリーズ)もステージに登場し、RCサクセションの「雨あがりの夜空に」を観客と一緒に大合唱。ハッピーな空気が会場を包み込んだ。
(写真:井上嘉和 / 田浦薫)
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