浦島坂田船、“花魁”をテーマに艶やかなパフォーマンスで魅せた春ツアーファイナル

浦島坂田船が4月25日に無観客配信ライブ「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花（HANA）～桜花再凛～ ONLINE LIVE」を開催した。

3月から全国ツアー「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花（HANA）～桜花再凛～」を行ってきた浦島坂田船。無観客配信ライブは、福島県沖地震の影響により中止となった福島公演に代わるツアーファイナルとして行われたもので、“花魁”をテーマにしたライブパフォーマンスが全国のcrew（浦島坂田船のファンの呼称）に向けて配信された。

オープニングムービー上映後、配信画面に映し出されたのは4つの障子が設置されたステージ。その奥から姿を現した着物姿の浦島坂田船は、扇子を手に華麗な舞いを見せたあと、舞台中央に設置された階段に並ぶと「返り咲」でライブの幕を開ける。その後、ダンサーを迎えて「花鳥風月」「花魁俺嵐コンフュージョン」と和テイストのナンバーを連続で披露した4人は、バンドの激しい演奏に乗せて「千本桜-guitar rock arrangement ver.-」を熱唱。さらに人気曲「Peacock Epoch」を畳みかけ、視聴者のボルテージを一気に引き上げた。「ホエールホール」を歌い終えたところで、彼らは再び障子の奥へ戻るとその場で衣装を生着替え。障子には4人のシルエットが艶かしく浮かび上がる。華やかな羽織りをまとって、再び姿を見せた浦島坂田船は、DECO*27が作詞作曲、TeddyLoidが編曲を担当した「Boohoo」を披露。うらたぬきととなりの坂田。による「ダークサイドファンタジー」、志麻とセンラによる「極楽浄土」に続いては、「飲めや 歌えや 踊れや 騒げ」を4人で歌い踊った。

幕間では4人がバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ！」でおなじみの企画「色とり忍者」に挑戦するVTRが上映された。これは4人が色をテーマにしたお題に答えつつ、同時に新たなお題を出していくもので、うまく答えられない場合、足つぼ師によるマッサージが罰として待ち受ける。ゲームはとなりの坂田。が3回ミスして終了したが、1人だけ1回もミスせず、罰を受けなかった志麻にもマッサージを受けさせようという流れとなり、最終的に4人全員が足つぼマッサージで悶絶することになった。VTR上映後、黒のジャケットに着替えた4人は、それぞれソロ曲をパフォーマンス。うらたぬきは「スカーレ」、志麻は「ダスティピンク」、となりの坂田。は「I'm Your Tamer」を歌い、「脳内シェイカー」を披露したセンラはコロナ禍への怒りを込めて、ウイルスを模したぬいぐるみをブン投げてみせた。

4人は無人の客席でcrewの代わりに輝くサイリウムを紹介したり、「ミュージックステーション」の出演者風に階段を降りて決めポーズを取ったりしたあと、玉屋2060%提供のキュートなバレンタインソング「SWEET TASTE PRESENT」でパフォーマンスを再開し、テレビアニメ「文豪とアルケミスト ～審判ノ歯車～」のオープニングテーマ「グッド・バイ」を続けて披露。バンドメンバーとダンサーの紹介から「花吹雪」につなげ、エネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げた。そしていよいよライブ終盤、浦島坂田船は新曲「完全燃焼～春祭り～」を皮切りにラストスパートをかけ、「花や、花」「合戦」を連発。それぞれツアーの感想や今後の活動への思いなどを語ると、「そらに、ひらり」を歌ってライブを締めくくった。

なお浦島坂田船は、7月から9月にかけてライブツアー「浦島坂田船 SUMMER TOUR 2021 ～甘い∞密のような▽をしない？キミの放課後はボクのモノ▽無限大の▽STARTぉ☆～」を開催。イープラスでは各公演のチケットの先行抽選予約を受け付けている。

※記事初出時、本文中の曲名の一部に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。