「CUBERS SPEED BEAT SHOW ONLINE TOUR」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各地を回ることができないCUBERSが、配信を通じて疑似的にツアーをするというライブ企画。ツアーのメインビジュアルには色とりどりのレーシングカーが描かれ、CUBERSはライブのタイトルの通りスピード感のある“攻めのセットリスト”でファンを魅了した。
開催を知らせるカウントダウンの映像が流れたのち、CUBERSは「Chi-Chi-Chi」でライブをスタートさせる。手にしたタオルを回して1曲目からテンション高めのパフォーマンスでファンを盛り上げた彼らは、自己紹介的なフレーズが盛り込まれた「Five Step」でソロのパフォーマンスをつないでいく。さらに5人は「Beautiful world」「妄想ロマンス」とライブの定番曲を連発。アッパーチューンだらけのセットリストで序盤を大いに盛り上げた。
ライブ中盤には、CUBERSのワンマンライブで恒例となっている映像企画が上映された。今回の映像は「『家の中に人がいる』が結局一番怖い説」を検証するもので、リーダー・末吉9太郎の自宅に合いカギを持って潜入した春斗が洗面所に潜入。何も知らない9太郎が春斗と遭遇して驚いたのち、9太郎の家にある私物を物色するというレアな映像が届けられた。映像の上映が終わるとステージ上にはTAKAと綾介の姿が。2人は5月12日発売の新作ミニアルバム「あたらしい生活」に収録される「Dangerous Kiss」をデュエット。彼らと入れ違うようにステージに現れた春斗と優は「DEEP」を、さらに9太郎は「相合傘」をソロでパフォーマンスし、“三組三様”の歌と踊りを披露した。
再び5人がステージにそろったのちに始まった「ピンキーリング」を、CUBERSはCDに収録された音源の倍速でパフォーマンス。普段の倍速でもフォーメーションを崩さず、キレのあるダンスを披露した。ライブ終盤に差しかかると彼らは「STAND BY YOU」「メジャーボーイ」とシングル曲を立て続けに歌唱。最後に9太郎は「僕たちCUBERSがこの曲を歌うことで、大変な毎日を送る皆さんの背中をそっと押すことができたら。そんな気持ちを込めてお届けします」と、新曲への思いを口にして「あたらしい生活」を歌い始める。ここまでスピード感のある展開でオーディエンスを楽しませてきた彼らはミドルテンポのこの曲をしっとりと歌い上げ、深い余韻を残してステージをあとにした。
本編終了後、アンコールで再び登場したメンバーの手にはステッキが握られており、5人はステッキを用いたダンスとともに「Newdays」をパフォーマンスした。アンコールではメンバーがスマホを見ながらライブ視聴者からのコメントをチェック。ファンからの感想を読み上げながらツアーを振り返った彼らはPUFFY「アジアの純真」のカバーでライブを再開。最後に5人はインディーズ時代に発表したファンクチューン「Samenaide」でツアーを締めくくった。
CUBERS「CUBERS SPEED BEAT SHOW ONLINE TOUR」2021年4月26日 セットリスト
01. Chi-Chi-Chi
02. Five Step
03. Beautiful world
04. 妄想ロマンス
05. 今さらMiss you
06. SHOOTING STAR
07. サイケ
08. Shall we
09. 強くあれ
10. Dangerous Kiss(TAKA&綾介)
11. DEEP(春斗&優)
12. 相合傘(末吉9太郎)
13. 君に願いを
14. ピンキーリング
15. Dance Section
16. STAND BY YOU
17. メジャーボーイ
18. あたらしい生活
<アンコール>
19. Newdays
20. アジアの純真
21. Samenaide
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】CUBERS、スピード感のあるセトリで攻めたオンラインツアー終幕(写真25枚)
https://t.co/V6NmfZj5of https://t.co/tm1WfA7Tiq