幼少期から演歌歌手を夢見て365日休むことなく父とレッスンに励み、数々のカラオケ大会で入賞。そして15歳で愛媛から単身上京し、堀越高校芸能コースに通いつつ内弟子生活を送っていた水樹奈々。しかしデビューが一向に決まらないまま所属事務所が倒産し、満足に食事できないほどの経済状況となり、さらに最愛の父が病に倒れてしまう。この書籍で彼女は、東京における生活で厳しい現実に直面しながらもあきらめずに夢を信じ続けてきた日々をありのままに告白する。
書名の「深愛」は、自身の誕生日である2009年1月21日にリリースされたシングルからつけられたもの。この曲はオリコンデイリーチャートで自身初の1位を獲得し、声優として初出場を果たした「第60回NHK紅白歌合戦」でも披露された。水樹奈々にとってのひとつの到達点と言える楽曲のタイトルが冠されたこの自叙伝で、彼女がたどった成功への知られざる道のりが明かされる。
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