音楽事務所WACKのノンフィクションエンタテインメント映画「
「らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON-」は昨年3月に行われたオーディション「WACK合同オーディション2020」での1週間におよぶ過酷な合宿の模様とその後の出来事を通して描かれる、人間と時代のリアルを詰め込んだドキュメンタリー映画。当初は東京・テアトル新宿で舞台挨拶付き上映会が予定されていたが、観客を前にしての舞台挨拶は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて中止になった。この日のオンライン舞台挨拶はテアトル新宿および大阪・シネ・リーブル梅田での映画上映後に行われ、映画の舞台となった合宿に現役メンバーとして参加したセントチヒロ・チッチ(
舞台挨拶の司会は「WACK合同オーディション2020」の密着取材を行った西澤裕郎(SW)が担当。まず映画の感想についてチッチは、合宿に参加していたときとは違う感覚の「新しい視点」でオーディションを追体験できたことを明かし、「すべてのことに意味のある合宿でした。ファンの方と直接会えないので生の声が聞けないのは残念ですが、私たちはSNSをチェックしているのでぜひ感想を聞かせてください」と呼びかけた。ドクソンは合宿参加時に気付かなかったことを映画で初めて知る機会が多かったとのことで、「必死にどうにかしようとがんばり続ける候補生の姿に胸を打たれ、思わず『がんばれ!』と思う場面もありました」とコメント。MiDORiKOは「現場にいたけど知らなかったことがあって、新鮮な気持ちで映画を観ました。全力でがむしゃらになって取り込んでいる姿は美しいなと想いました」と映画の感想を語った。
現役メンバーとしてどういう気持ちで参加したかについて、チッチは「候補生を導く人として行くべきだと思っていた」とし、合宿時の現役メンバーたちの印象について「例年の合宿とは空気が違い、自分のことより候補生のことを一番に考えていると感じました」とコメント。また映画では描かれていないが、雨に打たれながら早朝マラソンを走ったあとにチッチが風呂で「上を向いて歩こう」を歌っていたというエピソードに触れ、「モーニングルーティーンというか、自分を奮いたたせるために『上を向いて歩こう』を歌いながら準備をするんですよ。お風呂にみんなで入ろうと思ったら生温かいお湯しかなかったんですが、いい場面でした(笑)」と合宿最終日での出来事を振り返った。MiDORiKOは「私はお風呂に一緒に入ってなかったんですけど、雨の日に頭だけ乾かしていたら全裸の大群が押し寄せてきて怖かったです(笑)」とその様子を語った。さらに風呂場の話題が続き、唯一カメラが入れない場所である風呂場での“裸の付き合い”について質問がおよぶと、チッチは「知らない人たちとお風呂に入るのが困難な子もいました。試練の場所でもありますけど、そこが実は落ち着く場所という、紙一重のシチュエーションがお風呂でした」と答えた。
なお映画のストーリーでメインとして描かれている候補生はワキワキワッキーとインポッシブル・マイカの2名で、ワキワキワッキーはユウドット・comとして
また2016年に行われた「
最後に映画のアピールタイムとして、どんな人に観てもらいたかと質問を受けた3人。MiDORiKOは「全力で物事に向き合っている少女たちの姿を観て、そういえばがむしゃらとか全力ってこういう感覚だったなと思い出したり、何かを感じたりしてもらえたらうれしいです」、ドクソンは「誰かがすごくがんばっている姿を見ると自分もがんばれる気がするんですよね。だから生きにくさを感じている人にこそ観てほしいなと思う映画です」と話した。最後にチッチは「映画には女の子が1人ひとり全力でがんばって、人間らしい姿がいっぱい描かれています。WACKってこんな場所なんだな、これからも面白いだろうなって思ってもらえたら」と述べ、最後に「どうか自分を大切にして生きてほしいです」とファンにメッセージを送った。
映画「らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON-」は全国の映画館で順次公開中。最新情報は映画のオフィシャルサイトおよびTwitter公式アカウントで確認を。
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WACK映画「らいか ろりん すとん」公開記念、オーディション合宿参加メンバー3名が思い語る https://t.co/9Q0nBvjJYh