ももクロ4年目の「ももいろ歌合戦」で幸せな年越し、ピアノ演奏の百田夏菜子が語る涙の理由

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ももいろクローバーZが企画するカウントダウンライブイベント「第4回 ももいろ歌合戦~ニッポンの底力~史上最多アーティストと年越し8時間生放送」が、12月31日から1月1日にかけてABEMA SPECIAL2チャンネルで生配信された。音楽ナタリーでは終演直後を直撃。約8時間におよんだイベントについて振り返ってもらった。

「第4回 ももいろ歌合戦」終演直後のももいろクローバーZ。

「第4回 ももいろ歌合戦」終演直後のももいろクローバーZ。

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4年連続の開催にして、初の無観客での開催となった今回の「ももいろ歌合戦」。玉井詩織は「無観客での年越しライブはもちろん、8時間という長丁場も初めてだったし、私たちも全貌を把握できていなくて(笑)。本番になるまでわからない部分も多かったんですよ」と未体験のステージに向かう不安を感じつつも「だからこそ、ホスト側とはいえすごく楽しませてもらいました」とめくるめく展開を楽しんでいたようで、「出演してくださる方々、観てくださる方々……皆さんあってのライブ、みんなで作っているライブだなと実感して、すごくありがたく幸せな年越しができました」と充実ぶりを語った。高城れにも「『この盛りだくさんなライブを無観客でやるのはどんな感じなんだろう』と不安もあったんですけど、無観客は無観客のよさもありました。生のライブだと裏でバタバタして、ステージを観られない場面も多いんですよ。今回は皆さんのパフォーマンスがたっぷりと観れたのがうれしかったです」と玉井の意見に同意。佐々木彩夏もまた「どうしても自分の出番前のスタンバイ中には観れない場面があったんですけど、『えーもう着替えないで観たいんだけど!』って(笑)。全員とコラボしたいくらいでした」と大忙しながらイベントを満喫した様子だった。

百田夏菜子は「選曲は出演者の皆さんにお任せなんですけど、この『ももいろ歌合戦』で新曲を披露してくださる方も多くて。そんな大事な瞬間をこのステージで見せてくださったり、一緒にライブを盛り上げたいという気持ちが伝わってきてうれしかったです」とゲスト陣の心意気に大喜び。そして「ももいろ歌合戦」恒例となっているももクロの代表曲「行くぜっ!怪盗少女」での年越しの瞬間は、水前寺清子や泉谷しげる、松崎しげる、西川貴教ら大先輩に見守られていたことに「一緒にステージの上にいるメンバーを見てびっくりました。私たちここにいていいのかなって」とその豪華さに改めて驚きつつ、「しかも西川さんなんて、後ろで『いっちょー! ソバットー!』って思いきり歌ってくださっていて(笑)。出演者の皆さんも楽しんでくださっているんだなと伝わる瞬間がたくさんあって幸せでした」と幸せそうな表情を浮かべた。

「この世界をうまく泳ぐなら」を初披露する百田夏菜子(左)と尾上松也(右)。 (C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子 / 講談社

「この世界をうまく泳ぐなら」を初披露する百田夏菜子(左)と尾上松也(右)。 (C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子 / 講談社[拡大]

今回の「ももいろ歌合戦」のクライマックスと呼べるのが、百田がグランドピアノを演奏しながら俳優の尾上松也と歌唱するシーン。大トリとして登場した2人が歌った楽曲「この世界をうまく泳ぐなら」は、尾上が主演、百田がヒロインを務める映画「すくってごらん」の劇中歌だった。事前情報もないまま歌われたデュエット、ピアノを弾きながら歌う百田の姿は、視聴者に大きな驚きを与えた。玉井は「去年のライブで夏菜子ちゃんがピアノを弾く場面があって、おそらくモノノフ(ももクロファンの呼称)さんは「なんで夏菜子がピアノを!?」と驚いていたと思うんですよ。実はその時期から映画の準備が始まっていたんです」とその裏側を明かし、百田自身は「去年はまだ映画を撮影していることを言えなかったので、急にピアノを弾きだす人みたいになってましたけど(笑)、ここでようやく線がつながりました。生でピアノを弾きながら歌う姿をお見せするという経験がなかったので、緊張に対する対処の仕方がわからないんですよ。いつもやってるパフォーマンスなら『ここをこうしておけば大丈夫』という心の準備ができるけど、初めてのことだからそれがなくて。尾上松也さんと一緒に、映画の情報が解禁される前に歌うというすごい緊張感の中だったので、スタンバイ中は『とにかく知っている人の声を聞いて安心したい!』と思って、あーりん(佐々木)の曲紹介の声に全集中してました(笑)」と緊張の舞台裏を振り返る。出番を終えたあと目に浮かべた涙について聞くと、「どういう涙だったんだろう……ホッとした涙なのかな? 緊張から解放されて……自分でもよくわからないです」と振り返った。

映画「すくってごらん」は、尾上が演じる左遷された銀行マン・香芝誠が、都会から遠く離れた地で出会った「金魚すくい」を通じて思いもよらない成長をとげる物語。百田は香芝が一目惚れするヒロイン・吉乃を演じる。映画公開日は3月12日に決定。これは「ももいろ歌合戦」の中で尾上によって初めて明かされた。

「第4回 ももいろ歌合戦」終演直後のももいろクローバーZ。

「第4回 ももいろ歌合戦」終演直後のももいろクローバーZ。[拡大]

大盛り上がりで迎えた2021年の目標を問うと、佐々木は「コロナの不安が続く中ですごく想像がつかない1年の始まりですけど、去年は今までに感じたことのない気持ちや体験したことのないライブ、活動の仕方というものを学んだので、きちんと今年に生かしていきたいです。去年は私たちも戸惑うことが多かったので、リードしきれなかったなと思っちゃうところがあって。みんなに協力してもらってどうにかなったという場面が多かったけど、今年は私たちがみんなを引っ張っていきたいです」とコメント。高城は「2020年はピンチな部分もあったけど、より人のありがたみがわかりました。今日も『こんなにたくさんの人に支えられているんだ』と改めて実感できたので、2021年はそれを噛み締めながら、いろんな人に感謝を伝えられたらと思います」と誓いを立てた。

なおABEMAビデオでは「第4回 ももいろ歌合戦~ニッポンの底力~史上最多アーティストと年越し8時間生放送」を無料で見逃し配信中。

「この世界をうまく泳ぐなら」初披露について 尾上松也&百田夏菜子(ももいろクローバーZ)コメント

尾上松也

尾上松也 (C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子 / 講談社

尾上松也 (C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子 / 講談社[拡大]

大トリで百田夏菜子さんとデュエットし、本当に緊張しました。歌をフルで百田さんのピアノで歌うというのは直前に決まったので、時間が無い中で百田さんは本当にご苦労なさったと思いますし、その成果には頭が下がります。その百田さんの頑張りに応えられる気持ちで歌おうと心がけました。

映画では、今回歌った楽曲だけではなく、それぞれの楽曲がすごく素晴らしく、印象的なものが多いんです。その音楽性も含めて、他に類をみない非常に個性の強い作品になっているというのを改めて認識しました。この世界観を是非皆さ んに共有していただきたいと思いますし、特に歌合戦で披露した「この世界をうまく泳ぐなら」は、皆さんにハミングしていただけるようになったら最高です。また、同時に流れた特別映像をご覧いただくと分かるように彩りが豊かなんです。ストー リーや音楽だけではなく、映像美と音楽との融合という点にも注目して観ていただける作品になっていると思います。

年をまたぐ歌番組で新年を迎えるというのは初めてで、一生にのうちにあるかどうかという貴重な体験をさせていただきま した。いつもは浅草寺の鐘をつきに行くのですが、今年はそれも出来できず、でも、お正月らしいというか、非常に明るい新年を迎えられて、希望が持てるなあと感じました。

百田夏菜子(ももいろクローバーZ)

百田夏菜子 (C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子 / 講談社

百田夏菜子 (C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子 / 講談社[拡大]

「ももいろ歌合戦」に何年も出演させていただいているのですが、トリをつとめることがあると思っていなかったので、ちょっと戸惑いもありましたけど、たくさんの方に笑顔を見ていただけたらと思い精一杯やりました。

めちゃめちゃ緊張しましたが、松也さんの歌声がひっぱってくれたので心強かったです。実は『すくってごらん』をきっかけにピアノを弾くようになって、音楽との向き合い方が変わりました。 音楽の魅力が盛りだくさんで、原作の楽しさや映像の美しさ、いろんな角度から見ても、本当に新しい新感覚エンターテインメントになっています。何度でも見ていただきたい映画です。

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べっちー🤗 @becchie76

【終演後コメント】ももクロ4年目の「ももいろ歌合戦」で幸せな年越し、ピアノ演奏の百田夏菜子が語る涙の理由 https://t.co/HDRt5i59Kn

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