やっぱりラスアイしか勝たん!3周年迎えたラストアイドルが2020年の締めくくりに33曲披露

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ラストアイドルのデビュー3周年記念コンサートが昨日12月29日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された。

ラストアイドル3周年記念コンサート「やっぱりラスアイしか勝たん!」公演の様子。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

ラストアイドル3周年記念コンサート「やっぱりラスアイしか勝たん!」公演の様子。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

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このコンサートは「2期生と2期生アンダーしか勝たん!公演」「1期生しか勝たん!公演」「やっぱりラスアイしか勝たん!公演」の3部構成。当初は3公演ともにTOKYO DOME CITY HALLに観客を入れて行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催の4日前に無観客生配信ライブとして実施されることが決定した。この記事ではZAIKO、SHOWROOMでの有料生配信に加え、CSテレ朝チャンネルでの生中継が行われた「やっぱりラスアイしか勝たん!公演」の様子をレポートする。

殺陣のパフォーマンスを披露する阿部菜々実。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

殺陣のパフォーマンスを披露する阿部菜々実。(Photo by Yoshifumi Shimizu)[拡大]

ライブは刀を持ったメンバーによる激しい殺陣のパフォーマンスでスタート。凛々しい表情で見事な立ち回りを披露し、敵を斬り伏せた彼女たちはそのままの流れで最新シングル曲「何人(なんびと)も」を歌唱した。大阪・登美丘高校ダンス部総監督のakaneが手がけた殺陣を取り入れた振り付けで視聴者の視線を画面に釘付けにしたラストアイドルは、その後ペンライトを片手に8thシングル曲「愛を知る」を笑顔いっぱいに歌い、「ラスアイ、よろしく」をメンバー全員でパフォーマンス。MCになると元気よくライブの意気込みを述べ、3公演の模様が2月にCSテレ朝チャンネルで放送されることを告知した。

「へぇ、そーお?」披露の様子。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

「へぇ、そーお?」披露の様子。(Photo by Yoshifumi Shimizu)[拡大]

続くブロックではキュートでさわやかなアイドルソングからクールで大人びたダンスナンバーまで計12曲におよぶユニット曲が次から次へと畳みかけられ、このうち「悪魔のディール」「君のAchoo!」「悲しい歌はもう歌いたくない」「へえ、そーお?」の4曲はakaneが新しく振り付けたダンスで披露された。中でもエスニックな雰囲気が漂うエレクトロディスコ調のナンバー「へぇ、そーお?」では歌唱メンバー4人が銀色のスパンコールの派手な衣装に身を包み、ほか27名のメンバーがダンサーとして加わるというファニーかつエネルギッシュなステージが繰り広げられた。

「なんだかんだでスタート」の曲中に卒業を祝われる中村守里。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

「なんだかんだでスタート」の曲中に卒業を祝われる中村守里。(Photo by Yoshifumi Shimizu)[拡大]

「なんだかんだでスタート」の曲中には12月末までの活動をもってラストアイドルから卒業する中村守里、「どんなに好きでいても」では同じく今年いっぱいでグループを去る朝日花奈をほかのメンバーがサプライズで祝福。またさまざまなメンバー構成でユニット曲が披露される中、「スリル」がGood Tears、「青春シンフォニー」がLove Cocchiのオリジナルメンバーのバージョンでひさびさに届けられると、配信画面のチャット欄がファンの感激の声であふれ返った。

エレキギターを演奏する長月翠。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

エレキギターを演奏する長月翠。(Photo by Yoshifumi Shimizu)[拡大]

公演中盤には篠原望がサックスを、長月翠がドラマの撮影がきっかけで演奏できるようになったエレキギターを「17歳の扉」に合わせてプレイ。続く「Again & Again」では大場結女のバイオリンと篠原のサックスの音色が調和し、楽曲に新たな彩りを加えた。さらにファン投票企画によって9人のメンバーが決められ、次回シングルのカップリング曲を歌唱するユニット「オレトクナイン」のお披露目や、「三誌三つ巴!ラスアイ グラビアバトル」「ラスアイテレビ朝日ディレクターバトル」といった企画を通して結成されたユニットによるライブなど、視聴者を飽きさせないパフォーマンスが連続。週プレ選抜による「期待値0」では小澤愛実が同じシュークリームロケッツのメンバーで、この日ライブを欠席した松本ももなの衣装を着て歌唱した。

「大人サバイバー」をパフォーマンスするラストアイドル。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

「大人サバイバー」をパフォーマンスするラストアイドル。(Photo by Yoshifumi Shimizu)[拡大]

ライブがラストスパートに突入すると、メンバー全員がステージ上にそろい、大人数による高難易度ダンスが見どころの「大人サバイバー」「青春トレイン」を披露。西村歩乃果のピアノの伴奏とともに「明日の空を見上げるために」をしっとりと歌い上げた。涙するメンバーもいる中、中村は「いろいろと思うことはあるんですけど、今日を通して、今までを通して、ラストアイドルが本当に大好きだったんだなと思います。私は出会う人に恵まれていて、この3年間、もちろん辛いこともありましたし、楽しいこともありましたけど、メンバーといろんなことを乗り越えてきて、そしてファンの皆さんにも出会えて、本当に幸せ者だなと思います」と挨拶。朝日も「ラストアイドルに入って、『なんでアイドルなのにこんなことやらないといけないんだ!』と思ったことは何回もありました。でもラストアイドルに入らなかったらで会えなかったメンバーがいっぱいいるし、見られなかった景色もあって」「今日無観客なのはすごく残念なんですが、こうして最後にステージに立って、アイドルを全力で楽しむことができて本当に幸せです!」とカメラに向かって感謝の気持ちを述べた。

アンコール前にはお笑いコンビの三拍子が登場し、今年1月よりCM出演権を懸けて行われたスマートフォン向けゲーム「ドラゴンエッグ」内での“ギルドバトル”が、新たにユニット対抗バトルとして実施されることを発表。この場でそのユニットの組み合わせを決める抽選を行った。なお対抗戦は2月1日にスタート予定で、優勝したチームにはWeb動画の出演権が与えられる。

「眩しすぎる流れ星」披露の様子。(Photo by Yoshifumi Shimizu)

「眩しすぎる流れ星」披露の様子。(Photo by Yoshifumi Shimizu)[拡大]

そしてアンコールではLaLuceのオリジナルメンバー4人がステージに現れ、ラストアイドルのデビュー曲「バンドワゴン」を歌唱。曲中、長月は思わず感極まり、目から涙をあふれさせた。続いて2期生9人による「愛しか武器がない」、メンバー全員による「好きで好きでしょうがない」が披露されたところで、2021年の活動に関する新情報が一気に明らかに。ラストアイドル初の舞台の上演が決定したこと、今年の夏にコラボレーションキャンペーンが実施されたウェンディーズ・ファーストキッチンとのコラボ企画が3月に再び行われること、タイ版ラストアイドル「ラストアイドル・タイランド」のメンバーが決定したこと、メンバー全員で表題曲を歌う10thシングル(タイトル未定)が来春に発売されることが発表された。最後は今年の活動を締めくくるナンバーとして「眩しすぎる流れ星」が披露され、きらびやかな星型の紙吹雪がステージに降り注いだ。

全33曲を歌い終え、長月は「もし明日世界が終わってもいいくらい、私たちは後悔なく歌えたと思ってます。皆さんの辛いときに背中を少しでも押せるアイドルになれていたらいいなと思います!」とコメント。阿部菜々実は「今年2020年は思うように活動ができなかったり、今日も無観客ライブになってしまったりと悔しい1年になったんですけど、それでも変わらずに応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございます! ラストアイドルは困難に挑戦していくグループです。これからどんな壁が待っているかわかりませんが、私たちなりに進んでいけたらと思うので、4年目もよろしくお願いします!」と決意を語り、笑顔で3周年記念コンサートの幕を閉じた。

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ラストアイドル3周年記念コンサート「やっぱりラスアイしか勝たん!」公演 2020年12月29日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

01. 何人(なんびと)も
02. ヒーローなんかなりたくない
03. 壁は続く
04. 愛を知る
05. ラスアイ、よろしく
06. ハグから始めよう
07. サブリミナル作戦
08. 悪魔のディール
09. 君のAchoo!
10. 悲しい歌はもう歌いたくない
11. へえ、そーお?
12. なんだかんだでスタート
13. デジャヴュじゃない
14. どんなに好きでいても
15. この恋はトランジット
16. スリル
17. 青春シンフォニー
18. 17歳の扉
19. Again & Again
20. Hope
21. 誰かの夢が叶ったら
22. 期待値0
23. 最後の選択肢
24. どれくらい好きになれば
25. あやふや
26. 銀河高速 渋滞中
27. 大人サバイバー
28. 青春トレイン
29. 明日の空を見上げるために
<アンコール>
30. バンドワゴン
31. 愛しか武器がない
32. 好きで好きでしょうがない
33. 眩しすぎる流れ星

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