私たちは一生E-girls、9年の歴史に幕閉じる「一緒に過ごした瞬間は永遠」

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2019

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E-girlsが昨日12月28日にラストライブとなる配信ライブ「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」を実施した。

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

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2011年4月にDream、Happiness、Flowerを中心に構成されるプロジェクトとして始動し、同年12月にシングル「Celebration!」でデビューしたE-girls。以降、テレビやライブなどさまざまなステージで活躍してきたが、昨年12月に突如2020年いっぱいで解散することを発表し、ファンを驚かせた。ラストツアー「E-girls PERFECT LIVE 2011>2020」で全国のファンに会いに行く予定だったが、新型コロナウイルスの影響で3公演を行ったところで中止に。ラストライブはLDHとABEMAのタッグにより12月22日から行われている「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」の一環として開催された。

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)[拡大]

黒い衣装をまとった凛々しい表情の11人が集うオープニング映像を経て、会場と中継がつながるとそこには円になったメンバーの姿が。鷲尾伶菜、藤井夏恋、武部柚那がマイクを口元に持っていき「The North Wind and the Sun……」と歌い始めると、金色のガウンを着た11人は「北風と太陽」を光を跳ね返しながらパフォーマンスした。過去のミュージックビデオが使用されたまるで動くフォトアルバムのような映像が配信画面に映し出されたあと、E-girlsはシルバーのスパンコール衣装に着替えて代表曲「Follow Me」を披露。間髪いれずに「ごめんなさいのKissing You」が始まると歌詞が背後のLEDスクリーンに絵文字を添えて映し出され、ポップな世界観が演出された。

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

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デビュー曲「Celebration!」で始まった“E-girls Special Medley”のコーナーでは「JUST IN LOVE」や「CANDY SMILE」などキュートなポップチューンが続く。坂東希がカメラを手で覆うと画面には「HiGH&LOW」のロゴが映し出され、劇中で楓、佐藤晴美、山口乃々華が演じたチーム・苺美瑠狂のテーマ曲「STRAWBERRY サディスティック」のパフォーマンスへ。ここではメンバー全員が光沢のあるピンク色の羽織りをまとい、大胆なダンスを踊った。サポートダンサーのダンスパートを経て、11人は3日遅れのサンタ衣装に早着替えし、「Merry × Merry Xmas☆」を披露。その後も「Highschool▽love」や「Y.M.C.A.」などを歌い「ENDING STORY」でメドレーは締めくくられた。

「Dance Dance Dance」では、セピアな色合いの映像で11人のセクシーなダンスと歌声が届けられ、「Pink Champagne」ではピンクの照明の中でパフォーマンスする11人の姿がシネスコサイズの画角で映し出される。「RYDEEN ~Dance All Night~」で始まったパフォーマーショーケースのコーナーでは、パフォーマーたちがそれぞれ得意なジャンルのダンスを披露した。

スダンナユズユリー(写真提供:LDH)

スダンナユズユリー(写真提供:LDH)[拡大]

E-girlsと同じくこの日をもって解散するスダンナユズユリーのラストステージは、須田アンナの「スダンナユズユリー最後のステージです! しっかり目に焼き付けてください!」の声から自己紹介ソング「こんにちWhat's Up!」でスタート。そのまま3人は歴代の衣装が飾られた廊下を3人で歩くなど、スダンナユズユリーらしい演出の中でメドレー形式でこれまで発表してきた楽曲の数々を披露していく。スダンナユズユリーは「みんなでピザパーティ!」と声を上げ、大きなピザを囲みながらは「Party on the pizza」を歌い、「First Time」でメドレーをフィニッシュした。スダンナユズユリーはライブ当日にコンプリートアルバム「THANK YOU」をリリース。自分たちで歌詞を書いたアルバム表題曲を目に涙を浮かべながら熱唱し、ラストステージを終えた。

Happiness(写真提供:LDH)

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Happinessもメンバーの須田アンナとYURINOがE-girlsとしての活動を終えると同時にLDHを退社するため、7人でステージに立つのはこの日が最後。彼女たちはガールクラッシュな世界観を提示したアルバム「GIRLZ N' EFFECT」のロゴを背負い、セクシーなミリタリールックで「Holiday」や「Show Me Your Heart」といった楽曲を次々披露した。YURINOは「Happinessとしてたくさんの夢を叶えられましたし、大好きなメンバーとも出会えました。Happinessのメンバーと踊れる幸せを感じています。これからのHappinessの新しいスタートも本当に楽しみだし、私も決断をしたからには未来に向かってがんばりたい」とコメント。須田も「私はHappinessがいなかったらLDHを知ることもなかったと思うし、アーティストになるという夢を見つけることもできなかったくらい大切なグループです。5人にはとても感謝していますし、だからこそ私も前を向いてがんばっていきたい。5人のHappinessのファンに戻ってみんなの背中を遠くから見守っていきたい」とHappinessへの思いを語った。金網越しに「Love Wonderland」をクールにパフォーマンスしたHappinessは続いて、MVの世界観を彷彿とさせる頭上からのアングルから「Sexy Young Beautiful」をパフォーマンス。部屋のようなセットの中でトゥワークを披露し、パワフルなステージを見せた。

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

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ファンへの感謝の気持ちをメンバーそれぞれが話すメッセージ動画が流れたあと、ボーカル3人は最初で最後の“踊らないMV”として話題を集めた「So many stars」を雲の上のような映像とスモークの演出の中で披露。さらにラストツアーでパフォーマンスする予定だったというEXILE「道」のカバーも熱唱し、3人の姿が寄りで抜かれたあとカメラが引いていくとパフォーマー全員がステージにそろっているという演出でも視聴者の目を引いた。11人がステージ後方を振り返ると、これまでのE-girlsのMVやライブ映像が流れ出す。そしてその映像が明けると同時に「Love☆Queen」のパフォーマンスがスタート。ピンク色の衣装に着替えた11人はエネルギッシュに踊り、続く「シンデレラフィット」では一糸乱れぬダンスで視聴者を魅了した。

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

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雪が振るエフェクトの中で「Mr.Snowman」に続いて披露された「Anniversary!!」では、浮き輪やすいかのビーチボールが飾られたステージに移動し、冬から夏へと季節を一瞬で移動。大はしゃぎしたあと11人は車のセットに乗り込み、「E.G. summer RIDER」を披露した。一面のひまわり畑の映像の中で「ヒマワリ」を歌ったあとは「Making Life!」へ。Zoomを通じて会場に登場したファンとサポートメンバーと共にタオルを回した。本編最後にE-girlsは「限られて短いからこの時間は宝物」という歌詞が胸に響く「Smile For Me(2020ver.)」を歌唱。メンバーが次々泣き出す中、本編を完走した。

鷲尾伶菜(写真提供:LDH)

鷲尾伶菜(写真提供:LDH)[拡大]

アンコールはE-girls解散後、ソロアーティスト・伶として活動していく鷲尾伶菜のソロステージで幕開け。彼女は映画「小説の神様 君としか描けない物語」の主題歌「Call Me Sick」を大きな本や図書館の映像をバックに歌ったあと、同映画の挿入歌「こんな世界にしたのは誰だ」を熱唱し、新たな一歩を踏み出したことを視聴者に印象付ける。その後再びステージに集結したE-girlsは「DANCE WITH ME NOW!」を披露。E-girlsの本領発揮と言わんばかりに鋭い眼光でライブ終盤とは思えぬキレのあるダンスを踊り、そのスキルの高さを視聴者に見せつけた。E-girlsは失恋ソングでありながら、「あなたにはあなたのね 目指してる場所がある」「私にも私が行きたいところがあるわ」「そうねきっと永遠の別れじゃない」という歌詞が岐路に立った11人の今の心境にぴったり寄り添う「Tomorrow will be a good day」も披露。涙を流しながら11人はパフォーマンスを届け、コメント欄にはファンから応援メッセージが次々と書き込まれた。

E-girls(写真提供:LDH)

E-girls(写真提供:LDH)[拡大]

最後のMCコーナーではメンバー全員がE-girlsの9年の歴史に幕を下ろす今の思いを告白。楓は「解散する実感がなかったけれど、今こうやってステージに立ってパフォーマンスをしてファンの皆さんのことを想像したり、ここにいるスタッフさんの顔を見たりしていると、E-girlsが本当に愛されて9年間活動してきたんだなとうれしい気持ちになりました。みんなとは別々の道を歩んでいきますが、(ファンの)皆さんの中にE-girlsが生き続けたらいいなと思います」と語り、坂東希は「いろんな環境の変化があったグループで、自分が追い付けていないなと思うこともたくさんありました。その中で11人になってみんなのとびきりの明るさにすごく助けられて、11人のおかげで今まで不安だったこともなくなって、楽しくE-girlsをやってこれた3年間でした。あっという間だったけれど、本当に宝物。一生E-girls、だってみんなE-girlsだから」と11人体制になってからのE-girlsの活動を振り返った。

SAYAKAは「E-girlsとして活動できたことは自分の人生において誇りであり宝物。これを糧に新生Happinessとしてがんばっていきたい」、山口乃々華は「みんなのことが本当に好きだし踊っていることが楽しいと思える、この気持ちになれていることが幸せでありがたいこと。これからは1人で活動していきますが、E-girlsのように強く思えるものを自分の中に育てていきたい」とそれぞれ思いを述べる。石井杏奈は「E-girlsはここまで来るまでにHIROさんやスタッフさんたちがたくさん育ててくださって。ファンの皆さんやいつも味方でいてくれる家族や友達、そしてメンバーのみんながいるから、私は強くなれたし成長できたと感じています。ここで経験したことを胸にがんばっていきたい」と話す。

須田は「私にとっては最後のステージです。大好きなステージとメンバーと今まで支えてくださったLDHのスタッフの皆さんと今日でお別れになってしまうんですけど、ファンの皆さんにもらった愛をこれから先も忘れずにがんばっていきたいです。E-girls人生、私とても幸せでした」と涙。YURINOも「すっごく楽しかったです。今まで9年間の活動も、今日のライブも。皆さんに直接会うことはできなかったけれど、皆さんに届けることができて幸せ。私も今日で華やかなステージは最後ですが、心からE-girlsでよかったなと思えるし、みんなと出会えて幸せでした」と思いの丈を語った。

武部は「言葉が出ないね……」と涙ぐみながら「私はE-girlsというグループが大好きだなと思いました。離脱して再加入したり、個人的にもいろんなことがあったし、グループとしてもいろんな変化を遂げましたが、こうして変わらずに見てくださる皆さんがいたから今日を迎えられました。私は例え1人残ったとしてもE-girlsをやりたいと話していたんですけど、今一緒に並んでいる10人がいたからこそ(解散を)実感するようになって。きっといつかこの日のことを、なるべくしてなったんだなと思える日がやってくる。本当に一瞬一瞬が自分の人生のすべてで、かけがえのない時間でした。戦うフィールドは別々でも、ほかの10人のメンバーとともに並んで歩いていくのは一緒。だからファンの皆さんとも一緒に歩んでいけたら」と悔しそうに語る。藤井は「この11人で最後を迎えられて心からの感謝の気持ちでいっぱいです。次の夢に向かって胸を張ってがんばれるなと思いました。これからもE-girls人生を糧にたくさんの夢を叶えていきたい」と言葉に力を込める。

鷲尾は「ファンの皆さんとこの場所で一緒に過ごしたかったんですが、こういう形になりました。本当に心からの感謝の気持ちを言わせてください。今こうやってメンバーと涙を流すことができて幸せだし、みんなの未来が輝いていけばいいなと思います。私も輝かせられるようにがんばっていきたい」とコメント。そしてリーダーの佐藤は「解散が決まってからE-girlsの過ごしてきた時間を考えていたら、もっとメンバーのことを好きになったし、今日ステージでみんなの顔を見て背中を押されました。それに解散するけど、明日もっとみんなのことを好きになるんだろうなってすごく感じました。ファンの皆さんには寂しい思いをさせてしまうかもしれないんですけど、寂しくなったり背中を押してほしくなったらE-girlsの曲を聴いてパフォーマンスを観てほしい。いつだって味方でいたいし、元気を与えられる存在でいたいです。みんながそうやって思い続けてくれたらE-girlsは輝き続けられると信じています。そんな思いを持って11人は自信を持って次のステージに進んでいきたいと思っています」と11人のコメントを締めくくった。

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)

「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」の様子。(写真提供:LDH)[拡大]

約3時間にわたるライブの最後は11人全員がこれまでの活動に対する思いをつづり、それを和田昌哉氏が歌詞にまとめた楽曲「eleven」。「一緒に過ごした瞬間は永遠」という11人の思いをボーカル3人が歌で代弁し、曲の中盤では佐藤が「We are!」と叫び、紙吹雪が舞う中、11人で「E-girls!」と声をそろえ円陣を披露した。鷲尾が「本当に9年間応援していただきありがとうございました。ラストライブは心から幸せな時間でした。これからみんなが歩んでいく道が輝きますように。そしてみんなに笑顔が続きますように」と語り、武部が「皆さんの明日も素敵な1日になりますように。ありがとうございました!」叫んでE-girlsのラストライブの幕は下ろされた。その後、配信画面にはメンバー全員の手書きメッセージが順番に映し出され、最後には11人の「We are! E-girls!」の声が響いた。なお有料サイト「EG family mobile」には、メンバーからのメッセージが掲載された。

このライブの模様は12月31日(水)23:59までABEMA PPV ONLINE LIVEで配信中。本日12月29日(火)20:00からはATSUSHIが卒業した新生EXILEによる初の単独ライブ「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER “EXILE”」が配信される。

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「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」2020年12月28日 セットリスト

01. 北風と太陽
02. Follow Me
03. ごめんなさいのKissing You
04. E-girls Special Medley(Celebration!~クルクル~JUST IN LOVE~Diamond Only~CANDY SMILE~STRAWBERRY サディスティック~Merry × Merry Xmas☆~One Two Three~Highschool▽love~Y.M.C.A.~THE NEVER ENDING STORY ~君に秘密を教えよう~)
05. Dance Dance Dance
06. Pink Champagne
07. RYDEEN ~Dance All Night~ ~Go! Go! Let's Go!~My way~Show Time
08. こんにちWhat's Up!~CALL ME NOW~ハピゴラ!~LOOK AT ME NOW~Party on the pizza~OH BOY~First Time
09. THANK YOU
10. Holiday
11. Show Me Your Heart
12. Love Wonderland
13. Ordinary Girls
14. Sexy Young Beautiful
15. So many stars
16. 道
17. Love☆Queen
18. シンデレラフィット
19. Mr.Snowman
20. Anniversary!!
21. E.G. summer RIDER
22. ヒマワリ
23. Making Life!
24. Smile For Me(2020ver.)
<アンコール>
25. Call Me Sick
26. こんな世界にしたのは誰だ
27. DANCE WITH ME NOW!
28. Tomorrow will be a good day
29. eleven

※>は右向き黒塗り三角。

※▽はハートマーク。

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DJ 鹿サポ @DjShikasapo

E-girls、お疲れ様でした😭

【ライブレポート】私たちは一生E-girls、9年の歴史に幕閉じる「一緒に過ごした瞬間は永遠」(写真11枚) https://t.co/XeZYrv17OB

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