ときのそら、AZKiらホロライブメンバーがAR演出で“限界をこえた”全体ライブ初日

12月21日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにてホロライブの所属アーティストが出演する無観客配信ライブ「hololive 2nd fes. Beyond the Stage Supported By Bushiroad」の初日公演が開催された。

配信がスタートするとステージにはホロライブの4期生である天音かなた、桐生ココ、角巻わため、常闇トワ、姫森ルーナが登場。5人は桜の花びらが舞い散る映像演出の中、「千本桜」で声を合わせてライブ冒頭を華々しく盛り上げる。その後は4期生の各メンバーがソロで楽曲をパフォーマンス。初日公演では常闇が「-ERROR」、桐生が「ECHO」、角巻が「愛昧ショコラーテ」を披露し、三者三様のパフォーマンスで歌声を届けた。

4期生のパフォーマンスがひと段落すると出演アーティストの紹介ムービーが上映され、ステージにはときのそら、さくらみこ、AZKi、兎田ぺこらといった11人が登場。彼女たちはホロライブの公式曲「Shiny Smily Story」でライブ本編を勢いよくスタートさせた。それぞれの自己紹介を終えると改めて各メンバーのソロコーナーへ。宝鐘マリンは自身で考案したという振り付けと共にオリジナル曲「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」を熱演した。ラブソング「恋の才能」を歌唱した潤羽るしあは、「みんな、大好きだよ」と自身の思いを口にして視聴者を魅了。赤井はあとが全編英語詞の「REDHEART」を流暢な英語で歌い上げれば、AZKiは「青い夢」を情感たっぷりに熱唱してその歌唱力の高さを見せつけた。ソロコーナーの最後に登場したのは、ホロライブの初期メンバー・ときのそら。彼女は全身を使った振り付けと共に「ぐるぐる・ラブストーリー」を元気いっぱいに歌い、ライブを勢い付けた。

ライブ後半はメンバー同士がユニットを組んで楽曲を歌唱するコーナーが展開された。トップバッターを務めたAZKi、ときのそら、夜空メルの3人はアイドル風の衣装に身を包み、TrySailの「adrenaline!!!」カバーした。赤井と潤羽は2020年に大ヒットを記録したYOASOBI「夜に駆ける」をデュエット。ユニット曲のコーナーでは紫咲シオン、癒月ちょこ、湊あくあによる「ハレ晴レユカイ」、宝鐘、兎田ぺこら、さくらみこによる「とまどい→レシピ」といったアニソンのカバーも披露され、チャット欄はお祭り騒ぎのような盛り上がりを見せる。「今宵はHalloween Night!」では、ヴァンパイアや悪魔の保険医、ネクロマンサー、魔法使いという変わった出自の4人による“魔界組”が歌唱を担当。さらに、ときのそらとさくらみこの“そらみこ”コンビによる「マイオドレ！舞舞タイム」、12月18日にリリースされたばかりの新曲「Hacha-Mecha ミラクル」とホロライブのオリジナル曲が次々と披露された。

最後のMCでときのそらは「本当はみんなに会場に来てライブを観てもらいたかった」と、話しながらも「みんなのコメントもあったから、本当に最高のライブになった」と晴れ晴れとした表情で語った。さらに「Beyond the Stage」というライブのテーマにちなんで、それぞれが来年への抱負を語り始める。「銀河一のアイドルになる」「もっともっと歌やダンスをがんばる」「もっとビッグになること」などいろいろな抱負が語られる中、ときのそらは「ステージを越えて、全国のみんなに会いに行く」という目標を口にした。

ホロライブのメンバーのこれまでの歩みを振り返るムービーを経て、この日最後の楽曲「キラメキライダー☆」の演奏が始まると、ホロライブのメンバー11人の姿が“AR演出”で映し出され、ファンを驚かせた。さまざまなカメラアングルで立体的なメンバーの姿が届けられ、計25曲が披露されたところで初日公演は大団円を迎えた。