石崎ひゅーい、クリスマスの渋谷で1年ぶり有観客ワンマン開催

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石崎ひゅーいが12月25日に東京・WWWでワンマンライブ「世界中が敵だらけの今夜に」を開催。新型コロナウイルスの感染予防対策を施したうえで1年ぶりに有観客ライブを行い、ファンとの交流を楽しんだ。

石崎ひゅーい(撮影:鈴木友梨)

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石崎ひゅーい(撮影:鈴木友梨)

石崎ひゅーい(撮影:鈴木友梨)[拡大]

クリスマスツリーを想起させる緑の照明をバックにステージに登場した石崎は、ガットギターを爪弾きながら「ひまわり畑の夜」で静かにライブをスタートさせる。歌い終えると彼は「今日はここに来るか悩んだ末に来てくれた人もたくさんいると思います。今の状況は生きづらさを感じていると思いますが、今日はせっかく集まれたので、いったん忘れて、最後まで楽しんでもらえたらと思います」とコロナ禍の中で足を運んだ観客に声をかけ、「こうしてワンマンでみんなに会えるのは1年ぶりです。ただいま」と言って笑顔を見せる。そしてクリスマスシーズンにぴったりな「アンコール」を披露した。

石崎ひゅーい(撮影:鈴木友梨)

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石崎は3月にシングル「パレード」をリリースし、そのツアーを5月から7月にかけて行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響でツアーは中止に。そんな石崎のもとにはファンから「『パレード』聴きたかった」「一緒に行進したかった」などたくさんの声が届いていたといい、彼はこの日ようやく生の歌声で「パレード」を来場者にプレゼント。さらに「今日はクリスマスなので、世界一長いクリスマスソングを歌っていいですか?」と前置きして、10分におよぶ人生讃歌「謝肉祭」を切々と歌い上げた。

その後、セミアコースティックギターのふくよかなサウンドに乗せて「ピリオド」を歌い、「バターチキンムーンカーニバル」では歪みサウンドやディレイを駆使してライブの雰囲気に変化をもたらした石崎。「シーベルト」では激しいストロークをしたかと思えばギターをミュートして歌声のみをまっすぐ会場に響かせ、強弱の付いたパフォーマンスで観客の目を釘付けにする。また「ダメ人間」を歌い始めると客席から自然とハンドクラップが巻き起こり、うれしそうな顔を見せた。

石崎ひゅーい(撮影:鈴木友梨)

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まくし立てるように歌う「SEXY」で体が火照ったのか、石崎は着ていたジャケットを脱ぎ、そのままステージ上手に鎮座しているグランドピアノへと移動。そして「天国電話」をピアノ弾き語りで届けた。再びセンターに戻った石崎は「カカオ」「Flowers」を熱唱。最後は「本当に早くこのウイルスがなくなって、同じ場所で同じ時間を当たり前のように共有できる日がくることを心から祈っています。必ずそういう日がくると信じて乗り越えていきましょう」と自身の思いを語り、アルペジオの優しい音色に乗せ「花瓶の花」を歌って会場を幸せなムードで包み込んだ。

石崎ひゅーい「世界中が敵だらけの今夜に」2020年12月25日 WWWセットリスト

01. ひまわり畑の夜
02. アンコール
03. あなたはどこにいるの
04. パレード
05. 第三惑星交響曲
06. ガールフレンド
07. 謝肉祭
08. ピリオド
09. バターチキンムーンカーニバル
10. シーベルト
11. ダメ人間
12. SEXY
13. 天国電話
14. カカオ
15. Flowers
16. 花瓶の花

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