12月2日に14枚目のアルバム「MUD SHAKES」をリリースしたザ・クロマニヨンズ。毎年ニューアルバムを発売するとともに全国ツアーで収録曲全曲を披露してきたが、コロナ禍に見舞われた今年は配信ライブでニューアルバム全曲を披露した。
ザ・クロマニヨンズのマスコット・高橋ヨシオが「30秒前」というカンペを構え、しばらくすると画面が暗転。「そろそろやるよー! オーライ、ロックンロール!」というかけ声と共に「VIVA! 自由!!」でライブは始まる。演奏場所はライブハウスではなく倉庫のようなところで、照明も最低限のものしか設置されていない。バックドロップすらなくアルバムやシングル「暴動チャイル(BO CHILE)」に使用された絵画やオブジェが無造作に置かれているのみ。ロックンロールを鳴らす甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(G)、小林勝(B)、桐田勝治(Dr)のむき出しの姿だけが映し出された。
配信ライブはほかのことをしながら観ることができるが、“ながら”を許さないような緊張感のもと、アルバムの収録順通りに演奏は続いていく。どの曲も4人の生演奏によってアルバムの収録音源とは確実に違う躍動感を得ていた。あっという間にアルバム最後の曲「かまわないでくださいブルース」も終わり、「どうもありがとうございました」という挨拶と共に画面は暗転するが、しばらくすると4人が再び登場。「よく聞こえないけど、アンコールの声がかかっているような気がします」という言葉から、ザ・クロマニヨンズはシングル「暴動チャイル(BO CHILE)」のカップリング曲「東京ブキズキ」、さらに1stシングル「タリホー」のカップリング曲「クロマニヨン・ストンプ」を演奏し、初の配信ライブに幕を下ろした。
またライブ終了後には、2月20日に東京・東京ガーデンシアターで有観客生配信ライブ「ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021」が行われることが発表された。チケットの購入方法などの詳細は12月24日21:00にバンドのオフィシャルサイトでアナウンスされるとのこと。なお本日配信されたライブのチケットは12月14日22:00までイープラスで販売されており、購入者は同日23:59までアーカイブを視聴できる。
関連する特集・インタビュー
ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021
2021年2月20日(土)東京都 東京ガーデンシアター
リンク
関連商品
Oh!兄さん @Oshiete23ZZ
あの幕、「バックドロップ」って言うんだねー
クロマニヨンズのナタリー文中に出てきて知る🦍 https://t.co/62LnTbMrUv