EOR vs. モーサム、熾烈ライブバトルにクアトロ沸騰

11月16日、タワーレコード渋谷店とCLUB QUATTROのコラボライブ「QUATTRO MIRAGE VOL.1」2日目の公演が、渋谷CLUB QUATTROにて開催。新作「ENTITY OF RUDEMAN」をリリースしたばかりのEORと、12月にニューアルバム「STRUGGLE」の発売を控えるMO'SOME TONEBENDERがツーマンライブを展開した。

この日はEORが先攻を担当。中村達也（Dr）の地鳴りのようなドラミングから始まったのは、「ENTITY OF RUDEMAN」の1曲目を飾る「Screaming of the gun」。達也のリズムにタブゾンビ（Tp）の強力なブロウ、日向秀和（B）の躍動感あふれるベース、そして蔦谷好位置（Key）の迫力あるキーボードが重なり独特のグルーヴを生み出していく。

「entity of rudeってどういう意味だっけ!?」という達也らしいMCに続いたのは、ディープな音世界へと誘う「コルトパイソン」、タブゾンビコールが巻き起こる「ZOMBADOL」。さらに蔦谷の美しいピアノが印象的な「Pianoman」を披露し、セッションバンドとしての実力を見せつける。そしてラストは「Golden thunder horn」。メンバーは激しいサウンドでフロアを支配すると、ステージを颯爽と降りていった。

続いて登場したMO'SOME TONEBENDERは、「壊れてるよ」「カリフォルニア・ガール」など激しいナンバーを連続投下。会場の熱狂をじわじわと煽っていく。しかし中盤では「寒くなってきたこの季節に合うと思います」という百々和宏（Vo,G）のMCから、「ペチカ」を披露。興奮気味のオーディエンスをチルアウトさせた。

その後はモードを変え、ルースターズ「新型セドリック」のカバーや、「STRUGGLE」の収録曲「Hammmmer」「Drum song」など攻撃的な楽曲を次々とプレイ。アンコール1曲目の「Big-s」ではタブゾンビをゲストに招き、楽曲の激しい側面をより強固に押し出す。そして最後に「未来は今」をプレゼントすると、「QUATTRO MIRAGE VOL.1」2夜目に幕を下ろした。

「QUATTRO MIRAGE VOL.1」2010年11月16日公演セットリスト

EOR
01. Screaming of the gun
02. BLACK VENUS
03. TELL ME
04. 風林火山
05. コルトパイソン
06. ZOMBADOL
07. Pianoman
08. Hazard
09. Golden thunder horn

MO'SOME TONEBENDER
01. 壊れてるよ
02. カリフォルニア・ガール
03. ラジカル・ポエジスト
04. STOP THE MUSIC
05. 新型セドリック
06. ペチカ
07. JUNK
08. YOUTH
09. Hammmmer
10. Drum Song
11. GREEN & GOLD
＜アンコール＞
12. BIG-S
13. 未来は今