THE STARBEMS、ロック本来の気持ちよさを取り戻す「Night Museum」配信

THE STARBEMSが本日12月4日に新曲「Night Museum」を配信リリースした。

「Night Museum」は跳ねるツービートと分厚いバンドサウンドに乗せて掛け合いのコーラスが多用されるポップチューン。ヒダカトオル（Vo, G）はライブが減ってしまったコロナ禍の現状を危惧しつつ、「ロックが本来持ってた、聴いてて気持ち良いっていう原始的なパワフルさや、思わず身体がリズムを取りたくなるようなファンな感覚ってどんどん失われちゃうと思うんで、あえて擬似アニメタイアップみたいなパロディでもって、新曲を聴かせてみたら、みんなどんな反応するのかなと思って」と本作の意図についてコメントしている。

YouTubeでは「Night Museum」のミュージックビデオが公開中。ヒダカ曰く「子供の頃に観た楳図かずお先生の『猫目小僧』みたいにしたかった」とのことで、夜の博物館などを舞台に怪盗と名探偵たちがドタバタ劇を繰り広げる内容となっている。作中に登場するイラストはヒダカ自身が描き下ろした。

ヒダカトオル コメント

コロナ禍の中で被害を最小限に抑えようとみんな頑張ってるから、マジで演者もリスナーも疲れてきちゃって、音楽を楽しむっていうそもそもの行為をみんな忘れがちなんじゃないかって気がしてて…ライブやイベントもすっかり減ってしまったから、一般的なリスナーにとってはメディアでのタイアップや、SNSを使ったルックス・ルッキズム優先の音楽体験がほとんどになっちゃてると思うんですよね、個人的な印象として。そうなると音楽や、ロックが本来持ってた、聴いてて気持ち良いっていう原始的なパワフルさや、思わず身体がリズムを取りたくなるようなファンな感覚ってどんどん失われちゃうと思うんで、あえて擬似アニメタイアップみたいなパロディでもって、新曲を聴かせてみたら、みんなどんな反応するのかなと思って、ちょっと楽しみですね。