JJJの3年ぶりワンマンに最高の仲間たちが集結、最後は大切な友達2人とFla$hBackS

JJJの有観客ワンマンライブ「JJJ LIVE 2020.11.12」が11月12日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

Febb as Young Mason、KID FRESINOと共に結成したFla$hBackSでのデビュー後、2014年11月に1stソロアルバム「Yacht Club」、2017年2月に2ndアルバム「HIKARI」をリリースし、現在は3rdアルバムを制作中のJJJ。LIVEWIREでの配信も行われた約3年ぶりのワンマンライブでは豪華ゲストを次々とステージに迎え入れながらパフォーマンスを繰り広げ、多数の新曲と共にFla$hBackSのナンバーも含む既存の人気曲を披露した。

当日のLIQUIDROOMには350名限定で観客が入場。プロデューサーのKMがオープニングDJを務め、開演前からフロアは活況を呈していた。バックDJを担当するAru-2がステージに上がりビートを流す中、「恵比寿LIQUIDROOM、調子どうすか？」と現れたJJJは、初披露となる新曲でライブを開始。KMプロデュースのトラックに乗って力強いフロウでラップすると「ひさしぶりです。元気でしたか？」と挨拶して歓声を浴びる。続けて「HPN」を披露したJJJは、北里彰久によるラテンマナーのギタープレイをフィーチャーした「flame」、荒々しいブルースギターが印象的な“Rockstar Shit”「COWHOUSE」を次々にパフォーマンス。青いレーザーが幻想的に交錯する中、「loops」でムードを変えると、「BABE」やAru-2プロデュースの「Little Heaven」「SOUL」といったメロウなナンバーにつなげていった。

ここでステージにはゲストのISSUGIが登場。紫と黄色の光が旋回する中、JJJ、ISSUGI、5lackのコラボ曲として今年リリースされたC.O.S.A.プロデュース曲「Bitter Dose」が披露される。「今日は上がれるだけ上がりな！」と観客に呼びかけたISSUGIに代わって、Campanellaが現れると不穏なビートの未発表曲に突入。赤く染まったステージでJJJとCampanellaは畳みかけるようなスキルフルなラップで観客を沸かせる。盟友・KID FRESINOが勢いあふれるパフォーマンスを繰り広げた「vaquero!」に続いては、Fla$hBackSの楽曲「Sour Picture」が届けられ、2018年2月に逝去したFebbの声が会場に響きわたった。その後「room」「wakamatsu」と1stアルバムのナンバーをラップしたJJJはSTUTSを呼び込むと、Friday Night Plansのボーカルをフィーチャーしたミッドテンポの「PRISM」、MVの再生回数が180万回を超える人気曲「Changes」を披露。STUTS退場後、JJJがライブ前日に配信した新曲「STRAND」のパフォーマンスを開始すると、シークレットゲストのKEIJU（KANDYTOWN）が現れて観客を熱狂させた。

さらにアンコールではJJJの「今日は友達というか俺の大好きな先輩が来てくれてるみたいで……」という言葉を合図に仙人掌がステージに飛び入り。「元気してる!? Let's Go！」と叫んでフロアを沸かせた仙人掌は、JJJとコラボした人気曲「Darlin'」で熱のこもったラップを聴かせる。そこにISSUGI、Mr.PUGも加わり、MONJUのメンバーがそろうと「go get 'em」になだれ込み、会場は大興奮に包まれた。ステージを去るMONJUを見送り、「最高の兄貴たちです。幸せです」と感慨を口にしたJJJが「次も大切な友達と、大切な友達と作った曲なんで……行きましょう」と告げると、KID FRESINOが再び現れ、Fla$hBackSの3人で作った楽曲「2024」へ。Febbの歌うフックが流れる中、オーディエンスは手を挙げて体を揺らす。そしてラストナンバーとして披露されたのはFla$hBackSの代表的ナンバー「Fla$hBackS」。JJJとKID FRESINOは亡き友・Febbの声に重ねてラップし、観客に深い余韻を残してステージをあとにした。

なおLIVEWIREのオフィシャルWebサイトでは本公演のチケットが11月20日21:00まで販売されており、購入者は同日23:59まで見逃し配信を視聴できる。

※記事初出時、キャプションに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。