SISTERJETが結成20周年の軌跡振り返りパーティ、来年の開催もファンと約束

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SISTERJETが結成20周年を記念してワンマンライブ「ウィー・アー・ザ・スーパービック」を11月8日に東京・新代田FEVERで開催した。

SISTERJET(Photo by Chiaki Machida)

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この公演はもともと6月に予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえて開催を延期。当日は収容人数を減らして会場内に十分なソーシャルディスタンスを確保したうえでライブが行われ、会場に足を運べない人も一緒に20周年を祝えるようにと有料配信も実施された。バンドにとって観客の前でのライブは、1月に東京・福生UZUで開催された「SISTERJETの勝手に新年会2020」以来となった。

SISTERJET(Photo by Chiaki Machida)

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たくさんの風船で飾られたステージに1人で現れたWATARU.S(Vo, G)は、観客に「おひさしぶり!」と声をかけて、テレキャスターで「オーロラchannel」を弾き語りし始めた。そしてWATARU.Sは曲の終盤でKENSUKE.A(Dr)とオオナリヤスシ(B)を呼び込み、メンバー全員が定位置に。「パーティ始めようぜ!」というWATARU.Sの声を合図に、1stアルバム「三次元ダンスLP」の冒頭2曲「hello goodbye days」「ラブコメ」が勢いよく奏でられた。

WATARU.S(Vo, G)(Photo by Chiaki Machida)

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ウイルス感染予防のため観客は公演中に歓声を上げることを禁止されていたが、WATARU.Sはそんな観客に「ごめんね、聞こえてるよ」と語り、「次はみんなで歌う曲です」という曲紹介から「JETBOY JETGIRL」を演奏。普段であればみんなで掛け声を上げる曲だが、その部分に入る直前、WATARU.Sは観客に向けてその都度「心の中で!」と呼びかけていた。もちろん初期の曲ばかりでなく、4月に配信された「POSITIVE MAN」のような新しい曲も披露。3人の鳴らす豪快なサウンドで、キラキラしたポップなロックンロールが次々に繰り出された。

KENSUKE.A(Dr)(Photo by Chiaki Machida)

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彼らはその後、前ベーシストの脱退後にWATARU.SとKENSUKE.Aだけで活動していた時期の思い出を振り返りつつ、その頃に発表した「3-1=2 / No Limit e.p.」より「ミルクとガソリンソング」をベース込みの3人編成で披露。また、この日の会場であるFEVERの店長がかつて下北沢SHELTERで働いていて、そこでSISTERJETがオーディションを受けていた頃に演奏していた曲という紹介から、初期曲「I my ガール Romantic ボーイ」がひさびさに演奏された。「I my ガール Romantic ボーイ」を歌い終えたWATARU.Sは、この曲について「昔作った曲だから、今じゃ作れないようなアレンジで、どうやってできたんですかってくらいいろんなことやってる」と言って笑い、「まあ、僕らも大人になりましたよ」とつぶやいてから、バンドの現在を示す新曲「ランデヴー」をお披露目した。

オオナリヤスシ(B)(Photo by Chiaki Machida)

オオナリヤスシ(B)(Photo by Chiaki Machida)[拡大]

WATARU.Sがリラックスした雰囲気でハナレグミ「家族の風景」の冒頭の一節を歌ってから、そのままバンドは「キャラメルフレーバー」を演奏。さらにSISTERJETの20年間を振り返るように、結成当初に制作され1stアルバムに収録するためのプリプロまでしていたが音源化されず、やっと今年3月にリリースされた曲「HAL」や、これまであまりライブで披露されていなかった「ナミダあふれても」などが視聴者に届けられた。「Young Pretender」では観客の大きな手拍子が沸き起こり、それを見たWATARU.Sは「そうだよ! よく考えたら手拍子くらいできるじゃん!」と笑顔に。会場の雰囲気に勢い付けられて3人の演奏はますます熱気を帯び、その勢いのまま「MR. LONELY」に突入した。

SISTERJET(Photo by Chiaki Machida)

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KENSUKE.Aがドラムを叩きながら熱唱する「スワイプジャンキー」を経て「Dancing Days」が始まると、イントロでWATARU.Sが長年SISTERJETの現場マネージャーを務めている金子悟氏をステージに呼び込み、金子氏は肩に乗せた巨大なクラッカーをフロアに向けて発射。そしてライブの締めくくりといて、過去の楽曲の歌詞をカットアップしたアニバーサリーソング「LET ME GO」が披露された。袖からステージに投げ込まれたカラフルな風船に囲まれながら、3人は楽しそうに熱唱。WATARU.Sは観客に向けて「次は30周年でお会いしましょう!」と声をかけてステージを去った。

WATARU.S(Vo, G)

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アンコールを受けてメンバーが再びステージに戻ると、WATARU.Sは「本当はSISTERJETに関わってくれたゲストを呼んで曲をやろうかなと思ってたんですけど、こんな感じで呼べなかったから、来年リベンジを必ずやりたいと思います」と宣言。1週間前にできたばかりだという新曲「STEPPIN' OUT」を観客に届けた。そしてラストにキラーチューン「恋してクレイジー」でフロアが大盛りあがりに。バンドの20年の歴史を2時間弱で一気に駆け抜けて、アニバーサリーライブは幕を下ろした。

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「SISTERJET結成20周年特別公演“ウィー・アー・ザ・スーパービック”」2020年11月8日 新代田FEVER セットリスト

01. オーロラchannel
02. hello goodbye days
03. ラブコメ
04. JETBOY JETGIRL
05. POSITIVE MAN
06. DJ SONG
07. ミルクとガソリンソング
08. I my ガール Romantic ボーイ
09. ランデヴー(新曲)
10. シュガーベイビーブルー
11. キャラメルフレーバー
12. HAL
13. ナミダあふれても
14. to you
15. Young Pretender
16. MR. LONELY
17. スワイプジャンキー
18. SUPER BIG
19. Dancing Days
20. LET ME GO
<アンコール>
21. 30
22. STEPPIN' OUT(新曲)
23. 恋してクレイジー

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読者の反応

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浦辺佳代 @kayoji69

シスタージェット!やってたのか!?嬉しいな♪
【ライブレポート】SISTERJETが結成20周年の軌跡振り返りパーティ、来年の開催もファンと約束(写真17枚) https://t.co/4S0e3aVOl3

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