ゆずが母校・岡村中で岡ジャーまとい青春時代をなぞるライブ披露、バックダンサーは先生たち

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ゆずのオンラインツアー「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」の2公演目「思春期」が、昨日10月4日に行われた。

ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」10月4日公演の様子。(撮影:太田好治)

ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」10月4日公演の様子。(撮影:太田好治)

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「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」にてゆずは、神奈川・横浜エリアのさまざまな場所から北川悠仁と岩沢厚治の2人だけで、9月27日から5週にわたりライブを実施中。毎公演、代表曲「夏色」以外は異なるセットリストが用意されている。2公演目となる「思春期」のキャッチコピーは「今だから、帰りたい。変わらないFURUSATOに。」。会場となったのは、北川と岩沢の母校であり、ファンの間では聖地として知られている横浜市立岡村中学校だ。ゆずはオンラインライブだからこそできる会場を検討する中で、岡村中でのライブを構想。北川が中学1年生、岩沢が中学2年生のときのクラス担任の高橋氏が現在同中の校長に着任していることが縁となり、母校からの配信ライブが実現した。

学校のチャイムの音を合図にカメラが教室の中を映し出すと、デビュー当時にゆずがライブで着用していた同中のジャージ、通称”岡ジャー”をアレンジした衣装を着用した2人が登場。1曲目の「友達の唄」では、初日公演に続いてAR(拡張現実)が使用され、黒板に描かれた鳩時計の絵が立体的に浮かび上がるなどの演出が盛り込まれた。続く「友達の唄」のカップリング曲「待ちぼうけ」では、北川がアドリブで放った歌詞に岩沢が笑顔を見せる一幕も。演奏を終えると岩沢は北川にギターのチューニングを勧めるが、北川はそれに構わず黒板にゆずの絵を描くという、無邪気なやり取りも見られた。

「心の音」を披露するゆず。(撮影:太田好治)

「心の音」を披露するゆず。(撮影:太田好治)[拡大]

「レアな曲いってみましょう」という北川の一言で届けられたのは、シングル「からっぽ」のカップリング曲「種」、そして路上ライブ時代の楽曲「流れ者」。コメント欄にはゆずっこ(ゆずファンの呼称)から、「ライブでほとんど聴いたことない!」「本当にレアでうれしい」と感激の声が次々に躍った。そして北川と岩沢は、「心の音」「ねこじゃらし」と、1stフルアルバム「ゆず一家」の収録曲を立て続けに披露。それまでとムードが一転、2人のハーモニーがしっとりと響き渡り、「心の音」の「あなたに逢いたい」、「ねこじゃらし」の「僕らまたここで逢えるよ」という、呼応するような歌詞の連続がゆずっこの感動を誘った。

ここで「今日も別ステージを用意しているので、ちょっくら移動しましょう」と教室をあとにする2人。テレビリポーターのようなマイクを手に今年で創立72年目を迎えた岡村中の廊下を練り歩き、「ここの床ね。よく滑るんですよ(笑)」と思い出話に華を咲かせる。

ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」10月4日公演の様子。(撮影:太田好治)

ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」10月4日公演の様子。(撮影:太田好治)[拡大]

2人が到着したのは、在学中にはまだなかったという体育館。ドローンによる空撮も交え迫力たっぷりに届けられた「嗚呼、青春の日々」では、北川が一部歌詞を「懐かしき岡村」とアレンジして、青春時代を回顧するように熱唱する。そして地元ネタが詰め込まれたご当地ソング「岡村ムラムラブギウギ」と続け、前半戦を終えた。

北川悠仁(撮影:太田好治)

北川悠仁(撮影:太田好治)[拡大]

初期曲が多く盛り込まれた前半を終え、教室に戻っての後半戦は「濃」でさわやかに幕開け。会場となった教室は、北川と岩沢が同じクラスだった3年8組に限りなく近い場所だという。北川は「僕、当時すごく太ってたんですよ。体育祭とかでも活躍できないんだけど、そんな僕にもひとつだけ輝ける瞬間があって。それは絵を描くことだったんです」と当時を振り返って語り、そんな彼の思春期をなぞるような歌詞の「ぼくの漫画の主人公」を披露。曲中で北川は、AR演出で現れた、世界的アーティスト・村上隆が描いた少しぽっちゃりとした北川のイラストと、笑顔でグータッチを交わした。

「タッタ」を披露するゆずと、“スペシャルダンサーズ”の教員たち。(撮影:太田好治)

「タッタ」を披露するゆずと、“スペシャルダンサーズ”の教員たち。(撮影:太田好治)[拡大]

ここで校歌の伴奏が響くと、気をつけをして2人が岡村中の校歌をワンフレーズ熱唱。そして「タッタ」では“スペシャルダンサーズ”として、現職の教員が登場した。ゆずのバックに立ったのは、16人の教員が参加したオーディションから選ばれた3人。惜しくも合格とならなかった教員たちも、体育館からの遠隔中継でキレのいいダンスを披露して曲を盛り上げた。

「夏色」をパフォーマンスするゆず。(写真提供:TOY'S FACTORY)

「夏色」をパフォーマンスするゆず。(写真提供:TOY'S FACTORY)[拡大]

そのままテンション高く突入した「夏色」では「それそれそれそれ!岡中岡中!」というコール&レスポンスで視聴者のボルテージをどんどん上げていく。曲中では1公演目と同じく、スマホアプリ「ピグパーティ」でアバター化されたファン12人と共演した。演奏を終えると“スペシャルダンサーズ”の3人が再び現れ、「もう1回!もう1回!」と2人にせがむが、ゆずは「俺たちも大人だしね、時間とか気にしながらやってるのよ……」と教室を去ろうとする。しかしドアを開けた先には高橋校長が待ち受けており、「北川、岩沢、バカヤロー!」と2人を一喝。北川は「バカヤローで涙が出そうになったのは初めてだよ!」としみじみこぼし、「夏色」のサビをおかわりして披露した。

岩沢厚治(撮影:太田好治)

岩沢厚治(撮影:太田好治)[拡大]

岩沢が「蛍の光」のメロディをブルースハープで奏でる中、最後に北川が挨拶。「中学生のとき、僕と岩沢くんでこの教室のあたりにいたんですけど、まさかこんなふうにグループになって、こんなに長く音楽をやるなんて思っていませんでした。そしてこんな世の中が来て、オンラインライブを中学校でやることになるなんて、想像もしてない未来でした。大変な中でも、この場所でライブができたことをうれしく思います」と、母校でのライブが実現したことへの感謝の気持ちを切々と述べた。そして最後に演奏されたのは、初期のライブでは観客の合唱と共にラストを飾ることが多かった「シュビドゥバー」。青春時代を懐かしむ歌詞に、チャット欄には視聴者から感動のコメントが続いた。

「シュビドゥバー」を披露するゆず。(写真提供:TOY'S FACTORY)

「シュビドゥバー」を披露するゆず。(写真提供:TOY'S FACTORY)[拡大]

この公演の模様は10月14日までアーカイブ視聴が可能。なお1公演目「出発点」のアーカイブ配信も実施されている。

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ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN『思春期』」2020年10月4日 セットリスト

01. 友達の唄
02. 待ちぼうけ
03. 種
04. 流れ者
05. 心の音
06. ねこじゃらし
07. 嗚呼、青春の日々
08. 岡村ムラムラブギヴギ
09. 濃
10. ぼくの漫画の主人公
11. タッタ
12. 夏色
13. シュビドゥバー

ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」(※終了分は割愛)

新天地

2020年10月11日(日)21:00~

青写真

2020年10月18日(日)21:00~

未来図

2020年10月25日(日)21:00~

チケット販売URL:https://superlive.jp/yuzu2020/? utm_source=yz&utm_medium=pr&utm_campaign=yz_12&utm_content=001

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【ライブレポート】ゆずが母校・岡村中で岡ジャーまとい青春時代をなぞるライブ披露、バックダンサーは先生たち  https://t.co/zVkVfbsrrt

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