映画「
「小説の神様 君としか描けない物語」は、ナイーブで売れない小説家・千谷一也(佐藤大樹)と、秘密を抱えたドSな小説家・小余綾詩凪(橋本環奈)の何もかもが真逆の2人が“一緒に大ベストセラーを生み出す”という共作ミッションを課せられ、ときに激しく反発し合いながらも2人で物語を作るさまを描いた青春ドラマ。本日行われたイベントで大樹は、新型コロナウイルスの感染拡大状況を受け5月予定だった公開が延期され、10月2日にようやく公開される運びとなったことについて「(公開日が)決まったときにまず監督におめでとうございますと伝えたくなりました。並々ならぬ思いで挑んだ作品だったのでより多くの方々に届けられたらと思っています」と心境を述べる。久保監督も「原作を読んだときにまっ先に大樹に出てもらいたいなと思って。ほかの映画の現場で大樹を口説いて、即答ではなかったんですけど、その次の日くらいには一緒にがんばろうとなって。それから2年ぐらい経って、環奈ちゃんという素敵なヒロインを迎えて、よりがんばらなきゃなと挑みました。5月(公開)がなくなっちゃってすごく不安だったんですけど、このキャストの皆さんが演じてくれているのですぐ公開できるんじゃないかなという期待は持っていました」と安堵の表情を見せ、橋本も「映画館で観てすごく感動できる作品になっていると思うので、公開日が決まって皆さんに観てもらえることになってうれしいです」と本作が無事劇場公開されることへの喜びを語った。
初共演した橋本の印象についてMCから聞かれた大樹は「ほかの作品でも(本作と同じように)ツンツンしていたり怒鳴ったりするイメージがあったので、そういう方なのかなと思っていたら、お会いしたときにコンビニの袋1枚くらいの荷物で。こんなに物腰が柔らかく飾らない女優さんはほかにいないなと、国民に愛されている理由がわかりました。現場のみんながファンになりました」とコメント。対する橋本は「EXILEのパフォーマーとしての佐藤大樹さんは知っていたし、映画などでお芝居をされるイメージもあったので、お会いするのが楽しみでした。撮影前日に文芸部メンバー4人で仲良くなり、ごはんに行き、そして撮影に入る……なんてなかなかないですよ! みんなコミュニケーション能力が高かった」と、流司や杏花を含めた4人で意気投合したことを明かした。
流司について大樹が「現場では流司くんがムードメーカーでした」と述べると、それを受けた流司は「終始全裸だったもんね、俺」とジョークを飛ばす一幕も。詩凪が一也をビンタするシーンの話題になると、久保が監督した「HiGH&LOW」シリーズのキャストでもある大樹は「某不良たちが殴り合う作品でも、僕は何も知らされず、岩田剛典さんにいきなりビンタされたんです(笑)。今回も台本上よりもめちゃくちゃビンタの数を増やされて……」と久保監督にクレームを入れる。橋本も「久保さんが『大樹が殴られているところが見たい』ということだったので(笑)。そのシーン、久保さんが一番楽しんでいたんじゃないかな」と大樹の発言に乗っかると、久保は「昔から大樹が叩かれているのを見ると……っていうのは冗談ですけど。お二人のお芝居がすごくよかったから喜んでいたんです」と笑顔で語った。
イベントの最後には、大樹と橋本がタイトルにちなんでお互いを「◯◯の神様」と例えるコーナーが設けられた。橋本を「コミュ力の神様」と例えた大樹は「とにかく誰とでも仲良くできるし、懐に飛び込んでいくのが上手。猫界で言う“CIAOちゅ~る”みたいな……みんなが好きな存在」と独特の回答を披露した。橋本は「令和のマルチ神様」と大樹を例え、「大樹くんはボケるときに『俺は令和の◯◯だ』って言いたがるんです(笑)。パフォーマーでもありお芝居もできて、お話も上手なので、マルチに活躍できる人だなと思って。さっきは『令和の松尾芭蕉』って言ってました(笑)」と新たな“令和の◯◯”シリーズが誕生していたことを明かした。
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佐藤大樹「小説の神様」の久保監督にクレーム「某不良たちが殴り合う作品でも…」 https://t.co/9xWvzEic2R