ゆずはこのツアーで9月27日、10月4日、11日、18日、25日の5日間にわたって各日「出発点」「思春期」「新天地」「青写真」「未来図」というテーマのもと、縁のある横浜市内のさまざまな場所からライブを披露。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、北川悠仁と岩沢厚治の2人だけでステージに立ち、代表曲の1つ「夏色」以外は“被り曲なし”のセットリストでパフォーマンスに臨んでいる。
ゆずが初日の会場に選んだのは、今年9月に閉館した横浜文化体育館。1998年のライブツアー「幸(せ)拍(手)歌合戦」でも訪れた、2人にとって思い出深い場所だ。初日公演では、映像ディレクター・東市篤憲率いる制作チームのAR演出によって装飾のないシンプルなステージが華やかに彩られた。
赤い幕が上がると、北川と岩沢が持ち場につき握手を交わす。北川はタンバリン、岩沢はアコースティックギターを鳴らしながら「大バカ者」で勢いよくライブを始めた。ノスタルジックなサウンドの「手紙」では北川がオンラインツアーへの思いやゆずっこ(ゆずファンの呼称)へのメッセージをつづった手紙を読み上げ、画面越しの視聴者を喜ばせた。北川が無観客ライブを盛り上げるべく、あらゆる歓声を再生可能なマシン「歓声くん1号」について説明したあと、彼らはファンに高い人気を誇るレア曲「始発列車」「境界線」をパフォーマンス。続けて荘厳な大樹をバックに「いつか」を力強く歌唱すると、「今年は雪が降るのかな?」というフレーズを合図にゆっくりと雪が降る演出がなされた。
ライブ中盤ではゆずが横浜文化体育館内を紹介。観客席に移動して「雨と泪」を歌ったあと、「連呼」では「幸(せ)拍(手)歌合戦」ツアーを再現するかのように視聴者に向けてシンガロングを煽った。メインステージに戻った彼らが届けたのは、疾走感に満ちた「傍観者」。アコースティックギターをかき鳴らし、雄叫びを上げるなどアグレッシブなパフォーマンスで視聴者を圧倒した。情景の浮かぶ「気になる木」「ジャニス」を歌唱後、2人はライブ定番曲「夏色」を「歓声くん1号」を駆使しながら披露し、曲中にはスマートフォンアプリ・ピグパーティを通じてアバター化したファン24人と共演した。続いて2人がゆずっこを激励するかのように「ユーモラス」を届けると、ゆずのジャケットアートワークでおなじみの世界的アーティスト・
ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」2020年9月27日 セットリスト
01. 大バカ者
02. 手紙
03. 始発列車
04. 境界線
05. いつか
06. 雨と泪
07. 連呼
08. 傍観者
09. 気になる木
10. ジャニス
11. 夏色
12. ユーモラス
13. 公私混同
ゆず「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」(※終了分は割愛)
思春期
2020年10月4日(日)21:00~
新天地
2020年10月11日(日)21:00~
青写真
2020年10月18日(日)21:00~
未来図
2020年10月25日(日)21:00~
チケット販売URL:https://superlive.jp/yuzu2020/? utm_source=yz&utm_medium=pr&utm_campaign=yz_12&utm_content=001
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