「Fo」は7月に配信リリースされた2ndアルバム「normal」の収録曲で、先の見えない不確かな時期に制作された。タイトル「Fo」は「Fade-out(フェイドアウト)」の略でありながら、「消え失せていく」という意味に留まらず、さまざまな立場や環境にいる人の気持ちに寄り添い、彼らの痛みすら消えていくことを願う思いが込められている。
MVはカジュアルフットウェアブランド・Crocsのグローバルキャンペーン「Come As You Are」の一環で制作された。このコラボレーションは、ふとした日常を飾らずに表現するdodoと、生活に根付く存在として人々の足元を支え続けるCrocsのブランドイメージが合致し、彼の音楽の特徴でもある聴く人の気持ちに“寄り添う”思いがCrocsのブランドメッセージ「Come As You Are」と共鳴したことから実現した。
完成したMVでは、dodoがつづった等身大の言葉が映像作家 / VJの渡邉直のディレクションによりドラマ仕立てで表現されており、そこかしこに散りばめられた色が、Crocsの定番アイテム・クラシッククロッグのカラーとリンク。また変わりつつある昨今のファッションや音楽の存在が日常に寄り添う形で描写されている。
渡邉直監督 コメント
実際の距離感と、心の距離感は違うし、人によっての幸せの距離感も違う。相手のことを考えれば考えるほどお互いが窮屈になってしまったりと、人間関係は皮肉なことだらけです。だからハッピーがあればアンハッピーもあるし、それがこの世のバランスだって思えることが大切なんだと思います。
dodo コメント
小さい頃から好きだったクロックスさんから最初にオファーをいただいた時は、本当に嬉しかったです。音楽とファッションという二つの方面からアプローチをするという企画は面白いと思いましたし、今までのMVは自作していたので、プロフェッショナルなスタッフさん達とMVを一緒に作ることができて楽しかったです。今このような状況下で、不安な気持ちになっている人や、前を向いて進もうとしている人の気持ちに寄り添えるような楽曲になっています。ぜひ、多くの人に観ていただけたら嬉しいです。
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dodoの人々に寄り添う思いがCrocsと合致、MV共同制作 https://t.co/2u62YRIPI0