WEAVER、全国6都市のライブハウスで新世界を創造

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前・後編の2部作アルバム「新世界創造記」を発表したWEAVERが、全国6会場を回るワンマンツアー「WEAVER Second TOUR 2010『新世界創造記』」を行った。

ライブを重ねピアノロックバンドとしてのスタイルを確立したWEAVER。

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ボーカル杉本雄治はシャイな性格ながら、スイーツの話になるとついつい饒舌になってしまう大の甘党。「地元の神戸は数えるほどしかお店がないけど、こっちはいつでもどこでも甘いものが食べられるからイイな~」と早くも東京生活になじんでいる模様だ。

ボーカル杉本雄治はシャイな性格ながら、スイーツの話になるとついつい饒舌になってしまう大の甘党。「地元の神戸は数えるほどしかお店がないけど、こっちはいつでもどこでも甘いものが食べられるからイイな~」と早くも東京生活になじんでいる模様だ。

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高校時代はメンバー内で唯一、サボらず毎日学校に通っていたという“常識人”奥野翔太(B)。

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ドラムプレイ中も笑顔を絶やさないムードメーカー河邉徹(Dr)。

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広島、大阪、福岡、名古屋、東京、新潟の6都市で実施された今回のワンマンツアー。全公演ソールドアウトという盛況ぶりで、5公演目となった東京・LIQUIDROOM ebisuにはおよそ1000名のファンが集まった。オープニングナンバーは「新世界創造記・前編」収録の「ティンカーベル」。大きな歓声と手拍子に迎えられた3人は、満面の笑顔で力強い演奏を披露した。

続く「心の中まで」を終え、あらためて客席を見渡した杉本雄治(Vo, Pf)は「いやー、すごい景色ですね。リハーサルのときも『人が入ったらこんな風に見えるんやろな』と想像してたんですが……予想を超える顔の多さに(笑)ビックリしております」と驚きの表情。「WEAVERのライブを初めて観る人、もしかしたらライブハウスに来ること自体が初めての人もいるかもしれないけど、周りに困ってる人がいたらみんなで助け合いながら、みんなでここ東京でしか作れない“新世界”を作りましょう!」と告げた。

演奏は時折ストリングスなどのバックトラックが挿入されるのみで、基本は3人のピアノ、ベース、ドラムだけのシンプルなアンサンブル。シンプルながら厚みを感じさせる研ぎ澄まされたアレンジで、「新世界創造記」の世界観が展開されていく。「最終バス」のエンディングでは徐々に演奏のボリュームを落とす“人力フェードアウト”を見せるなど、ステージにメリハリをつける細やかなテクニックは、デビュー間もないバンドとは思えないほど。

終盤にはフジテレビ系ドラマ「素直になれなくて」の主題歌に起用された「Hard to say I love you ~言い出せなくて~」や、彼らの名を広く知らしめるきっかけとなったau「LISMO!」CMソング「僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」、ファン人気の高いアルバムナンバー「管制塔」といった勢いのあるナンバーを畳み掛け、ラストの「トキドキセカイ」ではサビのフレーズを観客全員で大合唱。大盛り上がりのまま本編は終了した。

「WEAVER!! WEAVER!!」と鳴り止まないアンコールの声に応え、ふたたびステージに登場した3人は、客席に向かって深々と頭を下げた。すると、どこからともなく「ハッピーバースデー」の歌声が響き始め、驚くメンバーをよそにまたも観客全員の大合唱が巻き起こった。WEAVERはこの日の翌日、10月21日でデビュー1周年。ファン同士でこっそり申し合わせた思わぬサプライズに、3人はとまどいつつも満面の笑顔を見せた。客席のあちらこちらから届けられる「おめでとう!」の声に、河邉徹(Dr)は感極まってついつい涙を流してしまう。

杉本は「ホンマは俺らのほうこそ感謝しなければいけないのに、こうして祝ってもらえてうれしいです。……そんなみんなにお返しと言ったらおかしいんですけど、ここにいるみんなに重大発表があります」と、来年4月1日にNHK大阪ホール、4月3日に渋谷C.C.Lemonホールにて初のホールワンマンライブを開催することを発表。「今も最高の景色ですけど、今度はもっともっとたくさんの笑顔が見られると思ので、またみんなと素敵な景色を共有したいです」と思いを語った。

「1年の感謝を込めてもう1曲」と披露されたアンコール曲は、デビューシングル「白朝夢」。演奏が終わると、メンバーそれぞれ感謝の言葉を届けた。奥野翔太(B)は「この道を選んだのは正解やったんかな? と悩むこともあったけど、ライブ会場でみんなの笑顔を見たときに『ああ、この光景を見るために俺らはがんばってきたんだな』と気付かされます。これがあるから音楽を続けていけるんやろなと実感しました」と話し、河邉は「『白朝夢』はデビューしたときからずっとライブで演奏してて。1年経った今でもライブで演奏できるって幸せなことやなーと思ったら……」とまたも感涙。そして最後に杉本が「デビューした頃はがむしゃらな部分が強かったけど、最近は少しずつ心の余裕ができてきて、もっと音楽が好きになりました。これからもっと素敵な景色が見られるだろうなとワクワクしています。一緒に音楽を楽しみましょう!」と告げ、約2時間におよんだステージは「新世界創造記・後編」のラストナンバー「She~キミが最初でよかった~」の熱演で締めくくられた。

年末には千葉・幕張メッセで行われる大型フェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 10/11」への出演も決定したWEAVER。デビュー2年目も全力で突き進む彼らの活躍に期待しておこう。

WEAVER Second TOUR 2010『新世界創造記』
2010年10月20日(水)東京都 LIQUIDROOM ebisu セットリスト

01. ティンカーベル
02. 心の中まで
03. 愛のカタチ
04. つよがりバンビ
05. 新世界
06. 君と僕のテーマソング
07. 最終バス
08. レイス
09. 僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~
10. Hard to say I love you ~言い出せなくて~
11. 2次元銀河
12. 管制塔
13. トキドキセカイ
<アンコール>
14. 白朝夢
15. She~キミが最初でよかった~

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音楽ナタリー @natalie_mu

WEAVER、全国6都市のライブハウスで新世界を創造 http://natalie.mu/music/news/39493

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