この配信ライブは、4月に開催を予定していたライブツアー「TOUR 2020~異空間~」東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演の中止を受けて企画されたもの。当初は東京公演と同日程で行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりライブ制作で稼働するメンバーやスタッフの安全を優先して開催延期となっていた。本公演の模様はTEAM SHACHIのYouTube公式チャンネル、スペースシャワーTVのLINEアカウント、スペシャアプリにて無料で配信され、メンバー4人は約2時間半の熱いパフォーマンスを全国のタフ民(TEAM SHACHIファンの呼称)に届けた。
定刻を少し過ぎた頃、TEAM SHACHIとブラス民、Tatsuya(
秋本帆華が「シャチZERO始まりましたよ! 画面の奥のみんな楽しむ準備はできてんの!?」と勢いよく挨拶して披露された「よろしく人類」では、曲中にメンバーが名古屋グランパスエイトや中日ドラゴンズ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズのユニフォームに着替えるなど地元愛を感じさせる演出も。続く「カラカラ」では大黒柚姫がピアノの演奏に挑戦。それまでの賑やかなムードから一転し、ピアノの美しい音色と4人のハーモニーが重なって場内は神秘的なムードに包まれた。ライブ中盤には昨年10月発表の最新シングルから「Rocket Queen」をパフォーマンス。曲中に
ライブ後半には坂本遥奈がダンスとプロジェクションマッピングを融合させたパフォーマンスを披露。そのまま「We are...」がスタートし、曲中には筆文字の歌詞がステージ背面のスクリーンとディスプレイ上に表示されるなど配信ならではの仕掛けも。「グラブジャムン」では坂本と咲良がカメラを手に取り、至近距離でメンバーやブラス民を撮影するなどユニークな演出も見られた。そしてTEAM SHACHIは、Tatsuyaの激しいドラムソロを起点に「眠れないナイNIGHT!」「AWAKE」「START」「抱きしめてアンセム」をノンストップでパフォーマンス。最後はファンキーでダンサブルな新曲「MAMA」を初披露して、大量のスモークに包まれながらステージをあとにした。
アンコールで再びステージに登場したTEAM SHACHIは、8月に両A面シングル「SURVIVOR SURVIVOR / MAMA」を配信リリースすることや、本公演の模様を映像作品として10月に発売すること、10月と12月に観客を入れたライブイベントを開催することを発表して、ここまで配信を見守ってきたタフ民を喜ばせる。その後はメンバー1人ひとりがこの日のライブを振り返りながら、タフ民への感謝の気持ちや次なる展望を語った。そしてバンド民とブラス民を再びステージに呼び込み、「ライブの最後にみんなで一体感を味わいたい」という思いで作ったという楽曲「Today」をパフォーマンス。最後は秋本が「いつか世の中が元に戻ったら、客席いっぱいのタフ民とこの曲を完成させたいと願っています。またライブ会場で会いましょう。ありがとうございました!」と元気いっぱいに挨拶してこの日の公演の幕を降ろした。
TEAM SHACHI「TEAM SHACHI TOUR 2020~異空間~:Spectacle Streaming Show "ZERO"」2020年7月27日 セットリスト
01. SURVIVOR SURVIVOR
02. DREAMER
03. Hello,
04. ROSE FIGHTERS
05. わたしフィーバー
06. You!
07. よろしく人類
08. カラカラ
09. シャンプーハット
10. かなた
11. Rocket Queen feat.
12. Rock Away
13. なくしもの
14. BURNING FESTIVAL
15. こだま
16. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
17. We are...
18. Cherie!
19. グラブジャムン
20. 眠れないナイNIGHT!
21. AWAKE
22. START
23. 抱きしめてアンセム
24. MAMA
<アンコール>
25. Today
※「Cherie!」の1つ目の「e」はアキュートアクセント付きが正式表記。
※記事初出時、一部曲名の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
リンク
HMV三宮オーパ @HMV_Sannomiya
【ライブレポート】TEAM SHACHIが初の無観客ライブで圧巻のパフォーマンス披露、MCUと日高央も駆けつけた熱狂の一夜(写真50枚) https://t.co/wwMYIAZ97t