この日は田中ヤコブ(G / 家主)をサポートメンバーに迎えた5人でのセッションの様子を配信。映像作家・Pennackyが監督として参加し、事前に一発録りしたというライブ音源にさまざまな映像を乗せて届けるという壮大なミュージックビデオのような演出がなされた。
配信開始と同時に流れてきた1曲目は、まったりとした「夏がそうさせた」。プラレールが敷かれたスタジオで、おもちゃの電車に取り付けられたカメラにギリギリまで近づく安部勇磨(Vo, G)のアップや、足元から捉えたユニークな映像が次々と飛び出す。5月にリリースした最新シングル「サイダーのように言葉が湧き上がる」では、軽快なメロディを奏でるメンバーが徐々に映像から消えていき、最後に残った安部も足元から透明になって消えるという一風変わった編集もあり、視聴者を楽しませた。
「ちょっと待ってよ」ではメンバー同士で楽器をチェンジし、ドラムを叩く安部、ギターを弾く鈴木健人(Dr)、ベースを弾く阿南智史(G)、ギターボーカルの巽啓伍(B)、そしてムービーカメラを構える田中などが映し出される。「気持ちいい風が吹いたんです」では5人がそれぞれハンディカメラを持ち、演奏する1人を執拗にアップで撮りまくるという和気あいあいとした様子が流れた。また「なんかさ」では田中がネック部分を高速でタッピングするという驚きの演奏法を披露する場面も。「夢で逢えたら」では安部がスタジオ外にある駐輪場、田中が駐車場、巽が植え込み前、阿南がゴミ箱前、鈴木は室内というバラバラの場所で当てぶりするシュールな演出もあった。クライマックスにはアップチューン「あまり行かない喫茶店で」「夏のドキドキ」が畳みかけられ、夏らしい爽快感を残してライブパートを終了した。
ライブのあとには安部の自宅からネバヤン4人が本編映像を振り返りながら解説するトークパートが配信された。今回サポートメンバーとして迎えた田中のギターについて安部は「カッコよかった!」「ギターソロが泣けるよね」と大絶賛。また裏話として「夏のドキドキ」の終盤のコーラスを阿南とマネージャーの林田氏が担当していたことを明かした。一発でOKを出したという林田氏が配信に登場し、ノリよく美声を披露して安部に「チャラい」と止められるひと幕も。メンバーが口々に「楽しかった」と感想を述べた「ちょっと待ってよ」では田中がカメラマンに扮するシーンに「一番の盛り上がりポイント!」と大はしゃぎした。最後にメンバーは生配信中のチャットに上がったリクエストに応え、「次回は生ライブの配信もやってみたい」と語って初の配信ライブを終えた。
昨日の配信はライブパートのみ7月27日23:59までアーカイブが視聴可能。チケットは7月27日20:00までZAIKOにて販売されている。
never young beach「The Pentagon Session @ Setagaya Studio」2020年7月24日 セットリスト
01. 夏がそうさせた
02. どうでもいいけど
03. やさしいままで
04. なんもない日
05. サイダーのように言葉が湧き上がる
06. ちょっと待ってよ
07. いつも雨
08. 春らんまん
09. 気持ちいい風が吹いたんです
10. なんかさ
11. 夢で逢えたら
12. Let's do fun
13. あまり行かない喫茶店で
14. 夏のドキドキ
※記事初出時、本文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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ネバヤン遊び心たっぷりな初配信ライブ、林田マネ登場のトークパートで裏話も https://t.co/yXV2DJMred