JP THE WAVY、生のパフォーマンスと最新技術が融合する新たな体験届けた革新的ワンマンライブ

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JP THE WAVYの無観客ワンマンライブ「LIFE IS WAVY VIRTUAL SPACE TOURS」が7月18日に有料配信された。

JP THE WAVY(Photo by Ryoya Suzuki)

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JP THE WAVY(Photo by Ryoya Suzuki)

JP THE WAVY(Photo by Ryoya Suzuki)[拡大]

JP THE WAVY(Photo by Ryoya Suzuki)

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LIFE IS WAVY(WAVY PACK)

JP THE WAVY「LIFE IS WAVY(WAVY PACK)」
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LIFE IS WAVY(通常盤)

JP THE WAVY「LIFE IS WAVY(通常盤)」
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2017年に発表したシングル「Cho Wavy De Gomenne」のバイラルヒットで一気にヒップホップシーンに名を広めた新鋭ラッパーのJP THE WAVYは、今年4月に満を持して1stアルバム「LIFE IS WAVY」をリリース。6月には東京・EX THEATER ROPPONGIで初のワンマンライブを行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため公演は無期限で延期となった。このたび行われた無観客での初ワンマンは、自粛ムードが続く中でもファンにパフォーマンスを届けたいというJP THE WAVYの熱い思いから企画されたもの。彼が仲間たちと共に約70分にわたって繰り広げた熱演の模様は、AR(拡張現実)やCGなどの最新技術により単なる映像配信を超えた臨場感あふれる体験として届けられ、視聴者は配信画面のチャットや「#LIFEISWAVY」のハッシュタグを通して興奮を共有した。コロナ禍により通常のライブの開催が不可能な現状で世界中のアーティストが新しいライブのあり方を模索しているが、今回のライブはその1つのモデルケースとなるだろう。

オープニング画面

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JP THE WAVYとSALU。(Photo by Ryoya Suzuki)

JP THE WAVYとSALU。(Photo by Ryoya Suzuki)[拡大]

配信時刻の21:00を迎えると、レトロゲーム風にアレンジされた「Cho Wavy De Gomenne」のビートが流れ、ゲームのタイトル画面を模したオープニング映像がスタート。視聴者がこれから始まるライブへの期待を募らせる中、画面のロケットが宇宙に飛び立つと映像が切り替わり、キャップにサングラス姿のJP THE WAVYとレーザーが飛び交う豪華なステージが映し出される。DJを務めるGONや友人のRicky、ガールフレンドのNiinaをバックに従え、代表曲「Cho Wavy De Gomenne」のリミックスバージョンでライブを開始したJP THE WAVYは、1曲目からバイブス全開のパフォーマンスを展開。ステージに呼び込んだSALUと共にカメラに向かって迫力あるラップをぶつける。続く「Kyomiga Nai Kanji」ではダンサーたちとキレのある動きで踊りながらラップし、初ワンマンにかける強い意気込みを視聴者に感じさせた。

OZworld

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左からLEX、JP THE WAVY、Monyhorse。(Photo by Ryoya Suzuki)

左からLEX、JP THE WAVY、Monyhorse。(Photo by Ryoya Suzuki)[拡大]

「まさか自分の初めてのワンマンライブがこんな形になるとは想像もしてませんでした。でも、全部すごくいい経験になると思うんで」とポジティブに語ったJP THE WAVYは、ステージがARの炎に包まれ、宙にはARの金の龍が舞う中、沖縄のラッパー・OZworldと彼の楽曲「畳 -Tatami- REMIX」でリモートコラボ。続けてOZworldが参加した「GOOD PEOPLE GOOD COFFEE」から同曲のリミックスバージョンに突入すると、ステージにMonyHorse(YENTOWN)とLEX、リモートでAKLOが登場し、マイクリレーでそれぞれの個性を炸裂させた。アメリカ在住のMIYACHIがリモートで出演した「Beverly Hills」からは再びダンサーたちが参加し、JP THE WAVYも軽快にダンス。ダンサー出身のJP THE WAVYだからこそ可能なダンスとラップを融合させたパフォーマンスで視聴者を熱狂させた。

VERBALとJP THE WAVY。(Photo by Ryoya Suzuki)

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Sik-K

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女性ダンサーがパワフルなソロダンスで魅せた「WE GOOD」が終わると共に画面は3Dゲーム風のコスチュームセレクト画面に切り替わり、選択されたセットアップに着替えたWAVYが「OK, COOL」でライブを再開。この曲ではスモーク漂うステージにm-floVERBALが登場し、JP THE WAVYと並んでパフォーマンスした。憧れの存在であるVERBALの退場後、JP THE WAVYの「マジで本当に超楽しいっす!」という言葉から始まった「CHOTANOSHI」では、リモートで出演したアフリカのラッパー・Nasty Cがトライバルなビートに乗せてスキルフルにラップ。JP THE WAVYはダンサーたちとフォーメーションダンスを展開した。ここまでアグレッシブなナンバーを畳みかけるように連発してきたJP THE WAVYは「世界でいろんなことが起こってるけど、俺たちには音楽しかないし、どんなことがあっても歌い続けるんでよろしくお願いします」と語り、アルバム収録のメロウなナンバーを続けて披露。多彩なフロウでラッパーとしての幅の広さを見せる。「Just A Lil Bit」では韓国のラッパー・Sik-KがCGでステージと重なるように出現し、日本語、韓国語、英語が入り混じるメロディアスなラップを届けた。

JP THE WAVY「LIFE IS WAVY VIRTUAL SPACE TOURS」の様子。(Photo by Ryoya Suzuki)

JP THE WAVY「LIFE IS WAVY VIRTUAL SPACE TOURS」の様子。(Photo by Ryoya Suzuki)[拡大]

「Donut」パフォーマンス中に表示された映像。

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スタッフロールの映像。

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2回目の衣装チェンジを経て、JP THE WAVYはNBAプレイヤーの八村塁選手をモチーフとした「Louis 8」で、ドリブルやシュートなどバスケの動きを取り入れたスタイリッシュなダンスを披露。トラップチューン「Neo Gal Wop」に続いてはダンサーのKAZtheFIREとKAITAがエネルギッシュなダンスパフォーマンスを見せつけ、「Donut」ではCGで作られた仮想空間が楽曲の世界観を表現した。ライブ終盤、JP THE WAVYは「マジMC苦手なんすよ。ラッパーとして致命的だと思うんですけど、初めてこんないっぱいやって、頭がおかしくなりそうっすね」と語りつつも自分の言葉でしっかりと感謝の思いを伝え、アルバムの中でも特に思い入れが強い曲だという「Blessed」を伸びやかに歌唱。すべてのパフォーマンスを終えたJP THE WAVYは「少しでも世界が平和になるように俺は毎日祈ってます。次みんなに会うときは画面越しじゃなくて絶対ライブ会場で会いたいっす。これからも俺と俺の仲間たちを応援してください」とファンにメッセージを送った。ライブ後の配信画面にはゲームのエンディング風のスタッフロールが流れ、映像の最後にはJP THE WAVYらとゲームをプレイするRIP SLYMEILMARIとRYO-Zの姿が。今後の展開を期待させるラストに視聴者は沸き上がった。

なお本公演のアーカイブが7月31日(金)から期間限定で配信されることが決定した。詳細はJP THE WAVYのオフィシャルサイトで確認しよう。

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JP THE WAVY「LIFE IS WAVY VIRTUAL SPACE TOURS」

2020年7月18日 セットリスト

01. Cho Wavy De Gomenne Remix
02. Kyomiga Nai Kanji
03. 27
04. 畳 - Remix -
05. GOOD PEOPLE GOOD COFFEE feat. OZworld
06. GOOD PEOPLE GOOD COFFEE Remix
07. Beverly Hills feat. MIYACHI
08. STAY
09. Shikkuri Konee
10. WE GOOD
11. OK, COOL feat. VERBAL
12. CHOTANOSHI feat. Nasty C
13. LIKE I LOVE YOU feat. Ninety6miles
14. BLIND feat. Jay Park
15. Just A Lil Bit feat. Sik-K
16. Louis 8
17. Neo Gal Wop
18. Donut
19. Blessed

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