DOBERMAN INFINITY、オンラインでもファンと「We are the one」に

LDHのオンラインライブ「LIVE×ONLINE」が7月2日から8日までの7日連続でABEMAで独占配信中。この記事では昨日7月4日に配信されたDOBERMAN INFINITYのライブの模様をレポートする。

LDHは新型コロナウイルス感染拡大状況を受け、2月26日から12月26日までに行う予定だったエンタテインメントの祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」関連の全168公演を中止。新たなエンタテインメントとして立ち上げた「LIVE×ONLINE」では、普段のライブとは異なる配信ライブならではの演出や臨場感あふれるカメラワークで所属アーティストのパフォーマンスを視聴者に届ける。昨年夢のアリーナツアーを大成功に収め、今年は全国47都道府県ツアーを開催予定だったDOBERMAN INFINITYは、そこでお披露目するはずだった新曲を含む全18曲をパフォーマンスした。

オープニング映像を経て会場の様子が映し出されるとギュッと寄り添ったDOBERMAN INFINITYの姿が。SWAYが「調子はどうですか？ 俺たちがDOBERMAN INFINITYだぜ！ どこにいたって関係ないよな？ 俺らと一緒に遊ぼうぜ！」と呼びかけると、5人は「Gatti」でライブを勢いよくスタートさせた。彼らはパーティチューン「DO PARTY」を所狭しと動き回りながら歌い、ファンキーな「WILD STYLE」では余裕の表情でステップを踏みながら体を揺らす。「HiGH&LOW」シリーズに登場するチーム・鬼邪高校のテーマ「JUMP AROUND∞」では、ポップなアニメーションや巧みなカメラワークの演出も相まってコメント欄が大いに沸いた。

5人は「ROCKSTA」のサビを歌ったあと「HiGH&LOW」シリーズに登場するチーム・山王連合会のテーマ「Do or Die」を披露。巨大なLEDモニタが設置されたステージに移動すると、そこに映し出されていた「HiGH&LOW」ロゴが燃え、映画「HiGH&LOW THE WORST」のロゴに切り替わる。そして始まった、「HiGH&LOW THE WORST」に登場するチーム泰・清一派のテーマ「まだ足りねぇ」では男気あふれる歌唱に加え、映画の映像とのコラボレーションでも視聴者を喜ばせた。

DOBERMAN INFINITYのライブには欠かせないDJ HALによるDJプレイを経て始まった「Put Your Kicks Up」ではクレーンカメラがパートごとに5人の姿を追い、それぞれがスキルフルなパフォーマンスを見せつける。波の音が響く中、5本のペンライトをメンバーが次々手に取り始まったのは「GA GA SUMMER」。アリーナツアーでもペンライトの光が会場を彩ったこの曲ではファンがシンガロングするパートでコメント欄に歌詞が続々書き込まれた。

額に汗を光らせた5人は「ライブだ！」「いい汗かいてます！」とひさびさにステージに立てた喜びを噛み締め、ライブグッズを紹介。抽選で当選したファン12名とZoomで交流を楽しみ中継をつないだまま、グループのマスコットキャラクター・ドービーも呼び込んでライブアンセム「SUPER BALL」を披露した。通常のライブと同様にキャッチーな振り付けでファンと一緒に盛り上がったあとは、タオルを回す曲としておなじみの「Lookin' for」「99」を連投。GSは「今日は僕らと皆さんとで本当に最高の思い出を残すことができました。マジでマジでありがとうございます！」とファンにメッセージを送った。

終盤では全員がスツールに座って届けた「YOU & I」、YouTubeに公開されたミュージックビデオをきっかけにヒットした「ずっと」と、KAZUKIの歌から始まる、“聴かせる”ナンバーが続く。ラスト1曲を残したところでメンバーが1人ひとりマイクを手に取りそれぞれ思いを語る。KAZUKIは「皆さんに会える予定が明確にあるわけではないですが、この期間で楽曲もたくさん作っていますし、次のツアーではひと味違うDOBERMAN INFINITYになって皆さんに会いに行けたら」とポジティブなメッセージを発信。KUBO-Cは届いているであろうライブでおなじみの「KUBOー！」というコメントを予想し、「やかましい！」と絶叫してメンバーを笑わせ「本当やったらドッカンドッカン盛り上がってるはずやのに（笑）。早くお客さんがいるところでライブしたくなっちゃった」と心情を吐露した。

最後にマイクを取ったSWAYは「11月末のアリーナツアー以来のロングセットのライブで喉がほどよく枯れた……とは言いたくないですけど、幸せなことです。一時期は音楽がどうなっちゃうんだろうと不安になったし、ツアーも中止になってしまってもうライブができないんじゃないかと最悪のことも予想しました。でも今オンラインではありますが皆さんに溜め続けていたパワーを届けられることがうれしいです。皆さんと会って話したり一緒に音楽を楽しむ時間がどれだけ幸せだったのかと改めて感じさせられました。次に会うときには今までに感じたことのないぐらいのいろんな気持ちを直接キャッチボールしたいですし、そのときは“超ド級”を超える“超ド級”のパーティをやりたいと思います」と真摯にコメント。そして5人は本来であれば47都道府県ツアーでお披露目するはずだった新曲「2020」をエネルギッシュに届けた。

ライブのラストを飾ったのは、「2020」の歌詞にタイトルが出てくるほどに彼らにとって大切な、ファンとの絆を歌った1曲「We are the one」。コメント欄上でシンガロングが起こる中、P-CHOは一本指を掲げ「いつか必ずライブで会えると信じているぜ！ そしてどこにいたって俺たちはつながっていると信じているぜ！ We are the ONE！」と熱っぽく語った。舞台を降りた5人はコメント欄に「アンコール」の文字を発見し、GSの「俺が怒られるから大丈夫。行こうよ！ もう全員これで声をつぶそう！」という呼びかけでステージに復帰。5人はアリーナツアーでもアンコールを彩った楽曲「SAY YEAH!!」を力の限り届け、配信は全18曲を歌いきり達成感に満ちた表情の5人の姿で締めくくられた。

DOBERMAN INFINITYのライブの模様は“見逃し配信”として7月7日22:00まで配信中。期間中はABEMAコインを購入し、視聴することができる。なお本日7月5日の「LIVE×ONLINE」ではE-girlsがライブを行う。