SHE'Sがメジャーデビューを発表した思い出のステージである東京・渋谷CLUB QUATTROで行われたこのイベント。MCに芦沢ムネト(
まず井上竜馬(Vo, Key)、服部栞汰(G)、広瀬臣吾(B)、木村雅人(Dr)はカメラを探しながら視聴者に向けて自己紹介。井上は思い入れのあるフロアを見渡しながら「めっちゃ落ち着きますね」とつぶやき、外出自粛期間中の過ごし方について聞かれると「楽曲制作とYouTubeの配信番組以外にはゲームをやってましたね」と答えた。続いてメンバーは「Tragicomedy」が6月30日付けのオリコン「デイリー アルバムランキング」で2位を獲得したことをファンに報告し、井上はタイトルに込めた意味について「人生は悲劇と喜劇が順番にやってくる“悲喜劇”じゃないかと。人生そのものを表すアルバムにしたかったので“tragic”と“comedy”を組み合わせました」と説明した。
昨年1月から制作がスタートし、今年1月には音源ができあがっていたという「Tragicomedy」。広瀬は過去の作品以上に制作に時間をかけたと言い、「正直聴き飽きると思ったんですけど、時間が空いたからこそアルバムのよさに気付けました」とリリースまでの1年半を振り返った。収録曲を聴きながら会場に来たという服部は「制作に時間をかけたからこそ、どの曲も思い入れが強いですね」と感慨深げに語った。印象的な収録曲について広瀬は「『Blowing in the Wind』はエレクトロ調のさわやかな曲なんですけど、まるっとシンセベースのアレンジにしたのは僕にとって挑戦でしたね」、木村は「『Masquerade』はスタッフもメンバーも聴いた瞬間うなったんですよね。今までのSHE'Sにはない要素を出せたと思います」とそれぞれ思いを口に。またイベント中、収録曲「Unforgive」がオープニング主題歌となったドラマ「ホームルーム」キャストの
ひとしきりトークを終えて再びステージに登場したメンバーは、1曲目にラテン調の「Masquerade」を披露。身振り手振りを交えた井上のボーカルや、服部のかき鳴らすアコースティックギターでミステリアスな楽曲の世界観を表現した。みずみずしいサウンドが印象的な「Higher」を終えたところで服部が「ライブハウスで音を出すのは気持ちいいですね」と目配せすると、木村は「ライブがないと生きてる心地がしない!」と満面の笑顔に。井上は無観客という環境でのパフォーマンスについて「ライブハウスにお客さんが1、2人しかいなかったときを思い出した」としみじみ語った。広瀬は慣れない様子でYouTubeのコメント欄を確認しつつ、ライブを楽しむファンのリアクションに胸をなで下ろした。「One」「Letter」で一体感のあるコーラスと演奏を届けたメンバーは、井上の「画面の中でも声出せるやろ! 元気出していくよ」という言葉をきっかけに、昨年2月発売のアルバム「Now & Then」のリード曲「Dance With Me」をパフォーマンス。ひさびさのライブを終え、充実感した表情を浮かべた。
なお、この映像は本日7月2日19:00よりスペースシャワーTVのYouTubeチャンネルにてアーカイブ公開される。そして10月からは徹底した新型コロナウイルス感染対策が行われたうえでライブツアー「SHE'S Tour 2020 ~Re:reboot~」が開催される。
「SHE'S 4th Album『Tragicomedy』発売記念特番」2020年7月1日 セットリスト
01. Masquerade
02. Higher
03. One
04. Letter
05. Dance With Me
SHE'S Tour 2020 ~Re:reboot~
2020年10月10日(土)愛知県 DIAMOND HALL
2020年11月2日(月)北海道 札幌PENNY LANE24
2020年11月15日(日)香川県 高松festhalle
2020年11月21日(土)宮城県 Rensa
2020年11月22日(日)新潟県 NIIGATA LOTS
2020年11月28日(土)福岡県 DRUM LOGOS
2020年11月29日(日)広島県 広島CLUB QUATTRO
and more
リンク
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SHE'S「Tragicomedy」発売記念ライブで「音を出すのは気持ちいい!」 https://t.co/FkQWmcCKsN