4月にベストアルバム「10'S BEST」をリリースしたOKAMOTO’Sは、5月にホールツアー「90'S TOKYO BOYS in HALL “History”」を開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により全公演が中止に。1月に開催された「SOUND DEALER OKAMOTOREIJI 29th BIRTHDAY PARTY」以来、約半年ぶりのステージとなった初の配信ライブでは、ベストアルバムに収録された人気曲や初披露となる新曲を届け、ライブを待ち望んだファンを喜ばせた。
配信時刻の21:00を迎えると、画面にはマラカスを持ったオカモトショウ(Vo)の端正な顔立ちが大写しになる。そこからドローンで撮影した上空の映像に切り替わり、都会のビルの屋上に立つ4人の姿が映し出される中、「Beek」でライブがスタート。カメラはテンポよく切り替わり、ファンキーな演奏を繰り広げるメンバーそれぞれの姿がしっかりと捉えられる。4人は無観客という慣れない状況に若干の戸惑いを見せつつも、ジョークも交えながら和やかなムードでライブを進行し、「青い天国」「NO MORE MUSIC」と軽快なナンバーを立て続けに演奏。「NEKO」では「Put your hands in the air!」というショウの呼びかけに視聴者が手の絵文字で応えるという配信ライブならではのコミュニケーションも見られた。
夜景が見えるライブの会場について、ハマ・オカモト(B)はオカモトコウキ(G)がソロアルバム「GIRL」の印税で建てた“GIRL御殿”であると説明し、ショウには “CULT御殿”、オカモトレイジ(Dr)には“YAGI小屋”があると紹介。ハマには“Fender御殿”や“ハマ・オカモトとはなんだったのか?御殿”があるのではとトークが盛り上がる中、業を煮やしたレイジがドラムカウントで半ば強制的にライブを再開させ、コウキとショウのツインボーカル曲「Border Line」に突入した。新グッズにまつわるトークを経てスタートした「なんかホーリー」では「ベース、ハマ・オカモト!」というコウキの振りに「任せろ」と応えたハマが巧みなベースプレイを披露。「ギターはオカモトコウキさんです!」というハマの振りでカメラがコウキに戻ると、ギターの代わりに星型ペンライト“なんホリライト”を手にしたコウキが激しいエアギタープレイを見せつけ、視聴者を楽しませた。
ベストアルバムに収録された新曲「Dance to moonlight」が初披露され、コメント欄も大いに盛り上がったライブ終盤、ショウは「去年の今日、初の武道館ワンマンをやりましたが、まさか世の中がこんなふうになるなんて、そのときは予想もしていませんでした。でも、こういう世の中での新しいチャレンジを今日できたことは、すごく意味があるなと思うし、観てくれてる皆さんのおかげで乗り越えられてると思います。いろいろと面白いことを考案してやっていこうと思うので、これからもOKAMOTO’Sをよろしくね」とコメント。「俺たちはロックバンドだから最後ブチ上げてから帰るぜ!」というショウのかけ声から「BROTHER」「ROCKY」を連発したOKAMOTO’Sは、最後に「90’S TOKYO BOYS」を熱演してライブを締めくくった。
終演後にはメンバーのアフタートークも配信され、8月26日に新作音源「Welcome My Friend」がリリースされることが発表された。新作音源にはフジテレビのノイタミナ枠で放送中のアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」のエンディングテーマである表題曲「Welcome My Friend」を含む全6曲が収録される。
OKAMOTO’S「90'S TOKYO BOYS "Online Broadcast"」
2020年6月27日 セットリスト
01. Beek
02. 青い天国
03. NO MORE MUSIC
04. NEKO
05. Border Line
06. なんかホーリー
07. Phantom(By Lipstick)
08. Dance To Moonlight
09. BROTHER
10. ROCKY
11. 90’S TOKYO BOYS
OKAMOTO'S「Welcome My Friend」収録曲
01. Welcome My Friend
02. THE BEAR
03. Riot
04. Misty
05. MOTEL
06. History
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OKAMOTO’Sが初の無観客配信ライブで人気曲や新曲披露、新作リリースも発表 https://t.co/vipgV5qB7X