KREVAがThumvaこけら落とし公演で打ち上げまで配信、プロのクオリティ見せつける

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KREVAが6月24日に新配信メディア・Thumvaで無観客ライブ「1(マルイチ)」を有料生配信した。

KREVA(Photo by curly_mads)

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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年2月以降に開催予定だった全国ツアー「KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』」のホール&アリーナ編の無期限延期を決めたKREVA。本来ならば神奈川・横浜アリーナでファイナル公演を行うはずだった6月24日に行った無観客ライブでは、Thumvaの機能も駆使しつつ、KREBandExtreamの白根佳尚(Dr)、熊井吾郎(MPC+DJ)、大神田智彦(B)、田中義人(G)、タケウチカズタケ(Key)、SONOMI(B, Key, Cho)と共に熱演を繰り広げた。

厨房でケーキに文字を入れるKREVA。(Photo by curly_mads)

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厨房を出たKREVA。(Photo by curly_mads)

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当日午後9:08を迎えると配信画面には、なぜか厨房にいるコック姿のKREVAが。配信が始まったことを知って焦りつつ、ホールケーキにチョコレートでライブタイトルの「1(マルイチ)」を入れたKREVAは、手洗いを済ませたあと、ジャケットを羽織り、サングラスをかけて厨房の外へ出る。ここで視聴者に会場が東京・Billboard Live TOKYOであることを明かしたKREVAは、バンドメンバーが待つフロアに降り立つと「パーティーはIZUKO? ~2019 Ver.~」でライブを開始。ミラーボールの光を浴びながら勢いあふれるラップを繰り出しつつ、曲中には視聴者との連携によりThumvaのコメント欄に「こ」「こ」「だ」「!」の文字をあふれさせ、ライブのオープニングを大いに盛り上げた。

KREVA Streaming Live「1(マルイチ)」の様子。(Photo by curly_mads)

KREVA Streaming Live「1(マルイチ)」の様子。(Photo by curly_mads)[拡大]

白根のドラムロールに合わせてサングラスを外したKREVAは、また集まれる日が1日でも早く来るよう油断せずに過ごそうと視聴者に呼びかけると「長丁場になりそうだな だがこうなりゃもう国民的行事 辿り着くまではひたすら気張って取り組む国民的行事」と歌う「国民的行事」を部分的に披露し、「王者の休日 ~2019 Ver.~」に突入。カメラの向こう側の視聴者にしっかり視線を送りながらパフォーマンスし、「君のために 君のためにだけ生きられるよ」と情感豊かに歌った。熊井が自身のインストアルバム「Runnin'」の楽曲を流し、それに応じてバンドメンバーがセッションする中、KREVAはこのライブがThumvaのこけら落とし公演であり、自身にとっても初の有料配信であることに触れると、それにふさわしいクオリティのパフォーマンスを見せると宣言。「基準 ~2019 Ver.~」や「ストロングスタイル ~2019 Ver.~」、SONOMIがボーカルで参加した「One」でプロフェッショナルとしてのスキルを力強くアピールした。

「瞬間speechless」でフロアに降り注いだスモーク。(Photo by curly_mads)

「瞬間speechless」でフロアに降り注いだスモーク。(Photo by curly_mads)[拡大]

バーカウンターで歌うKREVA。(Photo by curly_mads)

バーカウンターで歌うKREVA。(Photo by curly_mads)[拡大]

KREVAは夜景が見えるムーディな会場にふさわしいナンバーを届けたいという前振りから「スタート ~2019 Ver.~」をパフォーマンスし、バンドメンバーがフォーカスされる間に衣装を変えると「アグレッシ部 ~2019 Ver.~」を続けて歌う。スモークが滝のようにフロアに降り注いだ「瞬間speechless」では、KREVAがバーカウンターとフロアを行き来しながら歌い、「EGAO」ではソファに移動したKREVAがパッド型のMIDIコントローラーを演奏。無観客ライブならではの会場全体を贅沢に使ったパフォーマンスを繰り広げた。

「素敵な時を重ねましょう」を歌うSONOMIとKREVA。(Photo by curly_mads)

「素敵な時を重ねましょう」を歌うSONOMIとKREVA。(Photo by curly_mads)[拡大]

「もしかしない」「トランキライザー ~2019 Ver.~」を連発したあと上着を脱いでサスペンダー姿になったKREVAは、ここでバンドメンバーの持つビンテージ楽器を紹介し、「俺らも同じように付いた傷を誇ってもいいのに新しいものばっかりありがたがられる。ビンテージ側がもっと自信をもっていかなきゃいけない」と持論を主張。SONOMIをフロアに招き入れると、ライブ当日にKREVAのオフィシャルWebショップで発売された新曲「素敵な時を重ねましょう」を披露した。この曲はパフォーマンス前に紹介されたビンテージ楽器や、自身のライブを楽しんでくれるファンとの交流にインスパイアされて生まれたのだという。さらに「涙止まれよ」「ひとりじゃないのよ」をSONOMIとデュエットしたKREVAは、最後に代表曲「音色 ~2019 Ver.~」を熱唱して初の有料配信ライブを締めくくった。

打ち上げの様子。(Photo by curly_mads)

打ち上げの様子。(Photo by curly_mads)[拡大]

パフォーマンスを終えたKREVAがバンドメンバーを改めて紹介すると、6月18日に誕生日を迎えたKREVAをスタッフとバンドメンバーがサプライズで祝福する。バースデーケーキに加えてオープニングで登場したホールケーキも運び込まれた会場で、KREVAはそのまま打ち上げを開始し、その模様までも配信。KREVAとバンドメンバーは配信ライブの映像を最初から観ながら談笑し、視聴者は心ゆくまでライブの余韻を堪能した。

KREVA Streaming Live「1(マルイチ)」

2020年6月24日 Billboard Live TOKYO セットリスト

01. パーティーはIZUKO? ~2019 Ver.~
02. 国民的行事
03. 王者の休日 ~2019 Ver.~
04. 人生
05. 基準 ~2019 Ver.~
06. ストロングスタイル ~2019 Ver.~
07. One feat. SONOMI
08. スタート ~2019 Ver.~
09. アグレッシ部 ~2019 Ver.~
10. 瞬間speechless
11. かも ~2019 Ver.~
12. EGAO
13. もしかしない
14. トランキライザー ~2019 Ver.~
15. 素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI
16. 涙止まれよ feat. SONOMI
17. ひとりじゃないのよ feat. SONOMI
18. 音色 ~2019 Ver.~

※「1(マルイチ)」の「1」は丸囲み文字が正式表記。

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ふくりゅう@音楽コンシェルジュ @fukuryu_76

【ライブレポート】KREVAがThumvaこけら落とし公演で打ち上げまで配信、プロのクオリティ見せつける(写真13枚) https://t.co/Snl4qq5Vdm

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