6月26日(金)に
会見には綾野と星野に加え、キャストの
本作は警察内部で“なんでも屋”と揶揄されながらも犯人逮捕にすべてを懸ける初動捜査のプロフェッショナル「機動捜査隊(機捜)」が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指し奮闘する物語。綾野は機動力と運動神経はピカイチだが機捜経験がなく刑事の常識にも欠ける伊吹藍、星野は観察眼と社交力に長けているものの自分も他人も信用しない理性的な刑事・志摩一未を演じる。自身の役柄について綾野は「本能的な人で何故かいつも機嫌がいい、そんな感じの人。運動神経はピカイチで機動力は相当強い部分がある。ネチネチしてなくて切り替えも早い気持ちのいい男」と説明。星野は「冷静沈着で自分の感情にあまり流されない操作をする男。推理力もピカイチで警察としての能力がすごく高い。言葉遣いが野蛮な役柄です。人を信じていなくて、自分のことも信じられていないんですが、その理由が回を追うごとにわかっていきます。すごい能力があるんだけど過去にいろんなことがあっていろんなものを抱えている人間」と志摩のキャラクターを分析した。
伊吹、志摩と同じく第4機動捜査隊に所属する九重世人役の岡田は「狭き門を通ってきたエリートな役どころゆえに4機捜の中で生意気な態度をとってギクシャクしていくという役です」と役柄について語る。そんな九重とバディを組む陣馬耕平役の橋本じゅんは「皆さんをコネクトしていくつなぎ役。みんながジャズやロックだとすると僕だけ演歌の居酒屋というところで、『全部俺のところに持ってこい!』というような男です」と陣馬のキャラクターを明かした。
ドラマの見どころについて話題が及ぶと綾野は「バディ」と書かれたフリップを手に「僕と源ちゃんのバディもそうですが、九重と陣馬さんのバディや麻生さんを含む5人の関係にもバディ感があります。過去にいろんなことがあって昔からそこに関わっている人間とか、サイドストーリーが1話の中に隠されているので見どころです」と熱弁。星野とバディを組むことについては「もう3話くらいまでは撮れています。とてもいい関係なので、このまま最後まで一緒に完走したいと思っています」と意気込んだ。
また星野も「いわゆる自粛期間の前も充実していて、撮影が毎日楽しくてしょうがないです。プロフェッショナル中のプロフェッショナルがたくさん集まって、企画の段階から脚本、演出、現場のスタッフも含めて面白いことをやろうというのが明確にあるんですよね。今までテレビドラマで見たことないものがどんどんできてくるワクワク感が楽しいです」と本作の魅力を語り、「バディものだとよく凸凹コンビとか言いますが、僕らはそういう感じもありつつものすごく独立した存在なんです。このバディの関係はあまり見たことがないですね。でも何かつながるものがあってそれがどんどん深まっていくストーリーで、観ていて『またか』という感想はないと思います。新しいものを観ている感じがします。観たことのない展開のうちに2人のバディをより好きになっていくんじゃないかなと思います」と本作が新しいバディものであることをアピール。綾野がそれに同意し「バディと言えば凸凹だからお互いのダメな部分を埋め合うものが多かったと思うんですが、お互いで総力を増すという感覚ですね」と述べると、星野も「“かける”っていう感覚ですね」と綾野の意見に共感した。
星野が本作の魅力として挙げたのは「展開」。「野木亜紀子さんが脚本でオリジナル作品なんですが、脚本ができていくたびに『うわこうなるんだ』という驚きがあり、新鮮なアイデアが増えていくのが楽しいです。刑事ドラマは捕まって一件落着の場面があると思うんですけど、その先もあるので『どれだけ楽しませてくれるの!』というエンタテインメントになっています。しかもただ楽しませたい、驚かせたいというだけじゃなくて全話のストーリーが4機捜全員の人格や歴史、全部に理由ある展開になっています。毎回見逃せるところがないので、ぜひ1話ずつじっくり観ていただきたいですし、繰り返し観ていただいても面白いと思います」と野木亜紀子による綿密な脚本に感激した様子を見せた。さらに星野は伊吹と志摩のみならず、九重と陣馬のバディに注目してほしいと語り、彼らの関係性について「萌え萌えです。この2人のバディは超萌えます。真ん中ぐらいに超萌えシーンが出てくるんですけど最高です」と絶賛した。
伊吹、志摩、九重、陣馬要する第4機動捜査隊と、第1機捜隊を束ねる隊長・桔梗ゆづるを演じる麻生は本作について「2話まで拝見してとにかくリズム感があると思いました。スピーディで飽きさせない展開です。キャラクターが魅力的ですし、米津(玄師)さんの曲も素晴らしくて見どころしかないです」と本作のリズム感と主題歌「感電」についてコメント。さらに「私、隊長として頼りないんじゃないかと日々反省しながら撮影しているんですけど……」と弱音をこぼすと、星野が「芝居の中でよく怒られるんですけど、バスンと怒ってくれるので気持ちがいいです! もうちょっと怒られてもいいぐらい」と発言し、綾野も「もうちょっとテイクを重ねてもいいぐらいです」とそれぞれ願望を明かした。
会見が終盤に差しかかり、綾野は「皆さんお待たせしました。待っていてくださったことに大変感謝してますし、すごくうれしいです。僕たちもこの作品を必ず届けたいという思いで今日までやってきましたし踏ん張ってきました。皆様の期待を裏切ることのない新しい作品になっています」と作品についてコメント。もうまもなく配信が終わることが告げられた星野は「観てください。最低3話まで観てください。そしたら全部観たくなりますから!」と手短にアピールし、会見の幕を閉じた。
なおドラマ主題歌「感電」は8月5日にリリースされる米津の5thアルバム「STRAY SHEEP」に収録されることが決定。「MIU404」初回放送で音源が解禁される。
TBS系「MIU404」
初回放送:2020年6月26日(金)22:00~23:09
(以降、毎週金曜22:00~22:54放送)
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綾野剛&星野源「MIU404」ライブ配信会見で見どころ語る、麻生久美子は米津玄師「感電」を絶賛 https://t.co/jNLIUcpZr2