2019年7月に7年ぶりのオリジナルアルバム「THA BLUE HERB」を2枚組で発売し、10月にはシングル「ING / それから」を発表するなど精力的なリリースが続いているTHA BLUE HERB。彼らにとって9カ月ぶりの新作となる「2020」には、表題曲に加えて「IF」「STRONGER THAN PRIDE」「PRISONER」「バラッドを俺等に」の5曲が収められる。
彼らは今作について「2020年に何が起きて、何を想っていたのか、何を恐れ、何を望んでいたのか、歌われているのはあくまで主観ではありますが、このタイミングでしか鳴らせない曲を創りました」とコメントしている。
THA BLUE HERB「2020」収録曲
01. IF
02. STRONGER THAN PRIDE
03. PRISONER
04. 2020
05. バラッドを俺等に
THA BLUE HERB コメント
待ったなしな現在時刻、予想もしなかった災厄に見舞われている真っ只中、皆様いかがお過ごしでしょうか? 相次ぐライブの延期や中止、推奨されるソーシャル・ディスタンス、元々あった分断はさらに深まり、心近しい人とでさえ握手もハグもままならない日々。人と人の間を繋ぐものとしてSNS上では即効性のある音楽が大きな安心感や繋がりの実感を与えてくれています(それを否定する気は全くありません)が、我々はやはり、決定的な作品として、形あるものとして、今年、「2020」年、そのものをタイトルに掲げ、再びCDを発売します。
一挙手一投足に賛成反対入り乱れていたとしても、とても重要な時を生きている実感は誰にでもあるはずです。今は2020年ですが、流れ去ったタイムラインの果て、いつかの未来、もしも生き残れたならば、この年を振り返る時は誰しも必ず来る。2020年に何が起きて、何を想っていたのか、何を恐れ、何を望んでいたのか、歌われているのはあくまで主観ではありますが、このタイミングでしか鳴らせない曲を創りました。
そして、同時に先の見えない混沌とした状況そのものが、つい最近まで当たり前のように享受していたものが持つ、かけがえのない価値に気付かせてくれもしました。我々にとってのそれとは、果てしなく続けてきたライブの現場で見てきた景色そのものです。地元札幌から遠く離れた街、そこに住む人達がひしめき合い、時に体をぶつけ合いながら、ステージ上の我々と向かい合い、想いを言葉や怒号、声で表し合う。それが普通だった日々。我々にとっては今まで何度も歌ってきたトピックではありますが、この離れ離れの日々が、表現に新たな着眼点と未知の余韻を与えてくれました。
この非日常が、やがて日常になってしまうのか、誰にも判らないこの日常を、そして遠ざかってしまったかつての日常を、曲にしました。
皆様、家族、仲間共々、どうかご無事で。
whydoublewhy??? @w2dif
フィジカルでのリリースってやっぱりいいよね。
サブスクや配信の良さに触れること多かったこの数か月だったからこそ、改めて思えるっていう。
#TBH_2020
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